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思い出になった日 The day that became a memory


イルリサット旅行記、10回目。 Ilulissat travelogue, 10th.

ワークショップ5日目、最後の日です。 This was the fifth and final day of the workshop.

最後の日になってみると、名残惜しくて「短かった」と思いました。 When the last day came, I felt it was “too short” to end.

でも、多分、このぐらいがちょうど良いのかもしれません。 But perhaps this is just about right.

この日は光と霧が交錯する日でした。 It was a day of mixed light and fog.

そんな日だったからでしょうか。霧虹が見えました。 Was it because it was such a day? we saw the fogbow?

時間の経過と共に光の変化を感じることができました。 I could feel the light changing over time.

静かに海の上を滑りながら進む船の上で、心が満たされて行きました。 My heart was filled with contentment as the boat glided silently along on the sea.

雄大な自然の中に身を置くことが出来たことに、感謝の気持ちが湧いてきました。 I was so grateful to be able to put myself in the midst of such majestic nature.

この氷山を見ることは2度とありません。勿論、全てのものは変化しているのですが、常に水の上を流れている氷山の変化の速度は目にみえる速さです。 This iceberg will never be seen again. Of course, everything is changing, but the speed of change of an iceberg that is constantly flowing on top of the water is very fast to the eye.

時折聞こえる爆発音は、実は氷山の一角が亀裂して砕け落ちる音でした。 The occasional sound of explosions was actually the cracking and shattering of a section of the iceberg.

こうして自分で撮った写真を振り返っていると、船の上にいた時に心の中に聞こえていた歌が再び蘇ってきました。 Looking back at my own photos in this way, the song I had heard in my heart when I was on the boat came back to me again.

閉じていく思い出の中のその中にいつも、忘れたくないささやきを聞く。 I always hear whispers that I don’t want to forget within those memories that are closing in.

こなごなに砕かれた鏡の上にも、新しい景色が映し出される。 Upon the shattered mirror, a new view is also reflected.

翌日、一人でツンドラの岩の丘に登りました。滞在中一番の快晴でした。だから海の向こうのディスコ島の山がクッキリと見えていました。 翌日、一人でツンドラの岩の丘に登りました。滞在中一番の快晴でした。だから海の向こうのディスコ島の山がクッキリと見えていました。

始まりの朝の静かな窓、ゼロになるからだ満たされてゆけ。 It’s a quiet window in the morning of the beginning, zeroing in, so fill it up, and reborn my dream.

輝くものはいつもここに、私の中に見つけられたから。 The shining thing is always here because I can find it in me.

帰りの飛行機の中から見えたアイスフィヨルドを覆い尽くす氷山は、宝石を散りばめたように輝いていました。 The icebergs that covered the ice fjord seen from the plane on the way back were shining like scattered jewels.

イルリサット旅行記は今回で終了です。何度も目撃できクジラについては、後ほど書きます。 This is the end of the Ilulissat travelogue. Regarding the whales, which were spotted many times, I will write about them later.

Note: The translation of the lyrics, “Always with me” from “Spirited Away” movie, is my translation, not the official lyrics.

誕生日のプレゼント Birthday Present


皆さんは誕生日にどんなプレゼントをもらいたいですか? What kind of gift would you like to receive for your birthday?

私の場合は、去年も今年も絶対これだとお願いしていました。そしてついにその願いが叶いました。 In my case, I had definitely asked for this last year and this year. And finally that wish came true.

ザ トイレ。 The toilet.

バスルームの改造をした後、ずーっと違和感がありました。トイレが少し傾いていたんです。慣れてしまえば気にならないのかもしれませんが、私には便秘になりそうな違和感でした。It had been uncomfortable for a long time after we remodeled the bathroom. The toilet was a little tilted. Maybe once you get used to it you don’t mind, but for me it was uncomfortable, almost constipating.

左下がたった一枚見つかった昔のトイレです。こうして比べると、新しいトイレは細長くなっているようですね。 Below left is the old toilet. Compared in this way, the new toilet on the right seems to be taller.

今回、トイレ選びをして二つのことを学習しました。 We learned two things from our experience in selecting the toilets.

まず、標準のトイレの座部の高さが時代とともに変わってきているということでした。 First, the height of the standard toilet seat has changed over time.

新しいトイレの座部の高さは16.5インチ (41.91cm)です。以前のものは15インチ(38.1cm)でした。専門家によると、座部の高さは昔に比べるとどんどん高くなっているとのことです。 Our new toilet has a seat height of 16.5 inches. The previous one was 15 inches. Experts say that the seat height is getting higher and higher compared to the past.

今のスタンダードは16.5インチですが、ADA(Americans with Disability Act アメリカの障害者用) のトイレは17-19インチと更に高く設定されています。みなさん、足がどんどん長くなってきているんでしょうかね。 The standard now is 16.5 inches, but ADA (Americans with Disability Act) toilets are set even higher at 17-19 inches. I wonder if everyone’s legs are getting longer and longer.

もう一点は、色のチョイスがあまりないことです。白以外の色のトイレを探すのは至難の業です。今のトレンドがそうなっているんでしょうか。 Another point is that there are not many color choices. It is extremely difficult to find a toilet in any color other than white. Is that what the current trend is?

ゲスト用のトイレも交換しましたが、こちらも同じく白いトイレを入れました。本当はベージュ色を希望していましたが、見つからなかったので断念しました。 We also replaced the guest bathroom and put in a white toilet as well. I really wanted a beige color, but I couldn’t find one, so I gave up.

ということで、何はともあれ、無事に新しいトイレが設置されて、二年越しの願望が叶えられてとてもハッピーです。ありがとう、バンちゃん! So, at any rate, I am very happy that the new toilets were successfully installed and my two year long wish has been fulfilled. Thank you, Banchan!

秋の色 – Fall Color


空一面に雲が覆っていた。でも一瞬だけMV Rock に朝日が差した。
The sky was covered with dark clouds. But a beam of morning light lit MV rock for a moment.

そうだ。冬がくる前に秋の色を探さなくちゃ。
That’s right. I better look for Fall color before Winter comes.

でも、秋の色って、どんな色?
But what is Fall color?

どこに行けばいいの?
Where should I go to find it?

形はあるのかな?
Does it have a shape?

上手くカメラに収まらない。
The fall color doesn’t fit in my camera.

風がどんどん強くなって来て、冬がもう来てしまいそうだ。
The wind is getting stronger. Please stop coming, Winter, for a little longer.

助けを求めて太陽を仰いだら、ちょっと見えて来たみたい。
Desperately, I looked up to the sky and asked the Sun for help. Then, I could find the color.

ベンハムのコマ


一時間弱の時間がポカリと空いたので裏山を登った。
何かを探したくて、カメラを片手に光を求めた。
黄昏色にはまだ早かったけど、影は長くなっていた。

暗い林の中に白い野草の花を見つけた。媚びることのない野草の白さは、林の中で天使のようだ。

そうだ、今日は「白」を追いかけてみよう!
そう思い立って探し始めた白だったのに、難しい。タンポポの綿毛が光ってる。でも、どうしたらいいのかな。

そんな難しさは、自然界の色の仕組みについて考えさせてくれた。

「白」は色でもあり、色でもない。そして、「白」だけでは輪郭が描けない。だからカメラレンズでもフォーカスできない。私流に説明するとこんな表現になっちゃう。なんじゃそりゃ。

物理学的には、光が物体に当たって100%反射する時に私たちの目が覚知する状態だと言われている。写真の世界はまさにこの定義に基づいてるよね。でも、絵画の世界では、白い絵の具がちゃんと存在する。だから、色でもあり、色でもないってなことになる。

それでね、チョロっと調べてみたら面白いことがわかった。色はきちんと測定できるものではなく独断的な感覚で、人それぞれに違っているってこと。しかも、色の世界のことはまだ完全にはわかっていないってないんだ。え〜っ!久々のドキドキ。ベンハムのコマがまさにそんな事実を証明してくれているんだね。ぜひ、ウィキページのアニメーションを試してみてください!

あなたには、何色が見えた?

 

 

The Elements of Color


色の研究としてはバイブル的存在でしょうか。芸術、美術にかかわる仕事をされている方々、または勉強された事のある方なら大抵知っている色の研究家、ITTENの著書。この本 The Elements of Color はタイトルどおり、色の基本を説明してくれています。The Art of Color の縮小版です。

20140325-IMG_2800かつて所有していた本はぜーんぶ寄付してしまい、この本はそんな「寄付しましょう運動」の中を生き抜いてきた数冊の中の一冊。
この国に来てからほどなく購入した本でした。当時はちょっと難しくて読めなかったんで、色の配色の比較などを眺めていた程度。
それでもなぜか手放せず、ページをめくることなく25年以上がたちました。

そして今、再び手に取り読み始めています。
まだ最初の数ページ目ですけど、感動の嵐が吹きまくってますよ。

彼の色に対する深い洞察、真正面からじっくり向き合っている姿勢を感じます。

え?この本、そんな本だったの?と、いまさらの驚き。そこから彼の生き方みたいなものもまで感じちゃうのって、すごいです。
私の読み方、歳とともに変わってきているからかもしれません。

色は直接私達の脳を刺激します。そして、考え方をも支配してしまうほどパワーがあります。
彼はそんなこと書いていないけど、ひしひしと感じます。じーっくり読んでいきましょう。

「それにしてもあなた、定規をしおり代わりにするって、どういうこと?」
「近くにあったものが定規だったもので、つい。どうりで使いにくいと思いましたわ。
・・・もっと短い定規なら良かったのにね。」
「そこじゃないでしょ。ポイントずれすぎ。こりゃだめだ。」