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オスプレー Osprey


夕暮れ、不気味に明るく見える高原。太陽の光が間接反射して、あたりの風景が異次元の世界のように見えます。Around dusk, the meadow looked strange by getting indirect sunlight. It was as if it was a world of a different dimension.

9時過ぎ、山火事の煙で視界が悪くても、夕暮れはやはり美しい。 After 9:00pm, the sunset view was still pretty although the visibility was so bad with smoke from distant wildfires.

ノースフォーク フラットヘッド川沿い、太陽の最後の光が山の向こうに落ちたのでカメラをしまい始めたら、すごいことが起こってました。 By the North Fork of the Flathead river, the last bit of sunlight disappeared beyond the distant mountains. So I put my camera away, but an incredible action happened there unexpectedly.

なんと、 オスプレー(ミサゴ)がホバリング(空中で停止すること)して何かを見つめていたんです。初めて見る光景です。興奮つつ納得しました。「そーかー、そんなことが出来るからアメリカの航空機 V-22 はこの鳥の名前をニックネームにつけたのね。」 What a sight! I witnessed an Osprey hovering for the first time. While taking pictures of the action, I understood well why the American military aircraft, V-22, has a nickname as “Osprey”.

流石に航空機の方は平行移動から垂直移動に切り替えるのに時間がかかりますが、オスプレーはあっという間に獲物めがけて飛んで行ってしまいました。Unlike the aircraft Osprey that need a little time to change the mode from airplane to helicopter, the bird Osprey needed no time, suddenly zipping down out of the hover to get his dinner.

さて、そんなに格好いいオスプレーですが、それほど珍しい鳥ではありません。Aren’t they cool? But surprisingly, Ospreys aren’t a unique bird.

アイダホ、ワイオミング、モンタナなどの州ではミサゴが巣を作りやすくするため、電柱の上にプラットフォームを設けるなど、保護に力を入れているからでしょうか。Some states like Idaho, Wyoming, and Montana provide platforms on top of electric poles so that Ospreys can make their nests easily. Those efforts may help maintain a health population.

魚が主食なので、川や湖の近くで見かけます。ハクトウワシと同じように、シャープな爪と鋭い目で魚をキャッチするんですね。Their main source of food is fish, just like Bald eagles. So they live near rivers and lakes. Their sharp eyes and claws are designed to catch fish from high in the sky.

今回の旅では、巣の上で親子一緒のところをたくさん目撃しました。ビデオは撮りませんでしたが、写真が集まったので、1分ビデオを作りました。I took many pictures of Osprey parents and chicks together. So I decided to make a one minute video with those pictures.

注目するところは、今回初めて使った編集ツール、DaVinci Resolve の無料版の出来栄えです。かなり豊富な機能があり、複雑なので完成までにとても時間がかかってしまいました。まだ基本中の基本機能しか学習してませんが、すでに気に入ってます。何はともあれ、第1作目のテストビデオ、ご覧ください。 The highlight of the video is not the contents itself for me, but rather the video editing tool itself, DaVinci Resolve free version. It took so long for me to make a video with it because it simply has so many great features, and I needed to learn them. Although I still know the tool so little, I already like it very much. I may write about the tool in the future, but for now, please take a look at my first video with DaVinci Resolve.

Olympic NP – Lake Quinault Lodge 1


さて、私達はここから南下します。
アメリカ大陸のカナダとの国境線の南では最北端であろう Aort Angels。そこから程近くにある Lake Crescent Lodge を後にしてLake Quinault Lodge へと向かいました。
ここでおさらいです。
Olympic NP trip map
クルクルっと半島を走る101号線を時計と反対周りに走りました。
赤くポチポチと見える線は私達が歩いたところ。クジラを見に行った時の船のポチポチは例外です。
こう見てみると私達の歩いた距離は合計12マイル (19 km) ぐらいしかないんですね。20140722-IMG_5915.jpg
Lake Quinault Lodge はQuinault 湖畔に建っています。
この写真の建物はメインの建物で、この他に3つのロッジで構成されています。
こちらのwikipedia の説明の方が詳しいようですが、肝心なことが書かれていないのが残念です。
それは、アルコール類の販売飲酒禁止法のあったころの事についてです。
まあ、ちょっと書きにくいことかもしれませんね。
20140722-IMG_6396.jpg
このガゼイボの後ろに見える湖のあたり一帯には、一時期巨大な桟橋のようなものが設けられていました。そして、まさにそこが一番の呼び物となって、遥かかなたのこの地にも来客が耐えなかったということです。
なぜなら、この湖上はインディアン特別保留地で、湖の上に設置された桟橋にいる限り、アメリカの法律に従わなくてもよかったんですね。
もう、おわかりですよね。飲酒のできなかった頃、お酒のためにわざわざここまで来て大パーティーが夜な夜な行われていたというわけです。
昔から酒と売春に関しては、話題が尽きません。
ということで、大火事の後、建物は一新されて桟橋は消え、飲酒法も消え去り、平和な現在に至っているということです。

さて、ここでのハイライトの一つはハクトウワシです。
アメリカの国鳥だけあって、バサバサと大きな翼を広げて空を飛んでいる姿には迫力と威厳があります。
滞在中、そんな雄姿を3回ほど見ることができました。ただ、心の準備ができていないし、カメラの準備もできていないのでうまく撮れないんですよ。
これが私のベストです。
20140722-IMG_6135
こっちは巣です。高い、高い木の上に巣をつくり、時々巣を移すんだそうです。
なぜならノミの繁殖があるからだとか。
20140722-IMG_6025
私の200ミリではやっぱりだめね。
鳥を撮るには 400ミリから600ミリのレンズが必要です。でも重いし高価、買えない。
話は脱線しますが、私の上司の奥さんが今度アラスカに行くということで、一眼レフを購入しました。しかもしょっぱなから400ミリレンズまで買って持っていくらしいです。いやはや、使いこなせるのかなー。でも、うらやましいな〜。
アラスカではハクトウワシがこちらのカラスのようにそこら辺に居るって話、本当かなー等々、話題となりました。

話をもどして・・・ハクトウワシ。
真っ白な頭部はシンボルマークのようなものですが、成長期にはまだら模様が残り、そんなにきれいではありません。
人間とは逆で面白いです。人間の100%白髪もきれいですが、髪染めする人が大半でしょう。
この湖ではハクトウワシの好物、サケの養殖をしているので、当然集まって来るわけです。

サケを好物としている鳥はハクトウワシの他にオスプレーもあげられます。
20140722-IMG_5974
この鳥が水面に直撃して魚を捕まえたところを目撃しましたが、その瞬間はキャッチできませんでした。
ハクトウワシとオスプレーは互いに獲物を競争しあうこともあるので、同時に見られることがよくあるそうです。

ところで、この湖の名前、Quinault なんですが、インディアンの言葉で「途中」を意味するそうです。Quinault川の途中にできた水溜りみたいな意味でしょうか。
サケが川を北上し、産卵します。この季節はまだ3cm ぐらいの稚魚しか見えませんでした。
大きなサケとハクトウワシの活躍が見たかったら9月-10月ごろ、この辺一帯と上流は真っ盛りになるそうです。
20140723-IMG_6644.jpg
ハクトウワシの足?手?爪というのでしょうか。それがですね、人間の手の1.5 – 2 倍もあるんですね。だからサケなんて軽く捕まえられそうです。
黄色い皮のグローブみたいだな・・・と考えながら、湖畔の椅子に座って2-3時間。
ウトウトしながらハクトウワシの出現を待ったりして、時は流れていきました。

湖のボートツアー、雨林帯ツアー、ビーチ、ハイキング、後はボーっとする。
これが私達のアクティビティーでした。
次回は温帯雨林についてかきますね。
[つづく]