Monthly Archives: June 2019

水曜日の野鳥の会


 

Wood Duck アメリカオシ

朝6時に起きて、出かけて行きました。朝日を浴びている Phoebe 。

Red Cliffs Audubon という野鳥の会を発見。そこで早速先週の水曜日に行って来ました。残念なことに、もう厳しい夏が始まっているので、今回がこの時期最後の定例散策なんだそうです。

Neotropic cormorant ナンベイヒメウ。野鳥の会の人たちは鳥の知識が豊富で助かります。

あまり鳥もいなくて、みんな残念がっていましたが、それでも、さすがに鳥に詳しい人たちばかり。何かを見つけると名前がスルッと出て来ます。私にはウレシい!

ここでの収穫は二つ。私にとっては初めての Wood Duck に出会えたこと。すでに北上しているはずなのにねーと、みんなが不思議がっていました。この一羽だけ出遅れてしまったんでしょうか?

もう一つは野鳥の会の人たちと知り合えたこと。しばらくお休みになってしまいますが、9月過ぎからまたスタートするとの事でした。

Bullock’s Oriole のオス

Bullock’s oriole の子供

7月にはZion 国立公園の北の方に遠足があるらしいです。ちょっと遠いので、まだ体調が回復していないバンちゃんにはどうかなー。できたら行きたいです。

真昼のマーチ


昼下がり、静かだと思っていたのに騒がしい。
わー、窓の外、ウズラの巨大家族の大行進!!!

慌ててカメラを持ち出したので、ボケてます。40から50羽ぐらいいたと思います。気が付いた時にはすでに半分ぐらい隣の庭に飛び降りていたと思います。

はて・・・そんなに卵を産むとは思わないんだけど、2-3家族一緒に行動するのかな?調査が必要ですねー。

すごく若いのからちょっと成長しているのまで、いろいろ混ざっている感じです。

しばらく見なかったので、どうしたのかなぁと思っていたんですよね。

こんなに大群で訪問を受けるとは思いまよりませんでした。

こんな騒動にミソサザイは起こされてしまいました。

もうちょっと静かにしてくれない?こっちだって頑張ってるんだよ。

こちらは後どのぐらいでしょうか。楽しみですねー。

おっと、まだ小さすぎてついていけないウズラがいます。

塀が高すぎて飛べない・・・!

どうしよう〜?パティオをウロウロしています。

ようやくベンチの背に飛び乗って、なんとか塀の上まで登れました。

よかったね〜。

遠くで見ていたトカゲも喜んでいたに違いない。それにしても、このトカゲ、結構格好いい。お腹のあたりが緑色で黒い縞々模様。Zebra-tailed lizard だと思います。

まだ毛が生えきっていないウズラの子供達、全員無事に成長しきることができるのか。毛は生えきってないかもしれないけど、しっかりしてるよ!と言いたげにキリッとポーズをとってくれた若いウズラ君でした。

ブライスキャニオン国立公園の名前


Horned lizard サバクツノトカゲ

フードゥーの数と規模で世界一とされる、Bryce Canyon 国立公園の名前の由来に迫ります。ちょっと大げさ〜ぁ。ウィキペディアのページにしっかり書かれてましたね。

要約すると、Canyon (渓谷)という名前がついているけど、渓谷じゃない。渓谷は川が流れてこそ谷ができ、渓谷となるわけです。でも、ブライスには渓谷がないんです。じゃ、なんでそんな名前ができちゃったのという素朴な疑問に、レンジャーがいとも簡単に答えてくれました。

周りにGrand Canyon とか Canyonland とか、Glen Canyonとか、Zion もCanyon だったりします。だから同じようにBrice にもCanyonをつけちゃおうって感じのノリでついた。

雪の上を歩くサバクツノトカゲ。こんなに寒いところにも住んでいるとは思いませんでした。

本当かなぁ〜。

ということで、Cedar Breaks の訪問で驚いたこと、3つの紹介でした。

ようやく膨らんできたアスペンの蕾。ここCedar Breaks の夏は短そうです。9月ごろにはもう色づいて秋を迎えているかもしれません。

ちなみに、毎週土曜日には夜空を観測するグループが集まって寒い夜空を鑑賞するとのことでした。Star Gazing 私たちも一回ぐらいは来てみたいな。

Hoodoo の秘密


ブードゥーではありません。Hoodoo、 フードゥーです。日本のウィキペディアサイトによると、土柱(どちゅう)とされています。

Brice Canyon 国立公園のフードゥーはその数と規模、そして美しさから世界一とされています。アンフィーシアターから眺めるフードゥーの群はとりわけ朝、夕の光に浴びることで美しさが想像を絶します。カメラを持っていても、一体どうしたらこの美しさを捉えることができるのか、ただ、立ちすくむのみです。

ブライス、そしてCedar Breaks のフードゥーは基本、同じです。同じ高原に位置して、同じように昔海だった場所です。そこに鉄分の多い堆積物がつもり、赤く科学変化が起こり、綺麗な地層になっていきました。また、硬い地層に柔らかい成分が染み込んでいったことにより、温度差によって膨張、収縮を繰り返しながら淘汰されていった結果がフードゥーです。

赤い松かさ。6月も末だというのにここは春が来たばかり。

当然、長〜い時間を経て今の形になりました。それが物語です。ただ、物語は止まることなく今も進行しているところが、悲しい。

Cedar Breaks はブライスのミニバージョンみたいな記述を時々見かけま。フードゥーの量から言えば、そうかもしれません。でも、決定的な違いがあり、それが存在価値を維持しているといっていいでしょう。

それは、高度です。(もう一つありますが、それは次回ね。)地殻変動でハリケーン断層の近くの Cedar Breaks は高く隆起し、ブライスはそれほど隆起しなかったということでしょうか。

ブライスの高さは7000 – 9000 フィート(2400 – 2700m、八ヶ岳の権現岳ぐらいの高さ)。でも、Cedar Breaks の高さは 10350 – 10500 フィート(3155 – 3200m、南アの北岳と同じぐらい)なんですね。この差は大きいです。

なぜなら、寒さが違い、寒い期間も当然長くなる。ブライスの岩が凍りつく日数は年間200日ぐらいとされていますが、Cedar は毎日です。つまり、侵食の進行がそれだけ早いんです。だからフードゥーの数が少ない。

アンフィーシアターの大きさはCedarの方が大きいのに、侵食のスピードが断然早いため、フードゥーの数が少なく、ブライスほどの息を飲むような景色ではないのかもしれません。

フードゥーは今も変化し続けている。

それがフードゥーの秘密。毎年、どこかのフードゥー、もしくは崖が目に見えて崩れていくとレンジャーが話していました。諸行無常を理解する日本人には驚くことではないのかもしれませんが、何万年もの時の流れの中で毎年のように変化するCedar のフードゥーに切なさ、美しさを感じます。

このビジターセンターももしかしたら数年後には無くなっていたりするのかな?いやー、それは早すぎだよねぇ?

地殻変動 Cedar Breaks National Monument


最初に、 National Monument の日本語訳について。いつも悩みます。いろなところから収集した資料をまず、まとめておきます。

その定義に当てはまる言葉が日本語にはないことがそもそもの問題なんですね。

  • National Park:  こちらは国立公園で問題ないでしょう。国の管理のもと、傑出した自然公園として指定されている。
  • National Monument:  国の指定というより、大統領が一人で指定することができるところが一番の違いで、国の予算で管理されているところは同じです。保護されるものの数の多さと予算も違うらしい。天然自然物国定記念物みたいな訳語になるんでしょうか。
  • State Park:  都道府県が管理している見地から国定公園に近いのかな?

ということで、Cedar Breaks 国定記念物

地質学についてほとんど知識のない私にも、とても面白かったレンジャーの説明に、「そうだったのね〜!」と感心したことが3 点ありました。

  1. Cedar Breaks という名前の由来。
  2. 近くにあるHoo Doo の奇岩がたくさんある Brice Canyon 国立公園との違い。
  3. Brice Canyon 国立公園の名前は間違っている!

今日は話が長くなるので、一番目について書きます。

地球の歴史60億年に比べると、かなり若いですが、ようやく火山や地殻変動がひと段落した頃、9千万年ちょい前からスタートです。ということは、恐竜たちの繁栄の終わりの頃。

この地帯はコロラド高原の最西端に位置します。Zion, Canyonland, Grand Canyon などがある同じ高原です。そして、この辺は海岸沿いの一等地だったんですね。波が寄せては引いて繰り返し、あらゆる所から運ばれてきた堆積物が化石をたくさん含みながら茶色い地層になっていったとパンフレットには書かれています。

そして、ここには Hurriane Fault (ハリケーン断層)が走っていて、1千万年ぐらいかけて地震を繰り返し、高原の西側、今の Cidar City 、は低くなり(5,800 フィート、1,767m) 、その反対側、Cidar Breaks 近辺はぐんぐん盛り上がり、10,350 フィート (3,155m)まで上昇しました。

Amphitheatre から見下ろす景色。遠くに見えるのがCedar City.

ようやく春が来たよとロビン君。

つまり、断層によってCedar 地帯が2分割されてしまったから、Break (割れるという意味)という言葉が名前の一部になったんですね。そ〜か〜。納得!

補足です。荒地のことを昔はよくBreaks と言っていたからとも言われています。でも、断層による分割があったからという説明の方がグッと理解できちゃいますよね。

ここは山ではなく高原ですが、高さのイメージを掴むために日本の山と比べると、日本の二番目の山、北岳よりちょっと高いところにある高原ということになります。どおりで寒いわけです。つい先週まで雪が降っていたので入れませんでした。また、ハイキングコースはまだ通行止めとなっています。多分、7月ごろから解禁されるとのことです。富士山の山開きと同じですね。

道端のアスペン。まだ雪が積もってます。

Chipping Sparrow が捕まえた獲物を見せてくれました。

ちなみに、私の住んでいる所、St George は海抜 2,860 フィート、872m です。支笏、洞爺地方の天狗岳と同じなんだ。こちらの日本の山一覧(高さじゅん)サイトを見ながら、ふむふむ、そっかー。

高い山トップ10のうち、3つしか登ってなかったのね。もう登る機会もないかなと思うとちょっと残念です。

近くの名もない公園


鳥を探しに出かけました。でも、もう10時過ぎ。いないな〜。

Globe Mallow 、可愛い花。

もちろん、トカゲ君。

大した収穫もなく帰ろうとしていた時です。

わー・・あなた、誰?

ヒゲが長い〜!ネズミの一種なんでしょうね。夜行性なんじゃなかったっけ?可愛いんだけど・・・うちには来ないでね!

落し物の話


落し物というか、落とされた物と言えばいいのかな。人間以外の排泄物の話。すみません!

犬、猫、馬、鳥、この辺の落し物は有名どころなので話す必要はないと思います。コヨーテ、ウサギなども、まあ、わかる。そしてネズミも。。。と、思っていたんですが、どうやらそうでもないらしいんです。

念のため、この Desert Cottontail は走っているだけです。夕日を浴びて綺麗ですよね。

閑話休題、こちらの落し物・・・

てっきりネズミだと思ったので、近くのアイビーも全部刈り取って、その道の専門家に来てもらって囮の餌が入っている箱まで設置したんですが、餌は全く手付かず。相変わらず毎晩の訪問と落し物がありました。そこで専門家の大親分のお出ましです。

彼曰く、「ふむ、コウモリかもしれませんねぇ。」

「え〜っ?!!!」

中庭には格子が付いているし、コウモリがぶら下がる格好の場所が他にもあるし。

ということで、ネズミ用の餌箱も念のためしばらく設置しておきますが、今度は上からの落下を観察することとなりました。

ちなみに、中庭にはこんなのも結構見かけます。専門家曰く、こっちはヒキガエルなんだそうです。山猫だったらどうしようなんて思ってたのに、温泉に浸かりにくるヒキガエルだったとは・・・それにしても、大きい〜!

あまり触れたくない話なんですが、まだ謎の問題なので書いておきました。

気分直しに、もう一枚、可愛い Desert Cottontail の写真で締めます。

 

今日のご褒美


この地に来て初めて撮れました。Bullock’s Oriole。ウレシいです! 日本語で何というのでしょうかねぇ。

朝から野良仕事、頑張りましたから。

セージを半円形に刈り込みました。芝生にせり出し過ぎて、スプリンクラーが作動してませんでした。

それから、

なんと、

大好きな Choila の選定に挑戦しました!

何しろ、ちょっと触っただけでジャンプして飛んでくるというカクタスですから、ちょっと怖いです。熊手を使ってバシバシ枝を落としました。

これで来年も可愛い花を咲かせてくれるだろうと期待します。

最後におまけ、ハミングバードも撮れた。とてもシンプルだけど、今日もいい日だったなぁ。

三つ目だ〜!?


どうやら模様なんかではなく、トカゲには本当に第3の目があるらしいんです。頭の上の黒い部分は目ではありません。でも、真ん中の白っぽい所は、3番目の目として機能していらしいんです。すごいですねー。

The parietal eye、頭蓋の頂点にあって、光をを察知する目らしいです。いわゆる本当の目は、下の写真、左の黒い帯の左にちょっとだけ見えます。

便利そうですね。私も欲しい。

ところで、我が家には、カエルの王子様がいて、玄関脇、噴水の横で家を見守ってくれています。

もしかしたら、カエルの王子様が招待しているのかもしれません。今日も我が家の温泉でくつろいでいらっしゃいます。気持ち良さそうですね〜。

夜はカエル


今朝、裏庭にカエルがひょっこり座っていました。日中に見かけるのは珍しい。何か言いたげにこちらを見ています。

何事もなく日が過ぎて、夕暮れ時、久しぶりにバンちゃんと夕食をパティオで撮っていた時の景色。

トカゲが白く光っている虫を見ているような光景です。やっぱりトカゲの国。

夕食後、お散歩に出かけて帰ってくると、玄関前の噴水の中にカエル君。

よく見ると、他にもカエルたちがいっぱい。そうだったんですね。夜はカエルたちの世界があったんだ。今朝のカエルはそれを言いたかったの?なんてねー。

それにしても、このカエルの種類は何でしょうね。カエルのことはよくわからないので、調査が必要です。背中に白い線が入っている。

クレオソートブッシュ


クレオソートって、なんだっけ?

そんなわけで調べてみたら防腐剤とか消毒剤に使われる液体ということでした。でも、なぜそんなものを調べたの?って思うよね。それが今日のお題だからです。

今日も朝から野良仕事。なんと、その名もズバリの低木、クレオソートブッシュが庭にはいっぱいあります。しかも、その一つは庭師のデボンがなんと言おうとおかしい。だから、どうしても剪定したかったんです。

もう黄色い花は散りさって、こんな感じの可愛らしいふわふわボールをつけてます。でも、この木はあまりにも秩序なく繁殖します。だからこんな感じでチョキンチョキン。石の右はデザートウィロー、そして左がクレオソートブッシュ。

地面まで半円形に茂っていたので、下を切り取って涼しくしました。これで我が家のドライブウェーが見えて来たというものです。前は真ん中の石も見えなかったほど酷かった。だから私たちもドライブウェーを見逃してバックしたりして、そりゃもう「不便〜!」

まだ完成ではありません。この低木の主の蜂が道路側に陣取って私の作業の邪魔をします。だから、今日はここまで。もっと綺麗に枝を切り取るつもりです。

昨夜バンちゃんが疲労困憊の末帰って来ました。それからズッーと、爆睡しています。だから私一人で野良仕事。楽しいなー!そして、ふと、見上げた空・・・

もしや、昨日の裏庭の・・・鷹?

そうだとしたら、これはRedtail Hawk アカオノスリです。そうか、これだったかもしれません。カメラを持ち出して来た時には遠くに行ってしまって、これだけ。きっとまた来てね!

ついでにお隣のソワロを見にいくと、まだ花が咲いてない。この調子だと、明日もまだかなぁ。

などなど、カメラ持参で変なおばさんがウロウロ。と、そこへ・・・ウワッ!

あれは、Grosbeak?  

こっちはGoldfinch。黄色い花に囲まれて、ますます黄色くなってる。朝の野良仕事はなんて素敵なんでしょう。こんなに可愛い鳥たちに会えるんだ。そして、まだまだあるよ。帰ってくると・・・

先日購入したRainbow Pincushion というサボテン。なんと小さい花を咲かせ始めました。

もう〜、いやになってしまうくらいウレシい!!!一人で頑張ってる良い子。そんな子には鳥や花たちがご褒美をくれるんだ。ありがとう!

 

再び静かになったトカゲの国


先週はカリフォルニアから友人二人が遊びに来てくれました。

たった一人で寂しかろうと、楽しくワイワイ女子会の90時間。買い物に料理、そしてワイン片手におしゃべり。

そんな楽しい時間も過ぎ去って、静かなトカゲの国に戻りました。

そして、明らかに季節の変化が見えます。ユッカちゃんはもう最盛期が過ぎて鼻がポトリポトリと落ち始めてます。

Desert Willow も大方花が散りさってしまいました。

隣の家のSaguaroの花が咲き始めました。昨日見た花はすでになく、本当に一年に1日しか咲かない。頑張って明日は見逃さないようにしなくちゃ。こんなに大きくなるまで何年かかるのかなぁ。

ということで、庭の鉢に植えてあるパンジーとはサヨウナラの時が来たようです。そこで、こんな感じにアレンジしました。

どんな花が似合うのかまだわからないので、とりあえずパンジーとは全く違った感じの花揃え。ちょっとショボいかなー?

こちらは可愛らしく根付いてくれました。

それから、アガベもゲットして来たよ〜!欲しかったんですよ。私が欲しい種類がなかったので、とりあえずシャークスキンという種類。前庭に植えたい。

ところで、今日はすごーい体験をしてしまいました。

裏庭の右手、あまり行かない場所の方でバサバサ凄い勢いで何かが起こっていました。ちょうど花を植え終えて、やれやれ、腰が痛いなーと思っていたところ。突然バサっ!白地にまだらの茶色っぽい点々の鳥、まさに鷲が塀に舞い降りたんです。Cooper’s Hawk みたいな感じ。じーっとしていましたが、向こうも動かない。

そこでソロリソロリとパティオのドアを開けて中に入って一目散にカメラを取って来て見たら、当然ですが、いなくなってました。あーあー、何事が起こったのかな。獲物を見かけたのかな?と、窓の外を見ていたら、再び突然、今度は私を威嚇?観察する様に、窓の近くまで飛んで来てそのまま飛び去って行きました。あの迫力はすごい!

当然、一枚も写真は撮れてません。

この巣箱がある方の庭で起こりました。覗いてみると鳥たちが騒いでました。もしかしたら、これが目当てだったのかな?