紀伊半島の南の山の中にある熊野本宮大社へ向けて歩く道や、かの有名な伊勢神宮へと続く道、などなど、世界遺産に登録されている巡礼道が熊野古道です。
Wikipediaの説明にはフランスからスペインに続く巡礼の道、サンディアゴ デ コンポステーラと姉妹都市になっていると書いてありますね。実は、こちらの巡礼路にも行ったことがあります。マドリードから2日がかりでたどり着いた地。礼拝堂の真横のパラドーレの窓から礼拝堂が見えます。すべてが特別な思い出になっています。
そんなこともあり、熊野古道にも、ちょっとした期待がありました。
私達は東京から京都へ、そしてそこから特急「くろしお」に乗って2時間、紀伊田辺まで行き、そこからバスで終点、発心王子まで再び2時間ほど揺られていきました。
京都で雨ですよと言われ、紀伊田辺で雨ですよと言われ、終点の発心王子に降り立った時はどんよりと曇った空。確かにいつ雨が降ってもおかしくない空模様の中出発しました。
上り坂もありましたが、たいした事はない山道です。
杉木立あり、地蔵も点在していていい感じ。
雨も降り出して、膝がガクガクになってヤバイ、歩けないと思う頃、熊野本宮神社の裏門へ無事到着。多分2-3時間ぐらいしか歩いてません。石段がなかったら急な坂道で歩けないのかもしれません。でも、高さのある石段を一歩降りるたびにかかる圧力が膝を痛めそうでした。
すでに本格的な雨の中、本宮を散策します。見えてきました。神明造りの屋根。好きなんですよね。
ということで、今日はこの辺まで。明日、熊野古道の後半を書きます。