Monthly Archives: April 2014

Box #13 手ぬぐいラック完成!


 

20140425-IMG_3097 本当はフォルダーも作る予定でしたが、気が乗りません。だから、これで完成。

だって、市販のポケットフォルダーでまったく問題ないと思うし、むしろ、あれは機能的に完成していて私は好きです。

プラスチックの袋型にしろ、紙のポケット型にしろ、私のデザインは改良点がそれほどあると思えません。だから、今はとりあえず、おしまい。20140422-IMG_3091

ファイルラックの中をきちんと処理したらグッとよくなりました。

このプロジェクトで、この青いシーツは全部使い切りました。すっきりとすがすがしいです。20140425-IMG_3098

ばんちゃんの息子のシーツ、洗いざらしだったから接着剤もよくついて、使いやすかったです。

ぱっと見た目にわからないんですが、二つのケースは2mm ぐらいずつ違います。カルトナージュではその2mmが命取りになんですよね。で、区別する為にペンギンと猫を横にそれぞれ付けてみました。

ペンギンは初登場。悪くないですね。

こっちは猫。

20140425-IMG_3099

こんな風に最後まで物を使い切ること、あまりないですよね。処分するということは、寄付、または捨てることなんです。それを一歩進めてリサイクリングすることは、とっても労力が必要だから普通しないのね。

ダンボールの箱もずいぶん集まりました。KもGも寄付してくれたしね。この二つはその寄付してくださったダンボールで作りました。

それでも理想の紙を求めてごそごぞ、あれこれ。大きなものはそれだけ大変です。20140425-IMG_3101

箱の中はラックが滑りやすいように、使いたくない例のシルバーシルクの黄色い布を使いました。おかげでラックは滑るようにスルーっと出し入れができます。

黄色い布、なぜ使いたくないかというと、接着剤が付かないんですよ。また、すぐ接着剤が表に染み出てきて、むらむらと醜くなります。

だから、この箱の中は地獄の奮闘を経て出来上がったものなんですよ。ふぃ~。

奥には、そんな奮闘は微塵も見せずに、気取って・・・

     Forever in Love
Miga Sutudio, 2014

ばんちゃんはまだこの作品を見ていません。今すぐプレゼントしてもいいんですが、聞いてくるまで待ってもいいし、彼の誕生日、6月13日まで待ってもいいわけです。13番目の箱、ばんちゃんの誕生のプレゼントって、まあ~、いったい誰が考えたのでしょうぉ~。

 

 

プロの世界


20140419-IMG_3038先週末は写真歴初体験、プロの写真家と共にイベント写真を撮りに行ってきました。ほんの極わずか、おさわり程度のプロの世界です。そして、収益を得るという点でアマチュアとははっきりとした境界線があることを学びました。

当然なんですが、お客様は神様なんです。だから、ご要望通りのものを提出するということが第一です。いいとか悪いとか、クリエイティビティなんてもってのほか。関係ないんです。ピュアに技術を駆使して暗い会場の中ですべての方々の顔が写る写真を撮る、それだけです。20140419-IMG_3047

もう一つは、ご要望の中に入るんですが、時間厳守であること。限られた時間内にすべての参加者を撮ること。これがご要望の重要な点でもありますから。550人を40分間で全員撮る – これはかなりのチャレンジでした。

また、その場で最高に良いショットを撮ること。編集作業はしないんです。撮ったままをお渡しする、それだけです。だからRAWファイルなんて使いません。JPEGのみで、そのまま納品となりました。20140419-IMG_3081

実は私、一枚もお客様の写真をとらなかったんです。せっかくサンラファエルまで行ったのにね。

いろいろと変更があり、2グループに別れての撮影となったので、経験豊富な方にまず撮り始めていただいて、中間地点で交代してもいいかなと思っていました。でも、私のフラッシュ、うまく動作していなかったようなんです。直前にテストショットをしたんですが、納得できるショットじゃないと判断。その場で試行錯誤して調整する時間なんてありません。だから断念しました。多分、お金をいただかないという設定だったら、きっと交代して撮りはじめていたと思います。

ここですよね。何に勇気をもって何をするのか。その即断。とても良い経験をさせていただきました。

手ぬぐいラック


まだ完成していませんが、先が長いので中間報告です。20140422-IMG_3090

ばんちゃんに頼まれました。各種取扱説明書と付属DVD をまとめて保管するものが欲しいとのこと。

そこで、まだ具体的なことは聞いていないのですが、作り始めました。

没になったら自分で使えばいいだけですから。

作るものは3つです。

20140422-IMG_3085トリセツと付属品のフォルダー、ラック、そしてラックを入れる箱。

今現在、ラックが中を仕上げれば完成で70%ぐらいかな。20140422-IMG_3086

ご覧のとおり、北斎の絵がプリントされている手ぬぐいを使いました。

成田空港で買ってきて、使い道のないま忘れ去られていました。

今ついにその役目を果たしてくれています。まさに、ファイルラックに丁度いいサイズなんですよ。

トリセツフォルダーは、まだまだ検討中です。

20140422-IMG_3089これはプロトタイプです。

でも、実際にこれを布を使って作り始めると、一つのフォルダーが 2cm ぐらいになってしまうかも。

先が長~い。

 

散りゆく為に咲く


今年の桜はとてもかわいそうでした。天候不順からくる大混乱の下、開花のピークを作り出せなかったからです。
パティオ前の桜はずいぶん前に散ってしまったようでもあり、いつだったのかわからずずるずると葉が付き始めても、ほら、こんな感じで咲き残り。20140417-IMG_2970

桜の蕾、開花、満開、それぞれ好きだけど、花びらがひらひらと風に舞う様は、ひとしお胸を打ちます。日本人独特の感慨でしょうか。終わりと始まりの狭間の微妙な時。そわそわするようでもあり、不安でもあり。卒業と入学をこの時期に選んだ日本学校制度は偉大です。ドラマのピークを作り出してくれますよね。

そう、私達は散りゆく為に咲くんです。

一年ごとなのか、3年、5年、10年?はたまた、一生ごとなのか、それぞれ繰り返していくのね。
そして、そこにみなさんそれぞれの意味を持っていらっしゃる。

不可能を可能に変えること。悲しい人生を幸せに変えること。

ごちゃごちゃ細かい事はあるけれど、基本はこれ。これが私にとっての意味。それを達成する為にいろいろな事にチャレンジして開花して、幕を下ろすために散っていく。

・・・で、私のカルトナージュ、まだ開花してないんです。ようやく蕾になりかけたようなところでしょうか。
(えっ?えっ?これを言うためにこんなに気取って哲学的なこと書いたの・・・?)

次の箱のアイディア、まだ構想中。今週末は初めて報酬をいただける写真撮影のお仕事をお願いされました。だから、ちょっとソワソワしていて箱作に手を付けらないってこともあります。500人以上が集まるコンベンションなんですって・・・ きゃ~~~!レンズ買いたいな~!

いえいえ、今回はテクノロジーの進歩についてだったはずなんです。
最近の注目は3D Printer の他に、これよ。透明の開発で~す。
Wired には2つ記事が載っています。

ね、面白いでしょ?ボンネットが透けて見えると、本当にとりわけ下り坂が怖くないです。オフロードの時は特にね。

こんな風に可能性を求めて進むんです。いいぞ、人間達!

例えば、私にとってはiPhone や iPad の時代は終わってます。一斉を風靡した流行だったんですよ。多少の使いにくさもそんな中では隠れてしまってましたが、これからはそれが顕在化されて、改善の時代に入っていくのでしょう。他にも良い製品がたくさんありますから、それが淘汰されて何かが残っていく。開発者にとってはそういう段階ではすでに花が散っている状態。製品サポートの人たちにとっては、まさに開花真っ盛りの時かもしれませんね。

私のかかわっているプロジェクトは半年ごとにリリースするサイクルを会社全体で推し進めてきました。それでも足りなくて、今度は1カ月ごと。最初はできっこないと思えていたことも、無理やりやり始めるとできるものなんですね。勿論問題は無数に含んでいます。でも、何をしても問題は常にあるんです。ならば、ザクザクとブルドーザーのように進むのみです。

さあ、ブルドーザーの行進も佳境に差し掛かってきました。製品の開花、リリースも目前です。気合入れていきますよ~!20120721-IMG_3419

箸止め


次の箱の構想がまだ決まりません。

一人YouTube ビデオを見ながらのお夕食。突然箸を持ちながら閃きピカリ。
夕食は食べたのか食べなかったのか・・・
思いついたまま箸止めを作ってみました。テヘッ!
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ゴムひもに割ピンをつけただけの簡単なものです。一つ作るのに多分5分もかかりません。

かつては毎日のように来ていた来客もなくなりました。
使いもしないのに箸箱に入っているだけの箸セット。ちょっと寂しそうです。
そこで、使う箸と使わない箸を整理するために箸止めを思い立ったという次第です。
セットになっていた方が、カタワレを探す必要もなく、当然使いやすいはずです。
飽きるまで、しばらく使ってみましょう。

Box #12 ゴミ箱


差し歯手術でちょっとダウンしてました。これで2本目です。
でも、昨日の夜ごろからバッチリ回復しました。

20140414-IMG_2939歯の外科的な手術をする医者は歯医者とは違います。この先生は差し歯が大得意の先生で、私の歯医者と長い付き合いです。だから、歯医者のヒギンズ先生も駆けつけてくれて(勿論 チャージされますが)5回目の訪問のオフィスはもう和気あいあいです。私の髪の毛のことからワイシャツの色の話、バイオリン、iPad の事、もう止まりません。記憶がなくなる寸前までしていた話は確かベッドの中で読む本のことだったような。そして、気がついたら手術は終了していました。

私の歯医者は治療の前に時々ワインを一杯出してくれます。リラックスするようにって。勿論、すでにボトルが空いている時でないともらえないのでいつもじゃないです。でも、そうするとますます話が弾んであっという間に治療終了となります。おかしな歯医者です。20140414-IMG_2949

さて、回復後あれこれと考えた末、当初の計画通り、リサイクルビンの兄弟分を作ることにしました。異母兄弟のゴミ箱。

あー疲れた。大きい箱はこれでおしまいにしたいです。やっぱりあらゆる面で大変です。
今回は大きな段ボール箱が手に入ったので、前回よりはず~っと楽だったし、きれいにできました。
でも、それでも大変だった理由は、やはり大きいので接着剤の扱い方、布の貼り方、などなどテキパキと処理していかないと失敗してしまう要因が多いことです。

20140414-IMG_2951なんとかできたのが、これです。リサイクルビンと同じサイズにすることが目標だったので、それも難しい一因でした。2つ同じサイズが並んでいることが美しい。また、上にのせるフタのようなタブの色が同じ事で統一感も持たせたつもりです。これ、同じサイズだからタブの交換も可能なの。リサイクルには緑の箱が合うみたい。ね。

20140414-IMG_2942 定規で正確に測っても、線を引くときに微妙にずれたり、カッターでカットする時、やはり微妙にずれたりするんです。その1mm の誤差が大きくなって最終的にあらゆる箇所でつじつまが合わなくなる事はよくあります。

一人で黙々とダンボールをカットしていると、哲学的にもなるものです。そんなに気負って正確にしようとしても誤差は絶対に出るんだから、そこに神経質になるのは愚かしい。力を入れるなら、誤差にどう対処するか、ワークアラウンドを2-3用意しておく事の方がはるかに大切です。これ、人生哲学と同じじゃない?

忍耐力も培われます。うまくいかないことの方が普通で、どこまでそれを許し、矯正するか。すべては自分で決めること。一つ一つ対処するしかないんです。

ところで、今回はゴミということで、蓋をつけました。あれこれ試行錯誤した結果、折りたたみ式のフタにたどり着きました。結構気に入ってます。

20140414-IMG_2945この布、かつて大ちゃんのシーツでした。砂浜をを思い出させてくれる色です。だから、はしゃいでビーチにちなんだものをペタペタ貼り付けちゃいました。雑然としているところもゴミ箱らしい・・・なんちゃって。

緑の布もかつて大ちゃんのシーツでした。彼ももうお泊りには来てくれません。だから一気に処分。これでいいんです。

若者よ、大きく羽ばたけ!

Box #11 風呂敷箱


20140410-IMG_2934    今回のテーマは1枚布で作る箱。

箱を作り始めて先が見えてくるころ、布が足りないことに気づくことが時々あります。最初から必要分だけそろえておけばいいものを、ザックリとしか布の確保をしないんですねー。

そこで、いったいどのぐらいの布が必要なのか知りたい!という理由により、一枚の布を使って作ってみようと思い立ったわけです。

それにはなんたって、風呂敷が一番でしょ?

20140317-CAM00730これがいただいた一枚の風呂敷。これを使って Nike の靴箱を覆って見ましょう!

 

これは Nike の箱を展開してあるところ。

20140317-CAM00729中の処理をしないとずいぶん簡単にできちゃうのね。

外側を覆い終わるまで10 分弱。端の処理も含めると1時間ぐらいかな。

そして、一枚の風呂敷をほぼ使い切った所がこれ。

20140408-IMG_2923

箱の半分以上はカバーできたかな。細切れにしなければ、結構カバーできちゃう。反面、細部の処理が難しく、仕上がりがきれいじゃないですね。

これが完成図。

20140410-IMG_2930ラベルのタグフレームを蓋の前に付けたのは下につけられなかったから。

そして、これが中。気に入ってます。

20140410-IMG_2929蓋に3種の神器ならぬ、3種の必須ツール。カッター、ハサミ、そしてローラーカッター。

中には共に作った細かい物を入れる箱が3箱、糊のビン、これまた必須のマスキングテープ。穴あけと穴あけ台。などなど。お出かけの時のためのツール箱なんです。

これでばんちゃんの家に行く時もOKよ。

この小箱も一枚布で作りました。

20140410-IMG_2931蓋のふちを箱の中に入れてしまうという所が新しい。

チェックブックが入っていた箱を使いました。

そして、なんと、中も一枚布で仕上げました。20140410-IMG_2932

これは双子の小箱の中。

20140410-IMG_2928端切れを使いまくり。自分が使うツールのための箱だと思うと多少のデザインのまずさはちょっと棚上げね。

小さな端切れも使い切るって、気持ちいい~!

ということで、4つのカルトナージュのためのツール箱。

「一枚布の風呂敷に挑戦の巻き」でした。

わかったこと:きれいに作るなら、やはりこのやり方ではなめ。

靴箱プロジェクトでは風呂敷1枚で外側が処理でき、風呂敷2枚あれば中もできそうです。

さてさて、明日は2本目の差し歯の手術。 やれやれ~

3D プリンター


今、一番注目されているテクノロジー。
私にとっても久々のヒットです。なにしろ、夢は無限大に広がっちゃうんですから。

関連記事やYouTubeクリップが山ほどありますから、あえてリンクを紹介する必要はないと思います。
すでに実用化されていて、3D プリンターで作られた製品も売り出されています。
自分でデザインしたチョコレートから靴、カバン、食器、などなど、果ては車や家までが3Dプリンターでできてしまう時代がもうすぐそこ。

20140216-CAM00542
そうすると、あらゆる分野にもその波が押し寄せていきます。製品管理、流通プロセス、店のあり方。店頭には自分でデザインできない人用にサンプルデザインだけが展示されていることになるかもしれません。つまり、プリンターで必要な時に随時プリントアウトすればいいだけだから、ストックが必要なくなります。必然、店舗は小さくていいって事になります。また、ネットオーダーも可能だし、3D プリンターを買えば自分で作れることになっちゃう。

鋳型に流し込んで作るような製品、ソリッドの形の物なら大抵作ることができそうですよ。
例えば、チョコレート。チョコレートというインクを使って3Dのモデリングをするってことね。
インクになりえる素材ならきっと何でも使えるんでしょうね。
まあ、この世の中、すべてはアトムから成り立っていると考えれば、何でもありなのかな。

先日 Big Bang Theory を見ていたら、まさにこの3Dプリンターが話題になっていました。ハワードとバーナデットの会話。 3Dプリンターで興奮しているハワードでしたが、5,000ドルもするプリンターをバーナデットにピシャリと却下されてしまうシーンです。そう、まだ高いんですよね。$2,000 – $10,000 、$3,000 が相場でしょうか。でも、時間の問題です。価格は需要と共に下がってくるわけで、そうしたら趣味の世界だって変わりますよ。カルトナージュなんてアナログ的なことをする人はますます減っていきますよね。3Dプリンターで自分のデザインの箱を作っちゃう方がはるかに簡単で、しかも斬新なデザインを盛り込めるというもの。(勿論、それだからこそアナログ作業の希少価値が上がるともいえますが。)

さすがに3D プリンターで作られた家に住むなんて、ずーっと先の話だろうと思っていました。ところが、このWall Street Journal の記事。ぜひビデオを見てください。青写真を模型として印刷できるどころか、実際に建物を建て始めているんです。もとへ、建物を印刷し始めているんです。2017 年の完成ですって。待ち遠しい。

ということで、私のカルトナージュの箱。曲線に挑戦してみたいと思っているんですが、今の状態では平面上の曲線は作れても、3Dの曲線は難しい。なぜなら、私の使うダンボール箱は曲線が作れるほど柔軟性がないからです。みなさん、どんな厚紙を使っていらっしゃるのでしょうか。

ランプシェードに使ったプラスチックの板ならできるんですけどね。そもそも、プラ板を使ってはいけないのでしょうか。あ、いやいや、だめ。プラ板は購入の必要ありだもの。ゴロゴロ転がっている原価ゼロのダンボール箱とは違うから却下。

む、む、む。じゃあ、小箱ならそれほどの強度は必要ないのかな? だったら、ダンボール箱じゃなくて、冷凍TVディナーの箱でも十分使えるのかな。例えば、そんな紙を3重ぐらい重ねたら丈夫にならないかな?

などなど、10 箱後の課題、挑戦のゆくえが気になりますね。3D プリンターのニュースに興奮して次のプロジェクトを考え始めるのでした。

 

Box #10 おかえりなさい



20140407-IMG_2921
ついに 10 番目の箱となりました。

記念すべき 10 番目にふさわしいプロジェクトだったかもしれません。

名づけて「おかえりなさい」の箱。今日はそんな箱のお話し。

20140405-IMG_2900

先日 K からこのハンカチをいただきました。

「これね、こんなにあながあいちゃっていて、使えるわけないのにね。

でも、どうしても捨てられなくて取って置いたの。この菖蒲と緑の色、いいでしょ。

ミーシャンなら何かに使えるかなって思って。」20140407-IMG_2909

そう恥ずかしそうに話す友に、
うんうんとうなずく私でした。

確かに、泣きたくなるような、懐かしい和風デザイン。

何とか大切に使いたいとずーっと思っていました。

いろいろな箱と色の組み合わせパターンを考えて。

布を買いにいきたいところをグッと抑えて、家中の洋服やシーツ、ハンカチ、スカーフ、などなど全部物色して。

何度も何度も。

落ち着いた色は紫。前回の箸箱の残り布。

最初は使うつもりのなかった穴あきの部分。

紫の布の上に置くとそんなに悪くないんです。

まだらに剥げ落ちた色からも味が出てきました。侘び寂の世界に少し近づいた?と一人でテンションを上げて完成を目指します。

丁寧に布のデザインと穴の位置を決定します。微妙にずらして穴あきとまだら模様と崩れたバランスをねらいます・・・なんちゃって。

20140407-IMG_2919これ、実はばんちゃんのアイディアです。

「そんなに大切なハンカチなら額に飾っておけば?」と、彼。

「そうなんだ、そのアイディアがあったよね~!」と蓋の裏に使うことを思いついたんでした。

そして勿論、

「おかえりなさい」

大切なハンカチと共に、きっと思い出も帰ってきますように、ね。

 

Box #9 紫の箱


紫色は気品ある色ですが、一歩間違えると娼婦になってしまうという危険もはらんでいる難しい色だと思っています。
母校のスクールカラーも紫で、一紫会という卒業生の会の名前にも使われています。20140404-IMG_2876

その紫。

ナプキンホルダーの紫の布が無くなってしまったので、無地の紫を見つけ出してきました。それにKからいただいたレースを貼り付けたら、ちょっとエレガントになりました。ついでに花のコサージュ、ついでにパールのハンドル・・・なんてしているうちに脱線しちゃいました。20140404-IMG_2896

なぜなら、この箱、ばんちゃんのダイニングルームに置きたい箸箱なんです。20140404-IMG_2883

 

もう10年以上前に銀座夏野で買ったお箸。すっごく使いやすくて大切に使わせていただいています。だから取出しがすぐできるように蓋につけちゃいました。20140404-IMG_2890

ばんちゃんに見せたら「ふーん」という答え。

用途が少し中途半端になってしまったようです。

だから、私の宝物として家で使うことにしました。

Box #8 奇跡のRecycle Bin


うれしい~!

接着剤がないことで苦しみましたが、このプロジェクトでは学ぶことが実に多かったんですね。それだけ喜びも大きいというものです。

20140403-IMG_2870箱の上にフレームを付ける事によって、中の袋を固定するというアイディア、バッチリ成功。

20140403-IMG_2874そして、必要ないけどデザインの一部としてラベルをつけました。

お掃除の女の子達は英語があまりできません。彼女達のためにスペイン語と英語の両方で、リサイクルとラベルを書いてあげました。それから、緑の小さな木の飾り用割ピンをポチリポチリ。

デザインとしては、それだけ。

とてもシンプルだけど、下の縞柄にはこれで十分でしょう。

20140403-IMG_2872 さてさて、箱の中。個人的には中の方がウレシイ出来栄えなんです。

接着剤がなくなり、むむ~と考えていたら、 Mod Podge が余っていることを思い出しました。それで、使ってみたんですが。。。結果はやはり、接着力が弱くて難航。あれこれ奮闘し過ぎて、上と下を間違えたりと、てんやわんや。

この時思ったんです。

失敗して、それに気がついたら、どうするか。

  • たかだか自分で使うリサイクルの箱なのだから、まあ、いいんじゃない、とあきらめて先に進む。
  • 時間をかけてやり直す。

20140403-IMG_2873上の縁に少し見える赤い線を出したくて、やり直しを数回。自分のアイディアと質のレベルをキープする為に努力するって、気持ちがいいですね。

縞模様も横に、しかも4面きっちり並んでます。そうすることによって、内容物の量を測る目安になるかなって思ったんです。

それからもう一つ。プラスチックのトレイを箱の底に入れました。水漏れなどがあっても大丈夫なように。そして、これこそが、奇跡のリサイクルビンと呼びたい理由なんです。

このプラスチックトレイは簡易キャセロール容器の蓋でした。危うく捨ててしまうところを、なぜかキープ。それ自体奇跡なんですが、本当の奇跡は・・・

そもそも、この箱のサイズは私が中に入れる袋に合わせてデザインしたものでした。当然、このプラスチックに合わせたわけでもなく、その時はその存在自体まったく思いついてもいなかったのね。でも、それなのに、箱の底にピッタリフィットしちゃったんですよ~!

これこそ奇跡と言わずして何といえばいいんでしょう。プラスチックの余計な上の部分はカットしてあります。そして、黄色い縁をつけました。でも、縦も横もピッタリ。ピッタリすぎて取り出せなくなる事を心配して、ハンドルまで付けちゃいました。もう~、私の興奮度200%アップです。やった~!

 

Box #8 粋に決められない Recycling Bin


これが一番あったらいいと思える箱かもしれません。 なにしろ必要なのに持ってないんですから。
冷蔵庫マンも「待ってました!」と、下まで降りてきて、品定めをしています。20140401-IMG_2869

ガレージにはCupertnino 市から配給された巨大な青いビンがあります。 私がスッポリ入ってしまいそうなくらいの大きさ。でも、約250歩ぐらい歩かないとたどり着けないの。運動にはなりますが。。。 だからここ何十年とビニール袋が床に置かれていただけだったんですね~。

で、そんなに大きくなくて、でも小さくもない、一時置き場のリサイクルビンが欲しい。

大きな箱への挑戦のポストに書きましたが、大きい面を持つ紙探しと布はリサイクルがベースのプロジェクトには結構なチャレンジです。でも、へたれませんよ。

箱の形になりましたが、表面の凹凸が気になります。

20140327-CAM00752それに、使いたい白い布だと箱に書かれている文字やテープが透けて見えちゃう。

そこで、ザザッと適当に色を塗って、パッチテスト。

やっぱりねー。凹凸がありすぎ。

日本の手ぬぐいを使ってみたかったんですけどね。残念ですが、手ぬぐいは次回に見送り。そしてシーツ復活よ。20140401-IMG_2864

このシーツ、貼り付けてみたらそんなに悪くないです。これも、かつてばんちゃんの息子が使っていたお古のシーツ。

箱のサイズは使いたいビニールの袋に合わせました。右横は今までのビニール袋。買い物をしてもこういうただの袋はもうもらえません。私のストックももう底をついてきたので、新しくゴミ箱用の袋を買いました。(この辺のリサイクル運動、ぜんぜん理解できない。私達にビニール袋を買わせるんなら、同じじゃん?)

さて、この箱、まだ未完成です。外に布を貼ったら接着剤が底をついてしまいました。大きな箱は接着剤をたくさん使うんですね。まだ中側も上にのせるフレームもできていません。

ということで、今日はここまで。接着剤を買うまで。。。こんなに大きな箱、どうしておくぅ?
ふ~ん・・・どうせだからぁ、使っちゃお~っと。