オレゴン州の旅から帰ってきました。
結構地味な旅でしたが、それでも写真の山に埋もれてます。
まずはこの植物の話です。ハイウェイ5号線を北上して、カリフォルニアからオレゴンに入る手前。オレゴン州との境から1時間ぐらい南に位置する Castle Crags State Park で発見しました。川沿いに生えていて、とても不思議な植物です。名前は?
はい、そう簡単には教えられません。だって私たちも苦労してようやくわかったんですから。
パークレンジャーならきっと知ってると期待しましたが、すでに5時過ぎで、オフィスは閉まっていました。もちろんウェブサーチもしましたが、マッチする植物が見つかりません。
事あるごとにいろいろな人に聞いてもわからない。キノコの一種?なんて答えぐらいしか返ってきませんでした。
こんな感じで、繁殖していくようです。
そこで、私たちはこの謎解きの為にオレゴンからの帰り道、一週間後に再び立ち寄ります。
まずはレンジャーオフィスでこの花のことを聞きます。
「ああ、それはね、俗にElephant Ear って呼ばれてるよ。」
「象の耳みたいに大きな葉っぱがそのうちに生えてくるから。5月頃また来たら見られるよ。」
象の耳を見るためにまた来たいかなぁ?多分、もう来ない・・・なんて思いながら再び1時間の山道を登りました。今回は三脚持参ですから、5ポンドの三脚がずっしりと肩に乗って、ちょっとシンドイ。前回は曇り空で鬱蒼と暗く、ISOも1000以上あげて撮りました。だから、今回はISO100で、もっと質のいい写真を撮るぞ〜っと、気合が入ります。
と言いつつも、私は三脚の頭の部分を持ってくるのを忘れてしまいました。
「ウェ〜ん!!!」使えない!5ポンドの無用の長物!
丸いカタマリが花なのかな?なんてバカなことを考えてましたが、一週間後に再開した時には、見事に花が咲いてました。
メガネも忘れていた私は、小さな花には気づきませんでしたが、よくよく見ると・・・撮った写真の中にちゃんと咲いていてくれていました。
それが分かっていたらもっと、きっちり花を撮ってあげられたのに・・・下は、一週間前。花は咲いてません。

一週間前のショット。まだ花が咲いていません。
帰り道、再びレンジャーオフィスに立ち寄ります。
「話をした後に思いついたんだけど、オフィスの裏庭にも生えてるよ。こっちね。」
ウハッ!
象の耳の正式名称はBergenia、ヒマラヤユキノシタ