もう春が来ている


久しぶりに Shoreline パークに行った。私にとってここは特別な場所。
大ちゃんが小さい頃毎週末、来ていた。
自転車に乗ったり、ローラーブレードをしたり。そう、デートもした。
そして、ちょっと前までは一人で歩いていた。夕暮れ時の風景に泣いていた。

金色に染まって光る水面と、紅の空。そんな光を受けて遊ぶ鳥達。みんなやさしくて、美しすぎた。
心が痛すぎて、硬くなっていたんだね。
そんな心を癒してくれた。そして、明日へと導いてくれた。
20130203-IMG_8633
昨日はばんちゃんと一緒。まだ足の怪我が完治していないけど、一緒に来てくれた。
ゆっくりと夕暮れ時を歩く。ラッキーなことにサギが近くでお食事をしていた。だから一気に500枚もパチパチパチ。

Butano State Park


Santa Cruz から Halfmoon Bay に向かう途中、Butano公園に立ち寄りました。

森の中は雨が降っているわけでもないのに濡れています。
暗い森の中を光を求めて、宝探しのよう。
20121103-IMG_7493.jpg

バナナスラッグの黄色い色も目立ちます。

アンテナのようなものが4本もあるとは知りませんでした。
この写真のスラッグは多分15cmぐらいもある、巨大なものでした。

特徴になるようなものは何もないのですが、とても落ち着く公園です。

20121103-IMG_7541.jpg公園の外の牧場には牛がたくさんいました。
Belted Gallowayという、白い帯が特徴です。

さあさあ、急がなければ。
日はすでに暮れようとしています。

20121103-IMG_7580.jpg

海岸線に戻った時は、もう空が赤くなりかけていました。

凧揚げをしている家族連れを見ながら、私たちも浜へ降りていきました。

凧揚げをしている女の子と話したり、写真を撮ったり、
波の音を聞きながら
風がうなじを通り過ぎていくのを感じていました。

20121103-IMG_7649.jpg

おやおや、たいへん、
いつの間にか足元も見えないほど暗くなってしまいました。

駐車場にはMr. Sherlock がポツンとたたずんでいました。
彼のボディーにかすかに反射していた夕日は、また格別に美しく映えていました。

20121103-IMG_7662

Halfmoon Bay のPasta Moon は私たちのお気に入りのレストランです。

ここのピザは食べ始めたら止まらない、何枚でも食べられる危険なもの。
いたってシンプルで、さっぱりしたトマトソースとバジルと生モツァレラが極薄のピザ生地に乗っているだけ。

カクテルとピザでカウンターに座りながら生演奏を聞くというのがオススメです。

道路標識を読解する


なんでもプロジェクトにすればいいってもんでもないんですが、写真の整理がしやすいからとしておこう。

きっかけは今年のいつか。
うちから10分ぐらいの所、Saratoga という街のHwy 9 からHwy 85 に抜けるQuito Road という静かな道を走っていた時のこと。

20120923-IMG_6848

20120923-IMG_6854
 「静かでいい場所ね。」と、私。

「うん、この辺、いいよね。」と、ニコニコしながらばんちゃん。
ほどなくして、彼が急に車のスピードをググッと落とした。
「どうしたの?」
「スピードリミットだから、ほら。」
指差す方向に、黄色いサイン・・・ 

「ふーん、22マイルね・・・ エッ、22マイル???」 

20120923-IMG_6855

いやー、鈍い。気がついた頃には標識はずっと後ろの方。
ばんちゃんはずっと笑っていたんだ。
彼は最初から私がどんな反応をするか、見ようと思っていたらしい。

「チッ、やられたぜー。」

なぜ20マイルでも、25マイルでもないのか。
22マイルなんて、Mr. Sherlock の速度計では到底計れない。
これはジョークとしか思えない。
オソロシや~Quito Road。公然とこんな標識を掲げているとは!

20120923-IMG_6843 ちょっと話はずれますが、最近のオーブンを思い出させてくれる。

ケーキを焼く時、
「オーブンを352度に設定してください・・・」なんて書かれたレシピを見たことがある。
最近の Convection オーブンはディジタル表示なのでそんな事が言えるんだろう。
(ちーと悔しがってる私)
ウチのオーブンでは、350度か375度設定がせいぜい。
 「でもサー、そんなんでいいんじゃないの~?」

閑話休題

先々週、もう一度Quito Roadを走ってみたら、22マイルどころか、19マイルも21マイルも発見したよ。

20120721-IMG_3653
と、いうことで道路標識プロジェクト、立ち上げ!

今年のアリゾナ、ユタ旅行中にも面白いサインを発見しているよ。

例えば、これ。

20120723-IMG_4250

普通、くねくねの道の標識って、こんな感じじゃない?

ということで、面白い、わけのわからない道路標識を集めていこうかと思っているのであります。はい。

え?もっとましなプロジェクトはないのかって?

意味のないようなことをしてこそ、真の発見がある・・・

と、誰かが言っているような、いないような・・・
ムニャムニャ・・・

踏み絵のいけない理由


ブログサーフィンはあまりしないけど、今日、このブログに出会ったよ。相手の心を試しているうちは、その人を愛せないよ。

いや~、そうそう、同感。シロクマさん、うまいね~!
漠然とした思考が具体化されて、納得できて、
とっても爽快。
消化不良、もしくは、便秘ぎみだったのが、スパーンと解決できた時のようなすっきり感。

知らないうちに、陥りがちな罠。
私のこと、どう思う~? 
なんて言っているようでは、まだまだねー。

やっぱりこれしなかない。
すべてを受け入れて、信じた後の向こう側にこそ、
今まで見えなかった世界が突然大きく広がってくる。
それこそが人間のできうる最高にすばらしいこと。

それを人は 「愛」 と呼ぶ。
目に見えないけれど確実に、そこに・・・在る。
そんなものを撮りたい。

うわ~、大胆。
でも、カメラを最初に手にした時から、
 これがテーマだったよね。

どうしたら撮れるのか。
まずは、見えないものが見えるようになること。
要するに、人として成長するって事ね。
あれから少しはマシになってきたかしら。

そうね、ばんちゃんには絶対踏み絵なんて踏ませない。
家族や友にに自分がどう受け入れられているかじゃなく、ただ彼らを受け入れよう。

受け入れることって、自分を無にして彼らの世界に入っていくってことなのかな。
先入観とか、自分の価値基準とか、全部取り去って、
彼らのストーリーを聞く。
できたら経験も共有してみよう。

訓練を要しますね~。
人だけじゃなく、動物も、自然も全部受け入れたーい。

きっと、そこから始まる。 私の写真。

記憶をたどってみる


もう30年も前のどうでもいい記憶。この国に来てすぐ、ホストファミリーに連れてきてもらった。
Capitola Beach
霧がすでに立ち込めようとしてた。でも、夏の終わりのまぶしい光に、青い海はまだまだ輝いている。
ペリカンがそばを飛んでいく。遠い昔のトキメキが少し響いてくる。20120903-IMG_6457.jpg
その後も何回も来ていたが、ついぞ繰り返さなかったことがあった。
ビーチへの道の角にあるアイスクリーム屋でアイスクリームを食べること。

絶大な人気があって、いつも列ができていた。あるかなーと思いつつ探したら、あったよ。
依然として列ができてた。

20120903-IMG_6506

残念なことに、昔何を食べたかまでは覚えていない。でも、多分無難なバニラ味あたりをたのんだんじゃないかな。
だって、まだ英語がほとんど話せなかった時だもん。それに、ここでは48種類もの違った味が楽しめるのだ。

ローカルの昔からある店。そんなお店はホッとさせてくれる。
アイスクリームの味と共に、うわ~、記憶がよみがえってきたよ。
今日は大ちゃんと、ばんちゃんと、彼の息子と4人。今日の味、10年後も覚えていられるかしら。

季節の流れを感じる時


ちょっとメランコリーにお散歩。
久しぶりに歩く近所の公園、道端の花、みんなやさしい。
20120902-IMG_6418.jpgちょっとため息をついていた。
目と目があったから、ニコリとご挨拶をした。歩行器でゆっくり歩いていた。
おだやかな日曜日。見知らぬおばあちゃん だったけど、話しかけた。

20120902-IMG_6415.jpgイランから30年前に来たという。家族のことをたくさん話してくれた。
でも、ちょっとわかりにくい英語だったから、半分ぐらいしかわからなかった。それでいい。

季節が変わっていくのが見える時。夏の終わりの暖かい匂いに包まれていた。20120902-IMG_6422.jpg

Sideview mirror project


旅行中って、以外にいろいろな事を思いつく。
そんな中でも、結構地味なアイディアがこれ。じゃじゃ~ん!

サイドビューミラープロジェクト

へへ、たいしたことじゃない。

車の中から風景を撮るのが好きなんだけど、たいていはピンボケ写真となる。

でも、意外に面白いショットの時もあったりする。
そこで、どうせなら積極的に使っちゃえばいいじゃん・・・と、思ったわけ。

20101016-IMG_0260

それに、徒然草の一節なんかも思い出しちゃったりして。

・・・雨の日に月夜を想い、 簾の中から春の移ろいを気に留める風でもない所作は風情がある・・・とか・・・

不完全さに見出す美ってことね。

吉田兼好ほど、風情の究極を求めなくてもいいんだけど、ちょっとクッションがある景色って、面白いかもしれないなーって。
ダイナミックに見えたりもする。切り取りの中の切り取り。
はたまた、切り取りの中の切り取りの切り取り。。。う、うっ、頭が痛い。

20120727-IMG_5661

まだ、どんなルールで撮っていこうかとか、基本方針とか、何もないのね。

ハチャメチャなコレクションになるかもしれないけど、ま、いいじゃん。

20110728-IMG_0471

選択ルールを強いて言えば、
「サイドミラーが入っていて、どこかにしっかりした主張のあるイメージが入っているショット」
ってことでスタートね。

7 月の旅 12 – Mono Lake


旅の最後の場所はここ、モノ湖。
Tonopah から2時間半ぐらいで到着する。
ついに来られた。

20120728-IMG_5889.jpgヨセミテ国立公園を越えたすぐ東側にあるこの湖は、
写真家には人気があるらしい。

でも、私にとっては、遠い存在だった。
クパチーノの家からは 4.5時間ぐらいかかるから、
一人で運転して来るには、ちょっとシンドイ。

ばんちゃんいわく、朝日とか夕日の瞬間をここで撮る為に、1泊、もしくは2泊する人達が多いとか。

タイミング悪くお昼時。
写真を撮るには最悪の時間帯だ。
それでも十分楽しんだよ。
Tufa という石灰石のボコボコした石が白くて、青い水と一緒に美しい景色を作り出してくれる。

この後、私たちは、少し北上し、395号線沿いのかわいらしい町、Bryant Field でお昼を食べて、超特急で家路についたのでした。

7 月の旅 11 – Great Basin NP


悲しいことに、キャニオンランズ最後の日と、GreenRiverという町での写真がない。

またー?トリプルショックで感覚が麻痺してくる。。。なんて事ないですよ、これは。
今回のファイルマネジメントは、本当に痛い痛い教訓となる。

ほどよく疲れをとり、そこから6号線を西へ、西へと向かう。
夜までにネバダ州のTonopah という町まで急がなければ!

さて、突然ばんちゃんが、Great Basin 国立公園に立ち寄ってみようと言い出した。
急いでいるのは彼のほうで、私はさほど急ぐ理由もなく、
軽くオーケー。

行ってみて後悔した。
不便な場所にあることもあり、あまり知られていないこの国立公園は、確かに地味な印象を受けた。
でも、洞窟があり、13,000フィートもあるWheeler Peak という山もあり、、Bristle Pine Coneも生息する、魅力的な公園なのだ。でも、私たちには時間がない。

20120727-IMG_5816.jpgインフォメーションセンターのおばさんはとても親切にいろいろと説明してくれた。
訪問客があまりいないからかしら。Wheeler Peak の麓まで行って帰ってくるのが精一杯で、本当に残念だった。

ここを再び訪れる機会があるだろうか。確立は低い。
こんな時、聖書の聖人達をうらやましく思う。100歳まで、いや、200歳まで生きられたらいいのにな~。

でも、アスペンの林に思いがけず会えたからいいとしよう。20120727-IMG_5811.jpg

Tonopah の町に着いた時は、すでに日が沈んでいた。

7 月の旅 10 – Canyonlands NP, Hardscrabble


White Crack にはあと一日居たかった。
そんな名残惜しさをかかえながら、次のキャンプ地に向け出発。

この辺一帯は、Google マップに載っていなかったから、ルートの作成ができず、苦労した場所だ。

そうこうしている内に、有名な場所にたどり着く。グリーン川が馬蹄形をしていて、Turks Head という名がついている。
この写真は、17 mm の超ワイドレンズで撮った。崖っぷちスレスレに歯を食いしばって立ってみても、全景を撮れない。
なにしろ、風が強くて、コワイのだ~!

20120725-IMG_5113

この後は、少しずつ、景色が変わってくる。高度が徐々に下がり、グリーン川が近くに見えてくるからだ。

キャンプについたのは、多分午後3時ごろ。Hardscrable という名の通り、荒れた道を越えないとたどり着けない。
でも、キャンプサイトは静かなグリーン川の横だった。。。が、暑い!!!気温は110度を越えていた。

日陰もないので、車の横に日除けパーカーを付けることにした。でも、うまくいかないのね、これが。そこで、ばんちゃんは爆発。暑いですからね~。何とか張り終えた時には、彼は死にかけていた。
そこで、水でビショビショのタオルを、無理やり頭からかぶせた。日本の旅館に泊まった時にもらってきたタオル。
細長いから、結構使えるのね。嫌がっていたが、その日は手放せないタオルとなった。

夕食後、半月の出る中、星を撮った。理想は月が出ていないこと。天の川を撮るには、真っ暗がいい。
苦しみつつも、時間を10秒、20秒、30秒と延ばしながら撮っていくと、少しずつ見えてきた。
20120725-IMG_5274.jpg

月の光で程よく照らし出された風景も悪くない。
初めての天の川のショット。微かにしか見えないけど、上出来よ!

7 月の旅 9 – Canyonlands NP, White Crack


今日はいよいよWhite Rim Trail に降りていく。
一旦、公園を出て、ガソリンをさらに補充して、最後の冷たい水を飲んで出発!

まずはShafar trail というくねくねの道。

20120723-IMG_4238

上から見たときは、ちょっと怖いかなと思ったが、走り始めると、そうでもない。
このあたりなら、すっごく気をつければ普通の車でも走れるかもしれない。
うーん、やっぱり4厘駆動じゃないとだめかな。

長いドライブの末にたどり着いこのキャンプ場は、1グループしか泊まれないのにもかかわらず、すばらしい景色だ。しかも、暑くない。

夕日は勿論豪華な自然からの贈り物だったが、実は、ここで出会った微生物には、もっと感激してしまった。

20120724-IMG_4695Tadpole Shrimp 
調べたら日本語ではカブトエビと呼ばれ、そんなに珍しくないことがわかってきた。
それでも、生きた化石と呼ばれる理由は、昔のままの形を保っていて、目が3つあること。
ほほ~、確かに散っちゃい目が真ん中に見えますね。

たとえ水溜りがなくなっても、卵を産み落としているから、いつか雨が降り、水溜りができたらすぐ孵化することができるんだって。
この場所で生きる生物の典型ね。

ということで、私たちは空を仰ぐだけじゃなく、水溜りの中も真剣に観察するようになり、日は暮れていったのでした。

20120724-IMG_4759

7 月の旅 8 – Canyonlands NP, Willow Flat


さて、いよいよ旅のメインイベント。キャにオンランズ国立公園に入る。

  • ガソリン・・・チェック
  • 水・・・チェック
  • 食料・・・チェック

これさえあれば、一応生き残れる。

この公園は広大で、三つの地区に分かれる。

  • Island in the Sky
  • Needles
  • Mesa

私たちは、Island in the Sky という、コロラド川とグリーン川に挟まれた地区のみを旅することにした。

Island in the Sky… 空に浮かぶ島(勝手に付けた訳語)

見下ろしているのは、White Rim (白いふち)と呼ばれている地区。この地層はペルム紀のころ形成されたとか。2億5000万年前。恐竜が出てくる、ずーっと前の時代ね。

いやはや、とんでもない時間の流れ。
私たちは、翌日からその1200フィート下に見える、White Rim trail の白いふちの辺りを通り抜けているのでした。

20120723-IMG_4348

8月、当然暑い。でも、不思議なことに、自然の物語の前では忘れてしまうんだねー。迫力に圧倒されまくる。
そして、モンスーンの季節。
Wikipedia のページに調度キャにオンランドの稲妻のビデオが載っている。まさに、そんな感じの毎日でした。

午後には必ずどこかで雨が降り、雷が鳴り響く。
こんなに空が広いと、蒸発した水蒸気が上昇し雲となり、雨雲となり、雨が降るという図式が一目でわかってしまう。一日中眺めていても飽きない。

とりあえず、豪華な夕日絵巻に満足し、キャンプ第一日目を終えた。

20120723-IMG_4330