感謝祭の朝、秋を拾った。
冬が来る前に、
どれだけ
秋を拾うことができるだろう。
わー、すごいな、いいな~ と思いながら見ていた。
National Geographic の写真コンテスト
気がついたらコンテストに応募していた。な、な、なんという気まぐれ。
まあ、何事も経験だ。5分もかからずに、あっという間に応募できたよ。
レベルが10倍も20倍も高いけど、いいじゃん。大海がどんな所か見るいいチャンスだよね。
アリゾナから帰ってきたら、あと2-3枚応募してみようっと。
締め切り、11月30日。
目に見えて触れるものの行方はわかりやすい。
生きている物が死ねば、朽ち果て、土にかえる。
作られた物が壊れたら、破壊され腐食されるのを待ち、土にかえる。もしくは、加工され直す。
それでは、目に見えても触れないものはどうなるのか。
サイバー空間の情報が古くなると、削除作業が行われ、消失する。でも、本当にOSレベルから削除しないと何かが残るらしい。果たして消え去った情報は、どこへ消え去ったのだろうか。
さらに、私の記憶はどうなるのだろうか。
刺激に反応して起こる思考は、前頭葉で行われる。その後、思考は記憶として海馬に貯蔵されるのかな。それでは、いらなくなった記憶は削除できるのだろうか。できるとしたら、どんな指令を出せば削除できるのだろうか。
それとも、削除してもいい記憶など存在しないのだろうか。
痴呆症になった人の記憶は、海馬にアクセスすることができないだけで、存在しているのだろうか。
月の満ち欠けは、太陽の光を地球がさえぎるることによって起こる事は学校で習う。
ただ、知識として知っていても、実際に見える月をみて太陽と地球と月の関係を思い浮かべることはなかった。
先日、三日月を30秒かけて撮った。
そうしたら、しっかりと影が映っていた。
それが私にとって初めての”知識の検証”の瞬間だった。
三日月のイメージは、その後このイメージとなり、宇宙の位置関係が頭をよぎることになった。
それでは、今まで私が持っていた月のイメージは、どこへ行ってしまったのだろう。昔こう認識していたという記憶は残るが、かつての認識反応は戻らない。
人を恋焦がれた感情が、5年後には無感情に変わることは多々あることだ。
恋焦がれた感情はどこへ行ってしまったのだろう。
次の瞬間には消えてなくなる感情は、どこへ行くのだろう。
久しぶりに月を眺め、ふ~、ようやく言いたかった事に辿りつたよ。
どなたかをご招待するということは、美味しい手料理でおもてなしするというのが相場だ。
でも、今週末はお料理の講習会という滅多にない好機に恵まれ、お料理研究家の友人に来ていただいた。とはいえ、ばんちゃんの家へのご招待ということで、予想以上の準備が必要となった。
まず、掃除。
お掃除サービスが来るのでホコリはないが、物がいたる所に散乱している。
いかにも男所帯らしい殺伐とした所をどうするか。暖かい雰囲気作りは大切だ。
花を3箇所に活けてみた。
家の中がぐっと華やいだ。
家具の配置換え。
自分の家でもないからばんちゃんの同意無しに何もできない。最低限の事をしてもらって一息つく。
家から持ってきたお皿などを並べ、雰囲気を確認する。
昨日のうちに食料買出しに出ていてよかった。
飲み物も揃えてあるし、カメラも設置。よし、準備完了。
朝から走り回っていたので、夕方にはぐったり。でも、おかげで彼の家の雰囲気はかなり向上した。
私って、センスあるね。
友人の講習会は即始まった。
料理をほとんどしない私達の為に、易しい前菜作りを紹介してくれた。
ばんちゃんは一生懸命指示通りに手を動かしていたが、覚えてくれたかな。
あっという間にできてしまったけど、美味しい2品。飽きずにいっぱい食べられる味だった。
一息ついた後、お鍋。
お二人から楽しいお話を聞きながら食べるお鍋は、どんどん美味しくなる。
〆は定番、おうどん。めでたしめでたし。
そして、デザートはWholefoodsのパンプキンチーズケーキ。
ここ2-3年、誰かを招待するということがなかっただけに疲れたが、友をもてなし語らう一時は、心の中まで暖かくしてくれた。
ばんちゃんの家もきれいになった。体調がすぐれず病院にまで行ってきた猫のポンゴも楽しそうだったよ。人を招待するということはいい事がたくさん含まれているんだね。
iPhone 4S の写真の質がいいらしい。
スペックを見るとコンパクトカメラ並にいい。
そりゃ楽しかろう。でも、金欠だから当分買えない。
今度スキーする時に、滑りながら写真を撮りたいと思った。だからSLRではなく、小さいカメラをジャケットに固定して、リモートシャッターで撮れないかなって思ったわけ。
カシオのExilim は大ちゃんにあげてしまったから、コンパクトカメラはもう持ってない。
そこで思い出したのがiTouch。薄いからペタリとジャケットに固定しやすいかもしれない。
で、初めてカメラ機能をいじってみる。パチパチパチ
ほ~、そーか、納得~。
撮れた自分の顔をみて初めてわかった。
FacebookやYouTubeで見る顔は、こんな風にスマホ系で撮られていたんだ。私もそんな顔になって仲間入り。
・・・気づくの遅いっしょ。
AppleサイトにはiTouchのカメラ機能についてほとんど書かれていない。書くだけの価値がないってことね。確かに画質は悪い。
至近距離からの撮影は、ワイドレンズの様に被写体が変形するんだ。
若者にはそこが面白いのかもしれない。
それで梅佳代を思い出す。
日本の写真家のことは何にも知らないのに、彼女の記事はどこかで読んだことがあった。
日常の中から人の様をユーモアたっぷりに捕らえては、若者感覚でパチリと撮る。
なんかプロっぽくない写真を撮る女の子。
それでいて引き付ける力がある。
ほ~今面白いアイディアがポカリ。また一つ、試してみたいことが増えたぞ。
何って、まだ秘密だよ。ウヒヒ~
ワクワク、ドキドキの時って大好き。
そして、ホカホカの時も同じぐらい好きだ。
私にとってのホカホカ感は・・・
言葉を交わさなくても、
理由を考えないまま心が少し暖まる時、
ホカホカと魂があたたまる。
幸せだと感じる。
かすかに感じる優しさ、そんな写真が撮れたらいいな。
過去2年間の写真をまたパラパラパラ。。。見つけた。
雪の中から一生懸命顔を出している新しい芽。
けなげさ、たくましさが雪を溶かしたのかしら。
寒い雪の中にあってもホカホカをくれた。
ありがとう!