先週末は写真歴初体験、プロの写真家と共にイベント写真を撮りに行ってきました。ほんの極わずか、おさわり程度のプロの世界です。そして、収益を得るという点でアマチュアとははっきりとした境界線があることを学びました。
当然なんですが、お客様は神様なんです。だから、ご要望通りのものを提出するということが第一です。いいとか悪いとか、クリエイティビティなんてもってのほか。関係ないんです。ピュアに技術を駆使して暗い会場の中ですべての方々の顔が写る写真を撮る、それだけです。
もう一つは、ご要望の中に入るんですが、時間厳守であること。限られた時間内にすべての参加者を撮ること。これがご要望の重要な点でもありますから。550人を40分間で全員撮る – これはかなりのチャレンジでした。
また、その場で最高に良いショットを撮ること。編集作業はしないんです。撮ったままをお渡しする、それだけです。だからRAWファイルなんて使いません。JPEGのみで、そのまま納品となりました。
実は私、一枚もお客様の写真をとらなかったんです。せっかくサンラファエルまで行ったのにね。
いろいろと変更があり、2グループに別れての撮影となったので、経験豊富な方にまず撮り始めていただいて、中間地点で交代してもいいかなと思っていました。でも、私のフラッシュ、うまく動作していなかったようなんです。直前にテストショットをしたんですが、納得できるショットじゃないと判断。その場で試行錯誤して調整する時間なんてありません。だから断念しました。多分、お金をいただかないという設定だったら、きっと交代して撮りはじめていたと思います。
ここですよね。何に勇気をもって何をするのか。その即断。とても良い経験をさせていただきました。