Monthly Archives: October 2015

足の運び方


Fitbit… 昨日は楽勝で16k歩いちゃったもんね。今日も11k達成。

歩くこと、赤ちゃんの時に伝い歩きから始まって2本の足でバランスをとる感覚を習得し、一歩を踏み出してから始まった。母親に教えられたわけでもない。誰かの歩き方を見て学習したのかな。本能的なもののようだけど、詳しいことは専門家に任せておきましょか。
20150930-_MG_670710年以上前に外反母趾の手術を受けた時、足専門医に私の歩き方を観察してもらい、矯正用の靴底を作ってもらいました。矯正靴底でちょっと内股になり気味なところを直すとういうことでしょうか。でも、これは歩き方の練習とはちょっと違う。

で、今、初めて歩き方を学習してます。ただ、ダンスのステップの踏み入れ方。

ダンス入門の方法は、多分、日本のダンススタジオとは違う。私たちの通っているArthur Murrayでは楽しくレッスンを受ける事からスタートなので、日本で言われる基本第一なんて言葉は一つも出てきません。まずはステップを覚えて、楽しく踊る。荒削りだけど、一応みんなと一緒に音楽に合わせて踊れるようになる。それだけです。そこが終了すると、次の段階に入り、初めて技術の訓練となるわけです。ブロンズ2の卒業テストに90%パスした私たちは、その技術の段階に入ってきたようです。ダンスレッスンを始めてからすでに2年が経過。亀のようなスピードでも、ついにここまで来たって感じです。

キューバンウォークと呼ばれる歩き方。ランバなどラテン系に使われます。膝の曲げ伸ばしによるヒップモーションが特徴で、普通に歩くのとは真逆の動き方みたいで難しいです。だから練習あるのみ。このビデオのアンダーアームターンは今回のテストの項目の一つでした。

フォックストロット、ワルツ、スウィング、チャチャ、ハッスルなどなど、それぞれ違うんですね。だから大混乱です。ただ、共通しているのはスウィングを除くとみんな足を滑らせるようにしてステップを踏んでる感じ。ターンなど、まさに膝を曲げて伸ばすバネで回転するような感じで、もう一方の足は添えるだけ。また、からだの中心を意識して体重移動するということ、ゴルフやテニスと同じみたいです。

なんじゃー、やっぱりからだの中心を鍛えることはあらゆる面で、大切なことだったんじゃない。私たちの8月29日のショーケースのビデオを見直してみると、確かに・・・初心者だってわかります。足の運び方がステップを踏むだけで精一杯だからです。ステップとステップの間のモーションが拙い。その他にもいろいろありますが、上級者との違いは、多分そこにあると思われます。6964034976_f452387937_o-2

次のステップにどうやって足を持っていくか、あ〜、これも人生と同じだな〜って思うんですよ。
AからBに行く事だけが大切なら、一体人生ってなんなんでしょう。生まれてきたら、みんな死んでいくだけ。ならば、さっさと死んでいけばいいってことになっちゃう。どうやって明日を迎え、どうやって人と話をして、どうやって問題を解決していくか、その対処の仕方が自分を形つくる。

毎日、足の運び方に注意して生きていこう。

うわっー、哲学的な感じになちゃいました。カッコウいい!テヘッ!

Zion, Bryce 国立公園 10 – アスペン


Fitbit…  悔しい。
昨日はダンススタジオでブロンズ2の卒業テストがありました。だから、バッチリ10kは歩いてると思っていたんですね。で、真夜中12時10分前にチェックしてみたら、なんと9,000歩チョイしかあるいてないの。え、え〜っ!と叫びつつ、歩き始めます。
あと1分、あと30秒・・・ヒー・ハー・ヒー・・・9,749歩!時間切れとなってしまいました。
最後は走ってましたが追いつかず。気がつくのが遅かった。今日はせめて1時間前にはチェックしよぉっと。
ちなみにダンスのテストは合格でした。来週、フリースタリルのリビューがあります。こっちの方が心配です。


帰路。

旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる

とは芭蕉の言葉。

風邪が治ったように見えても、またぶり返したりと、一喜一憂の帰路。
「もう、紅葉は終わっているかもしれないね。」と、バンちゃん。
それでも私を和ませてくれようと、14号線沿いのアスペンが綺麗だったという一週間前の情報をもとに、ダメもとで迂回します。

ところが、車中から突然見えてきます。

旅に病んで 光に踊る アスペンの葉

死ぬ間際に詠んだと言われる芭蕉の句が、無念の胸中を詠ったとするならば、私の句は、心が踊りだし、元気になっていく様ね。てへっ!
バシバシ撮りまくるバンちゃん。綺麗に衣替えしたアスペン。これはもう、カメラを持ち出すしかないでしょう。

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そんなこんなで、シェラネバダ山脈の東側を北上し、モノレイクを通過して、Bridgeportという街に宿をとります。

ところで、モノレイクはベイエリアのアマチュア写真家のメッカとでも言えそうなところ。夕日の色がなんとも言えないんです。そのまま通過の予定を、やっぱり変更。あの景色には勝てない。
すでに日は沈んでしまっています。でも、まだ何かできる。。。慌てて湖畔に飛び出します。
暗くて手元が何も見えない。なんかグニャグニャ。三脚がうまく立たないことに苛立ちます。
あ〜、色がどんどん変わってる・・・!心の中で悲鳴をあげつつも、とりあえずアパチャフォーカスで撮り始めます。20151009-_MG_8415

車に戻ると、泥まみれになった靴とズボンのすそ、三脚に気がつきます。あーあ、でも楽しかった。

翌朝、寝坊。日の出のモノレイク撮影を、アスペン探索に変更。そして見つけた場所。20151010-_MG_8482

そして、こんな場所。20151010-_MG_8465

風になびくアスペン、光に踊るアスペンの葉、どうやったら捉えることができるんでしょうか。風の音、小川のせせらぎ、全部含めて捉えたい。と、思ったらビデオにするしかない。

で、まあ、使ったことのないビデオモードでしたが、思考錯誤の末、撮ってみました。そして、これまた初めて使ってみるMac付属のiMovieで処女作、作成。いくつか作ってみた中の一番好きなバージョンです。よかったら、ご覧ください。また、ご意見も感謝。後悔すること多々あり。でも、音楽選定とイメージとのタイミング、結構うまくいったと自己満足です。先週2日間たっぷり使った甲斐がありました。

その後、Bodieという、ゴーストタウンを訪れますが、その話はまた別の機会に書きます。とりあえず、これで2週間のZion とBryce、またその周辺の旅行記、終了です。

旅で出会った人々を懐かしく思ってます。ミネソタから一人旅をしていたロン。ワシントンから両親と一緒に旅していたヨガの先生をしているエイミー。それに、去年仕事から引退して、もっぱらRVでオープンエンドの旅を満喫しているサクラメントのスティーブとキャンディ。もう日常生活に戻ったかしら。多分、もう会うこともない。でも、私の記憶の中でHooDooやアスペンと共に笑顔を見せ続けてくれることでしょう。

旅の写真はflickrのアルバムにまとめてあります。Zion & Bryce and Surroundings よかったらご覧ください。

Zion, Bryce 国立公園 9 – Escalante


Fitbit… 毎日つけてます。でも、充電の時は外さないとだめなの。でね、いつ充電が必要かは大体の目安があります。でも、気をつけないと充電なし、つまりカウントされないことになります。昨日はまさにそれ。せっかく頑張ったのに。かなりめげます。いや、しかし、歩くことに意味があり、fitbitの数字に価値はない。。。と、自分をなだめてます。さあ、今日はフル充電したし、頑張ろう!

Grand Staircase Escalante National Monument という名前で広大な地域が保護されています。このWikipediaの説明によると、指定されたのはつい最近で、どうも選挙の道具にされたといういわく付きのようです。20151008-IMG_8719

それはさておき、広大な敷地の中でも特に有名なのは、Hole in the Rock Trail で、HWY 12 から入り、パウエル湖に続きます。実はこの道はつい前日まで通行禁止されていました。雨が降った事が原因で、Flash Flood  と呼ばれる鉄砲水の警報が出ていたからです。行きたい場所の一つだっただけに気を揉みました。

まずは Devil’s Garden に立ち寄ります。多分これがその名前の所以だろと思われます。バンちゃんを頭の上に座らせてみました。20151008-IMG_8732

小さいですがこの辺の岩もHooDooです。スフィンクスみたい。20151008-IMG_8735

そして私たちはDry Forkへと向かいます。そこからスロットキャニオンまで降りていくわけです。こんな感じのケルンを頼りに進みます。実際に道標として役立たせているケルンを見たのは初めてです。20151008-IMG_8738

まだ風邪から回復していない私。急な下りが延々と続くのを見て、半分ぐらいの距離を歩いた後ギブアップ。心配するバンちゃんを説得し、一人で車に戻ります。一人の帰り道、少々不安になるとケルンが見えて、本当に役に立ちました。20151008-IMG_8741

2-3時間ほどして戻って来たばんちゃん。大変な思いをして下っていった割には、たいした事なかったって。下の写真、中央に見えるクビレの部分がばんちゃんが降りて行った部分です。20151008-IMG_8749

思いの外時間をとられたので、そこから先の道を諦めて引き返します。

いや〜、それにしてもですよ。ここはその昔、San Juan Expedition としてモルモン教の宣教の一環として初めて切り開かれた道です。幌馬車でこんなところ通ったんですよ。ビジターセンターで映画と説明をうけましたが、目がうるうるしてきました。必要は不可能を可能にする力を持っている。どんな思いでコロラド川を見おろしたんだろうと150年前の荒野に思いを馳せました。。。

えっ、たったの150年前?そうなんですよ!以外でしょ?人間の登場する歴史はこの辺、すごく浅いんです。もちろん、プエブロインディアンはずーっと昔から住みついていたんですけどね。

この他、書きたいことはたくさんあります。Mossy cave での出会いやButch Cassidyの幼少の頃の家、ゴーストタウンなどなど。でも、旅三番目の山場が控えてます。明日は帰路に立ち寄った時の事を書きますね。その代わり、最後に結構気に入っているショット、チョコレート色のエスカランテ川をご紹介します。20151006-IMG_8042

まだ、雨が降ったばかりなので、こんな色なんだと思います。下の写真は別の場所、Mossy Cave のものですが、川沿いがこんな色をしていたらこの川の色、納得しますよね。

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今回のユタ州旅行はこんな感じです。赤丸の部分を主に探索しました。アリゾナ州の有名なグランドキャニオンは南、すぐそば。北東にはキャニオンランドがあります。

「また来るね。その時も同じ顔を見せてね!」と言いのこし、空の大きいユタ州を後にしたのでした。

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Zion, Bryce 国立公園 8 – ナバホ道


風邪のせいで体調は悪化、かたや天候は回復していきます。そうなったらもう、頑張って出かけるしかないでしょう。

ナバホ道からピカブーループ、そしてクイーンズガーデンに抜けて戻って来る8-9マイルぐらいの谷底を歩くルート。これがまた、めちゃすごい。Bryceに来てここを歩かなかったら、その凄さを見ないまま帰ってしまうのと同じと言えるほど。私の風邪もぶっ飛びます。でも、再びジレンマに陥ってしまう。だって、こんなに連立するHooDooを見たら、凄すぎてどう手をつけていいかわからない。20151007-IMG_8633

ブリスタルコーンがそんな私たちを見て笑っているよう。ゆったりと横たわりながら、「ほら、ポーズとってあげるから撮ってみてごらん」と言っているよう。20151007-IMG_8628

近くによると、こんなです。HooDooの下の方の色が染物のようで好きです。20151007-IMG_8674

時折の雨雲も結構いいムードを醸し出してくれます。20151007-IMG_8458

光を浴びたHooDooの撮り方がわからないまま、さすがに疲れきって上り坂へと向かいます。20151007-IMG_8666

夕日を浴びたHooDooを眺めるカップル。言葉もいらないんです。ただただ雄大な景色を一緒に眺めて時を過ごす時、そんな人が横にいるんだと気付いた時、幸せの瞬間だと思いませんか?左下、再び影でお邪魔しております。20151007-IMG_8679

本当は、こっちの老夫婦を撮りたかったんですが、雲間から照らす光は1秒ごとに変化して容赦してくれません。アタフタしているうちにチャンスは逃げて行ってしまいました。あー、人生と同じだ〜。20151007-IMG_8676

 

 

Zion, Bryce 国立公園 7 – 雨とHooDoo


雨は降り続き、予定変更を余儀なくさせられます。でも、じっとしていることもできず、雨中のハイクを決行します。ただ、突然決めたので雨用ジャケットをモテルに置いてきた〜。それが原因か風邪をひき、その後、私の体調は悪化します。

それはさておき雨の中のHooDoo。時折吹き付ける雨の中、カメラをかばいながら公園内の一番高い場所にある道を散策します。しかし、何も見えない。。。20151006-IMG_7996

近くのHooDooからは、まるで息づいているかのように靄が見えました。20151005-_MG_7847

Zionからそれほど離れていないのに、Bryceの気温は華氏で20度も低いと言われています。摂氏にすると30度ぐらいになるのかな?うは〜!高度の違いなんですね。だからこの出で立ち。つい昨日まではタンクトップ一枚だったのに、ジャケットを何枚も着て、思いっきり重ね着です。20151005-IMG_7844

雨と風邪のため、たいしたこともできず、Bryce ロッジで時間つぶし。朝食、昼食、夕食、そして念のためもう一度夕食をロッジでとりましたが、結果は良くなかったです。かといって、公園のすぐ外にあるRubby Inn も美味しくない。

そこで私たちはチョット遠出をして知らない町のレストランに入ります。クロアチアから夏のシーズンだけきている女性。来年シーズン開けまで翌週から閉めてフロリダに行き、その後クロアチアに戻るとか。客もまばらなのか、ちょっとした会話から全人生が見えてきそう。EUに加盟したことについての話、などなど、話はついきません。

宿の近くのレストラン。ラスベガスから引退してきた82歳のおばあちゃんはウェイトレスをしつつ、共同経営者でもあります。もう30年もたってしまったということですが、死ぬまで働き続けるって。シェリフバッチをつけて毎日出勤です。多分もう会うこともない人たち。それぞれの人生の一コマに触れただけなのに、ものすごい感動がもらえる。それが旅の醍醐味なんですね。いつまでも元気でいて欲しいから一緒に写真を撮らせていただきました。このレストランも翌週から来年のシーズン開けまで閉めるそうです。20151007-_X5A1419

 

Zion, Bryce 国立公園 6


Fitbit カウントが悲惨です。このところ、写真の編集に加えて、ビデオの編集にも取り掛かったので、もう〜机にかじりつきです。木曜日と金曜日は2500歩も無い!!!昨日、今日はなんとか10,000達成しましたが、ちょっと気を抜くとこれです。歩こうと意識しないとダメなんですね。私のライバルが二人に増えました。二人とも1日10,000は確実にこなしている人たちです。追いつかなくちゃ。

さて、旅行記に戻ります。ちょっと先を急がないといつまでたっても終わらないので、今日はZionを後にしてBryceに向かうところまで書きます。

Kodachrome Basin State Park は実はBryce National ParkやGrand Staircase Escalante Monumentに近い方にあります。北からと南からのルートがあり、私たちは南からの舗装されていない道を辿りました。

舗装されていないので、それだけ静かだし、意外性の発見度が高まります。例えばこの牛。おそらくTexas Longhornとよばれている牛です。特徴はオスもメスも両方長い角を持っているということ。_MG_6855

子牛がお母さんのミルクを飲む音が静かな平野に響いて印象的でした。20151003-_MG_6847-2

20151003-_MG_6876-2道は狭くなりホコリが舞い上がります。急な坂道になってきてやだなぁと思っていたら、ここにたどり着きました。Bull Valley Gorge

すでに車が一台停っています。で、私たちも車から降りてパチリパチリと写真を撮り始めました。最初は全然気がつかなかったんですが、後から来た人たちに聞かれて、フム、これのこと?と見せてあげたら激しく頷いていました。20151003-_MG_6877-2

ある年、車がこの谷に落ちて当然人は即死。頑張って屍体は運び出したものの、車は引き上げることができず、そのまま放置されているとか。いやはや、やはり危ないところだったんですね。

そうこうしていると、雄大な牧場を通り越して、舗装されている道に入り、公園がまじかだとわかります。一枚だけ選ぶとしたら・・・ジャン、これかな。左下に影自撮り入り。IMG_7618

もう一枚、と言われたら、これかなぁ。こんな感じの所を歩くんです。IMG_7581

不便な場所にあるので、とにかく人がいない。だから落ち着いて3時間ほどのハイキングを楽しみました。

帰り道、いつもそう。夕日が雲に映って何回見ても車を止めて眺めていたいと思わされます。この日も道端に止めてパチパチパチ。同じような写真はたくさんあるはずなのに、ず〜っと、ず〜っと撮っていたい。きりが無いので渋々車を走らせます。助手席の私はそれでも止まらずシャッターを押し続けました。
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さて、翌朝。モテルをチェックアウトして、Bryceへと向かいます。でも、この頃から天候が悪化していきます。まさに雨雲の口から雨が降り出しているみたい。どんどん近づいてきて、このショットを撮った30秒後ぐらいには激しい雨の中でした。ユタ州の雨はこれだから好きです。20151004-IMG_7663

Bryce公園の付近の宿はすでに10月だというのに満杯。Hatchという小さな町のモテルにチェックインした後、Bryce方面に向かいます。でも、その前に是非とも立ち寄りたかった場所がありました。

Red Canyon Visitor Center  このポスターを見るために立ち寄ります。20151004-IMG_7684

なぜかって?ばんちゃんの写真がポスターの中に使われているからなんです。雷が落ちている写真。名前入りで乗っていました。ついでいビジターセンターに入り、レンジャーと雑談。キャニオンランドに行った時に雷にたくさん遭遇しました。その時のワンショット。本当に使われていたことを確認して、ホッとしました。

その後、私たちはBryce公園内に入り、まだ見たことのないHoodooと初めてのご対面となります。20151004-IMG_7692

その異様さに圧倒されます。とんがっている砂岩をHooDooと呼びます。おそらく、何万という数のHoodooがここに集中しているんです。しかも、白とほおずき色をしたHoodoo達の姿は光を浴びて変化するようです。日中は、やっぱり綺麗に撮るのが難しいです。でも、時にラッキーショットが期待できます。特に雲が流れて隙間から光を浴びて、瞬間の美しさがあるんですよね。

この日は雨が降ってきて三脚なしに写真を撮るのは難しい日でした。諦めていたら、雲間から光さしてきて、部分的に谷を照らします。そして、横には虹がスーッと見えました。二度と繰り返すことのできない自然の美しさ。涙がでてきそうなほど、胸が一杯になりました。20151004-IMG_7743

Zion, Bryce 国立公園 5


友人Kに指摘され、まっずいーと思いながらも放置しておいたタイポ。流石にタイトルにスペルミスがあったりすると、人格疑われそうですね。恥ずかしや〜 大変失礼しています。また、昨夜マルチタスクをしていたら、ドラフトとして準備していたエントリーが公開されてしまっていたりと、これまた、お騒がせいたしました。お詫びいたします。

言い訳をするわけではないですが、スペルミス、漢字ミス、これみんなコンピューターの出現の賜物です。もともと記憶力弱いし、性格がアバウトな方なので問題ありでした。でも、スペルチェッカーやら、オートコレクトなどが走っていると、そのまま意味が違うものが使われてしまうこと、以外にありますよね。このブログですが、スペルチェッカー使ってないんです。漢字は入力システムが頑張ってくれてますが、スペルのほうは「何か変?」と思ってもスルッと通過してしまうようです。以後、気をつけます。

さて、旅行記です。Zion のもう一つのハイライト、Observation Point へ向かいます。本来はAngel’s Landing に登るはずでしたが、ローカル情報を元に変更しました。約5時間ぐらい、ものすごい急な坂を一気に上り詰める Zion で一番タフな山道とされています。だから、あまりオススメされてないらしいです。

そんな山道、私たちにこなせるのか・・・実は、Observation Point には隠れルートがあった!のでした。 Weeping Rock の停留所からスタートするのがEast Rim Trailで、知られている方。ローカルの人たちしか知らない、もう一つの隠れルートはEast Mesa Trail と呼ばれ、スタート地点まではオフロード。4wDでないと辿り着けません。公園を東口から外に出て、微かな情報を頼りに、9号線を行ったり来して入り口を発見します。20151002-20151002_11294020151002-20151002_120832そんなこんなでようやくたどり着いたスタート地点から、カメラと三脚を持って歩き始めます。

またもや影の自撮りです。片道3.2マイル。重いカメラにレンズ、三脚、そして水と、15kgは優に超える重いバックパック。簡単な山道とはいえ、苦しかった。

 

たどり着いたら10人ぐらいがすでにくつろいでいました。ここからZion の全景が見渡せます。Angels Landing も真横、下に見えます。

クロースアップした写真がこちら。一番手前がAngels Landing です。この写真をクリックしてさらに拡大してみると、頂上を歩いているノミのような人たちが微かに見えます。左端に見える建物はサイオンロッジです。IMG_7407

みんな、ご褒美の風景を眺めて立ち去りがたい様子です。私たちもここで記念撮影。IMG_7437

重いバックパックが更に食い込んで、帰りはますます苦しい。バンちゃんに重いレンズと三脚を持ってもらい、なんとか車にたどり着いたという次第。フユ〜。

さて、もう一つの特記事項。夕食はどうしようと、あてもなく帰り道を急ぎます。途中で見つけたBuffalo Gril レストラン

ワイン、前菜を数品頼んでみると、これが、美味!!!すっごくおいしかったので、オーナーにいろいろ聞いてみると、すべてこの牧場、農園で作っているとか。このチーズも、オリーブも、野菜全部。この新鮮さ、誰もがわかる違い。すごい。こんな僻地にも、こんなにこだわるレストランがあったんだ。今回の旅一番の美味しいレストランでした。IMG_7474

ちなみに、ここではバッファロー料理も食べられます。窓の外では、ニワトリが優雅に散歩してました。バッファローもすぐ近くにいましたが、生憎うまく撮れなかった。。。IMG_7485機会があったら、是非是非オススメのレストランです。また、この牧場にはコッテージがいくつもあって、そこにも泊まれます。Zion Mountain Ranch  一番高いのになると一晩$990もするそうですが、安いのもありとか。でも、人気があるようで、シーズン中は予約が難しいらしいです。この味で、納得!IMG_7468

Zion, Bryce 国立公園 4



旅の事を書く前に、Fitbit についてちょっと書きたい。
この夏からFitbitを使い始め、私の唯一のライバルと競い合っていたんですが、旅から帰り、通常生活に戻り、自分ではそれなりに歩いていたつもりでも、数字的にはぜんぜんなの。昨夜、初めてダンスレッスンはどのぐらいかチェックしたら45分間のレッスンで1,800歩。歩数的にはすごく少ない。自己活動統計をまとめると、こんなになります。

– 45分のダンスレッスン – 1,800歩
– 1時間のバランス、コアのクラス – 1,000歩
– 5時間キッチンに立って料理 – 2,500歩
– 30-40分の裏山に登って帰ってくる往復 – 3,500歩

シャワーの時以外はつけているわけで、その他諸々の歩数が加算されていきます。旅行中は15,000から20,000は歩いていたのに、帰ってきたら10,000が精一杯。ここ数日、写真の編集などしていて全く歩く機会がなかったためか、7,000程度。
という事はですよ、私の過去数十年の生活は3,000歩ぐらいだったんじゃないかと想像します。特に家から仕事をするようになってから、ぜんぜん歩く機会なかったし。
これ、大きな一因だと思われます。骨粗鬆症と診断されました。まずいぞ〜。
1日、13,000歩は確実にクリアしたい。ガンバ!

ところで、最新シリーズのBig Bang Theory 。Fitbit についてのタイムリーなエピソードの一コマ。ウヒャヒャヒャ。ハワードはMITを卒業し、今はCITのエンジニアとして働いてます。彼の奥さんがバーナデットです。友達は物理学者たち。ナード達のおかしな生活ぶりを描いたコメディ番組です。よろしかったらごらんください。

さて、Zion国立公園を訪れた最大の目的、ハイライトの日がやってきました。The Narrow へと向かいます。
気合を入れて早起き、食べたくない朝食もとり、早朝出発。気持ちいい。IMG_7004それなのに、トンネル前で1時間近く待たされ、少々フテリます。それでも水中ソックスと靴を履いて、いざ出発!大根足、ごめんあっさ〜せ〜IMG_7013

川はどんどん狭くなっていき、膝上まで浸かります。それでもなんのその。ただ、滑ってカメラごと浸かってしまうことだけは避けたかったので、細心の注意が必要でした。IMG_7086

すごく暗い。でも好きなショット。太陽の光を受けている岩壁の明かりが水面に反射しています。それを受けてのシルエット。もう少し明るくしたほうがいいかしら?IMG_7094

無事に帰還した私たちは、まずはビールで祝杯。何が良かったか・・・ま、経験になりました。もっと渓谷の美しい色を想像したんですが、それほどでもなかったかな。季節によるのかもしれません。IMG_7224

面白かったのは、チップモンクが川沿いにいたんですけどね、その体の模様と、岩壁の模様が・・・巨大岩壁。

IMG_7109チップモンク。似てませんか?IMG_7126

そして、その後、夕日のショットを撮るためにSmithsonian Butte に再び戻ります。元気ですね〜!IMG_7241

ここで、あたりが真っ暗になるまで、1〜2時間過ごします。風の音と木の葉のさざめき。時折、遠くの方からばんちゃんのシャッターを押す音だけ。二人とも夢中。1秒ごとに変化する夕暮れの色は綺麗だなー。みんなに見せてあげたい。

そんな時、言葉をなくします。なすすべもなく自然の美しさに、ただ唖然とするだけです。何をどう捉えたらいいのか、美しさに圧倒されて、いっぱい写真を撮ったけど本物から程遠い。自分の非力を自覚します。
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いつも感じることですが、ユタ州は空が広い。大きい。自然にスッポリ包まれている感覚。現実的ではないですが、定年退職したらユタ州に移り住むのもいいよねと、何回となく話題にのぼりました。

Zion, Bryce 国立公園 3


ふ〜、ダンスのレベルテストが迫っています。テストとはいっても大したものではないんですが、次のレベルに行くためには、現レベルの基本動作ができている必要があるわけで、それをチェックされるんです。来週の火曜日です。練習不足の私たちには難関です。今晩が最後のレッスンでした。うまくいきますように。

さて、Zion 三日目。公園内を離れて、今日は周辺を探索します。
最初に訪れたのは Coral Pink Sand Dunes State Park です。IMG_6709

実はかなりガッカリしてしまいました。理由は OHV (Off Highway Vihicle) のタイヤの跡が無残にも全面に覆われていたらかです。かつて訪れた Death Valley Eurica Sand Dunes のイメージを抱いていたから尚更つらい〜です。20150930-_MG_6704気をとり直して見回すと、見えてきます。_MG_6721

生き物の健気な姿。誰の足跡かなー。タイヤの跡の間を歩いている。IMG_6705

その後私たちは名前があるような無いような、道があるような無いような所を進みます。そしてたどり着いたのは。。。IMG_6727-Edit

遠くから見える幾層にも重なる地層。そこに浮き出ているレイヤーの模様。不思議ですよね。近くで見ても不思議でした。まさに自然が作り出す不思議の美。IMG_6745

さて、ここからが本番です。その後、私たちは更にオフロードの道をたどることになります。バケーションですもの。予定はあってない。ガソリン、チェック!

Smithsonian Butte – National Back Country Byway というサインがありました。この方のサイトに詳しく書かれています。IMG_6829

Zion の山々を裏側から見ることができる道となりました。ここには後で夕暮れ写真を撮るために再び訪れることになります。あまり宣伝したくない、秘密の場所にしておきたい。。。後ほど書きますね。

私たちって、結構タフなんです。この日はその後も最後の一瞬まで無駄にしません。再び園内に戻り、エメラルドプールを見に行ったりします。往復で4時間ぐらいでしょうか。この川を上っていきます。IMG_6857

プール脇の岩壁がクリムトの有名な作品、キスを連想させてくれます。どう?

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で、ここでばんちゃんはトンボを追いかけはじめ、日が暮れていくのでした。私の再三の促しも無視して延々と。そして、ついには最終のシャトルバスに乗り遅れそうになり、猛ダッシュをするはめになります。

あの、重いカメラを持って山道ですよ。しかもこの老体。バッチリ険悪ムードとなります。この礼はたっぷりさせてもらうぜ・・・ということでその日は終了。

Zion, Bryce 国立公園 2



なかなか先に進めません。なぜなら写真の選択と雑務があるからなんですね。後で書きますが、8月14日を最後に解雇され、無職となりました。だから、今頃は暇なはずなんですが、1日というものは仕事をしているとしていないとに関わらず、あっという間に過ぎていってしまうものなんですね。

ということで、Zaion の二日目。早起きしてビジターセンターの駐車場に向かいます。_MG_9973

西口ゲイトは不便さもあってお店も何もないし静寂そのもの。東口が表銀座なら、西口は日本海側の無名な駅の改札口のようです。_MG_0044

そこでこのショットを撮ったんですが、あたりを見渡すと、えっ!な、な、なんだ〜っ!!!

と、叫びたいところをグッと抑えて撮ったショット。そう、ビッグホーンシープがいたんですよ。それも大量に群れをなして。_MG_0005

ついてるなー。2度も会えるなんて。_MG_0027

レンズを交換する暇もなかったので画像は悪いですが、こういう感動は何にも替え難いです。

今日の予定は園内全般をまずはシャトルバスに乗って、一番北の終点、Temple of Sinawara まで行って見ること。IMG_6464

そこから Zion の一つのぜひ訪れたいスポット The Narrow への入り口まで下見ハイクをします。岩壁が迫ってきているからThe Narrow って、直球の名前ですねぇ。それはともかく、そんな狭い渓谷の川登りをするためです。入り口までは舗装されているので、車椅子の人でも行くことができます。30分ぐらい歩くのかな。IMG_6501

綺麗な写真がたくさんあって迷ってしまいます。これからどんどんアップしていきますので、よろしかったら、こちらのflickrサイト、Zion & Brice and Surroundings をご覧ください。IMG_6542

渓谷を歩くので全般的に暗いです。見上げると、遠くの岩のてっぺんの方だけが明るく日を浴びています。足を止め、岩に腰を下ろして川の音に耳を傾けると心の中に静寂が蘇ってきます。20150929-IMG_6528

カップルが川沿いの岩の上でランチです。いいですね。うふぉっ、よくよく見ると、ちびっこいのもいますよ。_MG_0148

のどかです。

さて、前後しますが、私たちはちょっと健脚向きのHidden Canyon をハイクしました。IMG_6550

ここは奥に進むにつれて道があるようでない、急な山壁を進みます。20150929-IMG_6576

だから、高所恐怖症の人には無理でしょう。でも、登る人も少なく、名前のごとくひっそりとした場所でした。いつものごとく、影自撮りしちゃいました。IMG_6594

ということで、結構歩き、疲れたので西口外のちょっと高級レストランで夕日を眺めながら夕食をとり宿に向かうのでした。IMG_6638

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帰り道、勝手に名付けたお誕生日ケーキ、そしてその頭上に輝くカシオペア座を最後のショットにして締めくくりました。IMG_6686

Zion, Bryce 国立公園


Zion 国立公園の特徴は?

ちょっと答えに戸惑ってしまうんですが、

「ヨセミテ国立公園に似ているところがある」

が、私の答えです。それにもう少し付け加えると、ヨセミテの巨大な岩は花崗岩ですが、ザイオンはナバホサンドストーンと言われる赤い砂岩です。両者とも、浸食作用によって渓谷が形成されましたが、ヨセミテは雪渓により、ザイオンはNorthfork Vergin 川によって侵食されました。

フムフム、だんだんイメージが湧いてきましたね。で、これが西側の入り口入ってすぐにある、ビジターセンターの近くからの景色。IMG_6256

公園内にはザイオンロッジしか宿泊できる場所がないので、キャンプ生活をしない人は大抵、西口近くの公園外に宿をとります。また、園内はシャトルバスのみの移動になるのでビジターセンターに止めて、始発と終発の時刻チェックは必須です。また、Flash Flood (突然の激流)などを警戒するために、ビジターセンターのレンジャーと話をすることお勧めします。IMG_6268

加えて言うなら、「夜写真を撮りたい時はどうしたらいいの?」と思ったら、レンジャーに聞いてみることです。最終バスが7時ごろですから、当然園内に入れないわけです。また、当然宣伝もしていないので聞くしかないんです。で、10分ぐらいの雑談の後、特別許可証がもらえるんですねー。一晩限りです。チョビッと秘密にしておきましょうね。

さて、私たちは東口の外、30分ぐらい走ったところに宿をとったので、というか、夏休みを過ぎても宿が取れなかったので渋々とった宿に向かって公園内をスルッと通過します。いつものように、私の写真は80%が車の中からのショット。IMG_6270

だから、ISOをグッとあげて手ブレを防ぐしかないんですね。半分以上はロクでもない結果となるので半分は即捨てます。このショットはサイドビューミラーショットの中でもいい方です。IMG_6283

ユタ州は気持ちがいい。IMG_6287

トンネルを抜けて西側の出口が近くなってきた頃、おやおや?車を止めて景色を撮っていたら路上に車が止まってるぞ。。。_MG_9902

うはっ、zionのシンボル的な存在のビッグホーンシープが路肩の上から見守っているではありませんか。初っ端からお出迎え?ウレシや。_MG_9908

このショット、実は遥か彼方から撮ってます。そろりそろりと歩いて行ったら、ぴょんぴょん〜っと崖の陰に消えていってしまいました。

ささ、私たちは先を急がなければいけません。まずは宿にチェックインしなければ。_MG_9949

夕食をとり、夜間入園許可証を持って再び戻ってこなければ。夜空の写真を撮るためです。20150928-IMG_6434

あたりは谷間で真っ暗。あいにく月が出てきて崖の斜面を照らし出す。何はともあれ闇の中で1、2、3、4、と数え始める。露出時間を計るためだ。

22秒数え終わりそうな頃、流れ星がすっーっと流れた。天の川は見えなかったけど、ビッグホーンに流れ星、初日から嬉しいお出迎え。20150928-IMG_6438

Zion, Bryce 国立公園、その周辺の旅


日本の最北端から南の八重山諸島までの距離は約3000kmらしいです。
仮に北から南まで海の中も車で行けるとして、ぐにゃぐにゃの道路分1000kmぐらい足してみると、4000kmぐらいになるんでしょうか。

アメリカ大陸を横断しようとすると、ルートにもよりますが、約3000マイル。4828kmとなります。ZionBriceTripMap

今回の旅の走行距離は3200マイル、アメリカ大陸横断以上の距離を走って帰ってきたことになります。行ったり来たり、ゴチャゴチャ寄り道したり、オフロードを走ったこともあって結構な距離となりました。

海抜約300mから2700mまでと登り降りも忙しかったんですね。

ベイエリアからユタ州まで1日で行けないこともないんですが、何だかんだと立ち寄るのが好きな私たちは、9時間のドライブの末、まずはラスベガスで一泊しました。地図2番め。

ちょっと気取ったディナーをしただけで、スロットマシンに触ることもなく、今話題の人、トランプ氏のトランプタワーを横目に街を去りました。_MG_9814

ほとんどの観光客はラスベガスからグランドキャニオンへと向かう道に曲がり、ネバダ州からアリゾナ州へ。私たちはそのまま15号線をまっすぐ、ユタ州へと向かいます。_MG_9841

もうここ迄くるとグッと休暇〜〜〜!!!という気になってきます。_MG_9848

きっと地質学者には天国のような所なんでしょうね。お馴染みの地層のレイヤーが何層にも重なっている景色が見えてきます。何千年もの時の流れの中に入って行きました。_MG_9853

<今晩の献立>鶏肉とカシューナッツの炒め物。。。カシューナッツがあまりなかったので、ピスタチオを混ぜてみたけど、そんなに悪くない。不注意にも買ったチキンが骨と皮付きで驚き。え〜っと叫びながら丁寧に取り除いて準備して、骨皮でスープストック作りに初挑戦。何となく作ってみたけど、レタスと溶き卵スープ、メチャ美味しくできた。やったネ!