Monthly Archives: October 2011

見るもの、見えるもの


過去の写真の整理をした。たくさんたまってきたしね。
それで気がついたこと。

最初にSLRを手にしてから2年が過ぎた。その頃はいいと思っていたのに、恥ずかしいショットがたくさん出てきた。こんな風に思えるってことは、一応成長したと理解していいんだろうな。
SLR ショット第一号。
使い方もわからず、箱から出してまずパチリ。
シャッタースピード 1/25 だって。よくもぶれずに撮れたものだ。ただひたすらDOF の浅さに感動したんだね。

アドビから出ているLightRoom との出会いもワクワクさせてくれたね。2009 年 8 月ごろのブログを読み返してみると、感動がよみがえる。これまた、使い方のお勉強はすっとばして、とにかく使いまくった。おかげで奇妙な写真がたくさん出来上がった。

そんなこんなで、とにかく撮り続けたんだけど、最近ようやく気がついたことがあった。
昔の写真がなぜ恥ずかしいのか。それは、闇雲に撮った写真ばかりだったからだ。
なんかいいかも、パチリ。なぜかわからず、まずパチリ。
それでもいいと思う。チャンスは二度と帰ってこないから、まず撮る。
でも、後悔することも確か。よく考えないから、撮りたい物の後ろにある物を考えない。
その他、光、構成、バランスなどなど、考え合わせると、ぐんといい写真になるんだろう。
その辺はまだわからないから、将来の課題。

HD容量が心配だったから、どんどん削除しようと思った。Picasa に載せてある写真も、2010 年以前はグループごとにまとめた。パラパラと選択するために見ていたら、思いもよらずいい写真が出てきた。その時なぜ見えなかったのか。いいと思っていた写真が陳腐に見えてきた・・・

そう、見えてきた。
そして、わかってきた。

ただ見るだけでは、探しているものが見つからない。いっぱい自分に問いかけないと、気づかないんだ。

このショットも見えてきた一枚。

長いこと気づかなくてごめんね、
アザラシ君たち。
私が探していたもの、ちゃんと見えてるよ。

将来、また恥ずかしいと思えるようになるまで、お気に入りに入れておいてあげるね。

男の魅力は


大志と自信。彼らが夢見て事を起こす時、その単純さゆえにモーレツなパワーを発揮する。見ているだけで楽しくなる。聡明な観察眼とビジョンに基づいた自信を持った男は、この身をすべてなげうってでもサポートしたい魅力がある・・・ と、かつて思っていた。

自信とうぬぼれは紙一重。大志を語る男と詐欺師も紙一重。良くも悪くも、そんな男は、そうゴロゴロしているわけではなく、野心家は、大抵美人とお金に弱い。だから、私には到底縁のない男となる・・・と、かつて思っていた。でも、詐欺師と自覚しない男はゴロゴロいるようだ。

大志を持った男とか言ったって、実はそんな人間、最初からいるわけじゃない。
そんな器の人間に成長していくんだもの。
最初はショボイと思えても、実は大木となる種は持っている。育ててあげよう。

いい所をいっぱい褒めて、一緒に夢を追う。
男と同じぐらい勇気をもって、一緒に歩いていく。
夢に向かって踏み出す一歩は、どんなに小さくても
勇気を奮い立たせることにおいて、変わりはない。
(この白黒写真をここで使えてうれしい。)

自分の弱さに向き合い、受け止めて、
共に歩む女の価値を認められる男。
そんな努力ができる男がいい。

最初から「いい男」しか相手にしない女は、
ブランドバッグを買いあさる女と変わらない。

男の魅力は、女が引き出すものでしょー。

ブランド女には、本当の信頼は得られない。
女の望む愛と信頼は、努力なしには得られない。

男も女もこうして思いやりをもって努力していくんだね。そして、魅力ある人になれるんだ。
私の尊敬するEleanor Roosevelt の名言。

Beautiful young people are accidents of nature, but beautiful old people are works of art.

昨晩、Dr. Kが若かりし頃、結婚準備をしていたころの事を話してくださった。それに刺激されて、こんなに長々と書いてしまった。

教会の牧師さんが、「あ・い・う・え・お」(多分、愛らしさ、色気、初々しさ、笑顔、思いやり)の中で女性に最も求めるものは何か、と男性軍に問うたと言う。
それに対して、男性が一致して答えた回答が、「初々しさ」だったらしい。彼女は、その答えに驚かされたとのこと。

ふ~ん、たしかに驚き。
日本の男性だけじゃなく、ユニバーサルなのかな。今の若者も同じかな。
「初々しい」って概念、難しいよね。
結婚しようとしている人に、その言葉を贈るのは、かなりの挑戦をしいる。外見はどんどん衰えていくし、生活パターンも確立してくる。そんな中で、どうやったら「初々しさ」を保てるの。
男も同じように「初々しく」いられるのか。英語訳ってどうなるんだろう。

ところで、私が思う、人として「いい女、私もそうなりたい」像・・・
いつまでも若い好奇心を持っていて、肝っ玉母さんでありながら可憐でいられる人。
相反する側面を持つところがポイント。勿論、ブランドバックは必要ない人ね。
うひゃ~、滅多にお目にかかれないでしょう、こんな女性。
フム、フム、これって、「初々しさ」に近い?

光、見つけた!


花の首飾りだ。
去年の5月に撮った写真の中にまぎれていた。
見ているのに見えない物がある。その時には見えなくても、見える時がくるんだね。

日曜日にばんちゃんとFiloli に行った。でも、カメラは持っていかなかった。
もう秋だし、収穫祭も終わって、冬を迎える準備をしているようだった。
そんな中で、青い昼顔が一面に、しかも縦に咲いていたから、まるで花でできたランプのトンネルの中を通るようだった。1枚でも撮れていたらと悔やむ。そんなわけで、過去の花の写真を眺めていたら、みつかった。

名前も知らないこの花の美しさを讃えて、花のアルバムを作ることにした。

 

Yellowstone 7 山


さて、ここで Yellowstone を離れて、お隣の Grand Teton 国立公園へと移っていくのだが、私にとっては同じ旅行なので、ここに記す。

Teton 森林公園は広大だが、Grand Teton 国立公園はあまり広くないと思う。そして、この公園の唯一、他と比べ物にならない呼び物は、何といってもこの絶景につきる。

20110728-IMG_0464.jpgいつ、どこから見ても息を呑む。それでも一番は早朝の朝日に輝く山並みかな。それとも、早朝1時間ほどの、刻々と変化する空の景色が繰り広げる雄大なドラマそのものかもしれない。Grand Teton という山自体はそれほど高くはない。13,775 ft (4,199m) で、富士山より高いが、この前行った、White Mountain より低い。でも、アプローチなしにいきなりそそり立つ姿は、山の存在を感じさせる。

何枚も撮った写真はどれも美しい。選択には苦しむところだ。一般に見られる湖を前にしたTetonもいいが、私はこの一枚を選ぶ。

早朝、まだ寝ている若者を見捨ててホテルを出た。どこという当てはなかったが、ムースに出会いたかった。生憎出会いはなかったが、早朝のドラマだけで私は満足だった。大好きなアスペンの葉が、風になびいて輝く様は何と形容したらいいのだろう。そんなアスペンの木々を抜けて見えてきたのがこの景色だった。

そして、まだ暗くて、どこだかわからない道を走っていたら、突然コヨーテとバッジャーという、あまり見かけない動物に遭遇した。ラッキー!

20110727-IMG_0417.jpgISOを最高に上げても暗かったので、画像が悪いが珍しいバッジャーは見逃せない。コヨーテもどうしたらいいかわからないまま、観察していたのかもしれない。

早起きができない若者よ。昔からの言い伝えはやっぱり正しかったぞ~。
こんなにすごいボーナスを君は見逃した。
ベンジャミン フランクリン だって言っている。The early morning has gold in its mouth.

Yellowstone 3 熊


 

20110723-IMG_0238

Yellowstoneの夏のカラーパレットはこんな感じでカラフル。

20110723-IMG_0244

これはYellowstone の所在地、ワイオミング州の州の花、Indian Paintbrush。いたる所で咲いている。 アラスカ州の花でもあるらしい。

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そして、こんな感じの丘が広がる。

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これは早朝に熊を探しに出た時の風景。 すがすがしい風景の中に・・・ 小さくてわからないかな。小熊が散歩している。 熊と花は一対の風景なんだ。

20110722-IMG_0109

グリスリーベアもよくお花畑の中でお昼寝してますぞ。 遠くからだけど、BMW のBear もゲット!

 

さあ、あともう一つ。Moose が見られたら完了。