Monthly Archives: March 2015

雨の熊野古道


紀伊半島の南の山の中にある熊野本宮大社へ向けて歩く道や、かの有名な伊勢神宮へと続く道、などなど、世界遺産に登録されている巡礼道が熊野古道です。

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Wikipediaの説明にはフランスからスペインに続く巡礼の道、サンディアゴ デ コンポステーラと姉妹都市になっていると書いてありますね。実は、こちらの巡礼路にも行ったことがあります。マドリードから2日がかりでたどり着いた地。礼拝堂の真横のパラドーレの窓から礼拝堂が見えます。すべてが特別な思い出になっています。20041011-073_2

そんなこともあり、熊野古道にも、ちょっとした期待がありました。

私達は東京から京都へ、そしてそこから特急「くろしお」に乗って2時間、紀伊田辺まで行き、そこからバスで終点、発心王子まで再び2時間ほど揺られていきました。20150317-IMG_1775

京都で雨ですよと言われ、紀伊田辺で雨ですよと言われ、終点の発心王子に降り立った時はどんよりと曇った空。20150317-IMG_1794確かにいつ雨が降ってもおかしくない空模様の中出発しました。20150317-IMG_1798上り坂もありましたが、たいした事はない山道です。20150317-IMG_1789

杉木立あり、地蔵も点在していていい感じ。

休憩所なのでしょうか。このシンプルさ好きです。20150317-IMG_1805

そして、下り始めると結構きつい石段が続きます。
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雨も降り出して、膝がガクガクになってヤバイ、歩けないと思う頃、熊野本宮神社の裏門へ無事到着。多分2-3時間ぐらいしか歩いてません。石段がなかったら急な坂道で歩けないのかもしれません。でも、高さのある石段を一歩降りるたびにかかる圧力が膝を痛めそうでした。20150318-IMG_1827

すでに本格的な雨の中、本宮を散策します。見えてきました。神明造りの屋根。好きなんですよね。20150318-IMG_1830

ということで、今日はこの辺まで。明日、熊野古道の後半を書きます。

限りなく春に近い


2週間ほど日本に行ってきました。
今回はばんちゃんと一緒です。熊野古道を歩いて京都、東京と回っていきました。本当は日光にも行く予定でしたが、生憎ばんちゃんが風邪を引いてしまい、断念。後半の一週間はほとんど新橋、有楽町界隈で過ごしました。

一言で言えば、予想を大きくはずして寒かった。桜やその他多くの花はまだ固い蕾をつけていて、行く先々で「あと一週間いられたら満開の息を呑む桜が見られたのに」と言われました。そんなもんですね。それでも楽しいことはたくさんころがっていました。

時差ぼけでもう目がトロリ状態なので、今日はこの辺で。
一枚だけ、日本出国前夜のショットをご紹介します。

28日の夜、日比谷シャンテ、閉店直前に滑り込み。オーダーしておいたズボンを取りに行った時です。3日前には何んにもなかったのに咲きはじめていました。夜空に映えていい感じ。
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限りなく春に近いのに、まだまだ冷たい風が吹いていた日本。
そんな日本も、もう今日から桜開花宣言と春の行進が始まったと聞きました。

プロジェクト 2: 新しいミシンで袋


プロジェクトといえるほどの物でもないですが、旅行前に突然ミシンを購入したので試行運転でした。
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丁度カメラバッグにCFカード入れが欲しかったので10cm x 7cm の小さな袋を作りました。母の羽織の裏地です。
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ミシンの購入は突然でもあり、計画的でもありました。なぜかって?古いミシンがついに壊れちゃったのだ。修理しようとも考えましたが、このシンガーのミシン5532、なんとアマゾンで$100ちょい。修理の手間とコストを考えると買った方が断然いい。多分新しいモデルが出てきてるんでしょうね。激安。
でも、本当の決め手はHeavy Duty というところ。ジーンズのすそ上げザクザクしたい。その手のモデルのお勧めNumber 1 でした。ファンシーな機能なんてかえってメザワリ。20150311-IMG_1672
いや~気持ちいい。もう信じられないほどスイスイと問題なく縫えてしまいました。新品なら当然でしょ~と言われそうですが、古いミシンだったら、だましだましで1時間ぐらい。今回のこの袋はミシンの箱を開けて、トリセツをちょろっと読んで、糸を通して、全部で30分。

ウソウソウソ~!
本当です。

  • 信頼できる確実な縫い心地
  • オート糸通しのパワーで糸の交換も面倒じゃなくなった
  • ボビンが上から見えるので更なる安心感がある
  • 部品箱が前からパカリと開くので便利

とまあ、私の気に入ったフィーチャーを列挙してみました。
よしよし、テンションあがってきたぞ。今年はこのミシンでガンガンいきますよー。

イイネがたくさん


昨日のAppleの腕時計の発表はいろいろ考えさせられました。すごく期待していただけあって、イマイチです。お値段が私のニーズにあってないような気がします。でも、デザインはイイネ。

日曜日はArthur Murrayのベイエリア地区のショーケース、発表会に参加しました。とはいえ、私達はカクテル、ディナーとプロの演技を見るだけが目的でした。でも、これまた刺激剤。20150308-20150308_191709

ショーの合間にロビーのドレスショップをチラチラ。ばんちゃんが「セールだって。一着買ってみたら?」なんて言うものだから2-3の「イイネ」ドレスを掘り出してみたんですね。
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その間彼は値札をゴソゴソ。「何だろこれ?ゼロがいくつ付いているのかな?$38?それとも$3800?」
参ってしまいます。元は$5000ぐらいなんだって。勿論すべてカスタムフィット。これもイイネだけど、手が出ない。20150308-20150308_181038

生憎私自身がドレスアップしていたためSLR持参はできませんでした。だから携帯でちょっとだけ。もっともっとバシバシ撮りたい風景がわんさか。ドレスも人もディナーも、勿論ダンスも面白かった。こういう華やかな場に時々行くのって、イイネ!20150308-20150308_195859

一番のイイネは、見かけにあまり自信がない人もみんなすごく素敵だったこと。自信をもってダンスをしていると、年寄りも、太っちょも不思議にすっごく素敵に見えてくる。やっぱ、人の魅力は表面だけじゃない。内側から発散するエネルギーこそが美しい。

私達のスタジオの最高齢のおばあちゃん。20150308-20150308_195910
決まってる!20150308-20150308_195956
私達にはまだほど遠いけど、チャチャを踊るカップルのビデオ。うまく撮れてませんが雰囲気伝わるかも。

Photo: レンズテスト


買ってしまった。。。
Canon EF 24-70mm f/2.8L II USM

前バージョンと比べると軽い。そしてレンズは77mmから82mmと大きくなって、フィルターも大きくなりました。うひょひょ!

そこでレンズテスト。微妙にわかります。
設定は全部同じ。ISO 100, F 4.5, 1/320 sec
2階の窓からガラスを通しているので変な縞ができてますが、それは無視。撮った後、100分の1ぐらいに切り取り、拡大しました。
レンズは3種類。まずは、比べてはいけない私のお気に入り、マクロの100mm
さすがにシャープです。
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今回購入したEF 24-70mm f/2.8L II USM。70mm ズーム。100分の1のイメージでもこのぐらいなら良しとしましょうか。
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そしてすでに売られていない前バージョンのEF 24-70mm f・2.8 USM。70mm ズーム。そうそう、このモヤっとしたところが気になってました。海に落としてから修理に出しても改善されなかったんですね。
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やはり、気になっていた所が明確になると気持ちいいです。

さて、これで旅の準備はできました。生憎来週は日本全国雨模様です。熊野古道もどうやら雨みたい。山道はどうなるのかしら。。。
関西出身の方に聞いたら、小学生の時に遠足で行った場所だということでした。。。む、む、む、黄色い帽子と一緒に歩くことになったらどうしよう。

Photo: Humming Birds Workshop


Humming Birds はカリフォルニアでは結構見かける鳥です。
ブーンブーンと音を立てて飛ぶ鳥だからハミングバードですが、日本語ではハチドリという名前が付いています。多分ハチのように小さい鳥だからか、ハチのようにブンブン音をたてるからか、まあ、その辺が由来でしょう。20150302-IMG_0458

今回、UCSCが研究目的で管理している植物園、UC Santa Cruz Arboretum に行って来ました。渡り鳥のAllen’s Humming Birds がやってきていたからです。なぜここなのかって?この植物園にはハミングバードが好きなアフリカやオーストラリアに生息する花が栽培されているんですね。また、海沿いであることも大きな理由です。全長5cm ぐらいしかない体にもかかわらずメキシコあたりから飛んでくるんですから、ちょっと感心します。

私は500mmの超大型レンズを借りて参加。持つだけでもドッシリ。それにあわせてどっしりとした三脚にカメラを設置すると、その辺の子供より重くなってしまいます。それを担いでワークショップの主催者、Bruceのオススメ場所に参加者5人がカメラを設置します。

「いないじゃん~?」と思っていると・・・
「野生動物の写真には忍耐力が必要だよ。」とBruce。
彼は本当に何でも良く知っています。カメラの事も、鳥、植物、動物、歩く百科事典です。
そして彼が言ったとおり、ブーンブーンと音を立ててやってきました。最初は警戒していたんですね。20150302-IMG_0091

それはいいんですが、飛ぶのがなにしろ速い。大きく振り子のように数回飛んで、茂みの中にビュッと入っていきます。
なんじゃ~?ぜんぜん捕まえられないよ~。スピードについていけないんです。家の近くで見かける
渡り鳥じゃないハチドリとはぜんぜんスピードが違うんです。しかも、ものすごく小さいから、巨大レンズを通して探すのは至難の業。

最初のころはボケボケ。でもBruceのテクニックの伝授のおかげでなんとかまともなショットが撮れるようになりました。20150302-IMG_1357

3時間で約2000ショット。まだ全容を見ていませんが10枚ぐらは確実にいいいショットがありそうです。
満足。やったね。

それにしても、この植物園は絶対にまた来たいところ。面白い植物がゴロゴロしていたのにぜんぜん撮れませんでしたからねー。