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鳥の分類表、完了 Bird Taxonomy Table, Complete


今日で鳥の分類表のブログは最後となります。 Today will be the last blog on bird taxonomy tables.

 やったー! Yay!

無理やり最後の3つの科を詰め込みましたが、何はともあれ、これで最後です。 I forced myself to cram in the last three families into this blog, but at any rate, this is the last one.

下の表、緑色が間違いの修正後の鳥たちです。それぞれ正しい属におさまりました。 In the table below, the birds in green are those after the error was corrected. Each has been placed in the correct genus now.

Screenshot

それでは、まず、ショウジョウコウカンチョウ科の鳥たちから。 Well then, let’s start with the birds of the Cardinalidae family.

この科の鳥たちの特徴は、とにかく見た目が鮮やかなことです。ルリイカルを初めてみた時の驚きは忘れられません。そしてオスのみが美しい色に包まれているのに対し、メスは色をおさえてます。一見不公平に思えるこの違いは、人間以外の動物界では子孫繁栄を考えれば納得できます。メスは卵を守る為に目立ってはいけないけど、オスはメスを惹きつける為に目立たなければいけない。 The birds of this family are characterized by their simply brilliant appearance. I will never forget how surprised I was when I first saw a Blue Grosbeak. And while only the males are covered in beautiful colors, the females are subdued. This seemingly unfair difference makes sense when you consider procreation in the non-human animal kingdom. Females must not stand out to protect their eggs, but males must stand out to attract females.

次はアメリカムシクイ科です。 Next up is the family of American warblers, Parulidae.

この科の鳥たちは、みんな小さくて可愛らしい。だからもっと撮りたいんですが、私には難度の高い鳥たちです。常に動き回っている彼らの習性に加えて、視力が悪い私には見つけることすら大変ですなんですね。 All birds in this family are small and cute. So I want to take more pictures of them, but they are very difficult birds for me. Their habit of always being on the move, plus my poor eyesight, makes it very difficult for me to even find them.

もう一点付け加えることがあるとすれば、アメリカムシクイ科は旧世界のムシクイ、ダルマエナガ科から1830年に分岐しました。ダルマエナガ科とアメリカムシクイ科との大きな違いの一つは、初列風切の羽の数です。旧世界の虫食いたちは10枚、方やアメリカ大陸の虫食いたちは9枚ということです。 If I may add one more point, the family American Warbler diverged from the Old World Warbler, Sylviidae, in 1830. One of the major differences between the insectivores in Old World and in America is the number of the primary feathers. The Old World warblers have 10 feathers, while the American warblers have 9 feathers.

そして、最後にムクドリモドキ科です。 And lastly, the Icteridae family, New World Blackbird.

この科には、近隣でよく見かける鳥が多いのですが、ムクドリモドキ属以外の写真はありません。 Many of the birds in this family are common in the neighborhood, but there are no photos of any of them except for the some in the genus Icterus.

キガシラムクドリモドキの幼鳥 Yellow-headed blackbird Juvenile

とりわけ、オナガクロムクドリモドキはこの地に引っ越してきてから初めてみた鳥だったので携帯で撮ったことはありましたが、消してしまいました。なぜなら、彼らはとても攻撃的な鳥だからです。他の鳥の巣を襲い卵を盗んだり、幼鳥をさらっていきます。だから撮る気にならないんですね In particular, the Great-tailed grackle was the first bird I had seen since moving here, and I had taken pictures of them with my cell phone, but I had erased them because they are very aggressive birds. They attack other birds’ nests, steal their eggs, and snatch their young. So I don’t feel like taking pictures of them.

以上、最後の3つの科をサッと紹介しました。これで私の鳥の分類表の完成です。 These were my quick introductions to the last three families. This completes my bird taxonomy table.

そうそう、もう一つ大切な項目を鳥類の上に付け加えました。それは「鳥翼類」です。 Oh yes, I added one more important item above Aves. It is called “Avialae.”

鳥翼類の定義が最高にカッコウいい! The definition of Avialae is the coolest!

羽ばたき飛行に使われる羽毛の生えた翼を持つ恐竜すべてと、それらの子孫である鳥類。

All dinosaurs that possessed feathered wings used in flapping flight, and the birds that descended from them.

New Mexico と Texas の旅 8 – Big Bend 国立公園 3


私たちは Sam Nail Ranch から Castolon に移動します。

こんな道を走るんですが、後方に見えるのはメキシコ側のサンタエレナの山々。

20160928-_ma_2902詳しい地図はこちら。https://www.nps.gov/bibe/planyourvisit/maps.htm
赤丸は私たちが訪れた場所。水色の線は車で走った道。中央にロッジがあり、Sam Nail Ranch はロッジの左。左下がCastolon。右端にリオグランデビレッジがあります。
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Castolonは歴史のある場所らしく、ビジターセンターは昔の郵便局だったそうです。夏場は暑いので閉鎖、12月ごろに開かれるらしいです。幸い、ジェネラルストアは開いていたので、食料確保して近くのコットンウッドピクニックエリアに向かいます。20160928-_ma_2953

ところが、バンちゃんを待っている最中、突然この鳥、Loggerhead Shrike が車の横の方にやってきます。サッと飛び立っていったところを追いかけて見ると・・・20160928-_ma_2927

私たちと同じように、食料確保していたんです。20160928-_ma_2915

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20160928-_ma_2918 20160928-_ma_2919
(ちょっと酷いので小さくしました。)
この突然の大展開に大満足。お店から出てきたバンちゃんは悔しがることしきり。
3番目の鳥ゲット!

コットンウッドが広がる公園。やはり暑いので誰もいません。虫が無数に飛び交っているのが車の中から見えます。
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う〜〜、いやだな〜〜と思っていると・・・
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golden-fronted woodpeckerが木の上に。
「何してんの〜?そんな大きなものくわえちゃって〜。」
もう、じっとしていることできませんよね。4番目の鳥。20160928-_ma_2959
ウッドペッカーを見やると、赤い鳥が見えます。Sam Nail Ranch で撮れなかった鳥。Summer Tanager なんて見事に真っ赤なんでしょう!20160928-_ma_2968綺麗です。5番目の鳥。20160928-_ma_2973すると、この子 Vermilion Flycatcher が登場します。
「私の方が綺麗でしょ〜?」20160928-_ma_3013
「おお〜、あなたも綺麗。」真正面から見ても可愛らしい鳥は珍しい。6番目の鳥。20160928-_ma_3001「可愛いだけで鳥の価値が決まると思っているのかい?威厳のある第度も必要でしょう?」と現れたのはYellow-headed Blackbird。7番目の鳥。20160928-_ma_3460「ほ、ほ、ほー、ごもっともです。」
そこへさっきのGolden-fronted Woodpecker君。
「綺麗っていってるけど、僕の背中見たことある?」20160928-_ma_3107
「翼を広げると、ほら、こんなに綺麗なんだからー。」
20160928-_ma_3113「いや、失礼。確かに。」
「しかも、働く鳥をバカにしちゃいけないよ。」20160928-_ma_3146
「そうですね。でも、あなた、食料確保はみんながしていることでしょ?」
20160928-_ma_3213「まぁね〜 」と、飛び去っていったのでした。

ここまできて、虫に刺されまくったことに気づいたので、再び場所替えをします。今度は公園の東側、Rio Grande Village へと向かいます。
キャンプグラウンドの駐車場でのこと。

おや?これは面白い。
「あなた、もしかしてロードランナーさんじゃありませんか?」
「・・・」
「そんな所で何してらっしゃるの?」
「・・・」
「上を見上げて、何か見ているようですね。」
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「周りを見回して・・・?」
20160928-_ma_3313
「ああ、道路標識、STOP サインがあったから止まったんですね。恐れ入りました!」
20160928-_ma_3332ロードランナーは「ミミっ!」と言って走り去って行きました。8番目の鳥。

そこへ別のロードランナーがやってきます。
「口を挟むようですが、僕たちもちゃんと仕事してること、お忘れなく。」20160928-_ma_3368「なんなら、お見せしましょう。」と言ってしばらくすると、20160928-_ma_3366「ほら、あげようか?」
「い、いえ、遠慮しておきます。」
「それじゃあ、僕、鳥ですから、木の上だって走ることできるところ見せてあげるよ。」20160928-_ma_3412「いい?見てて!」と言って高速で木の上の方に消えて行きました。
普通の鳥って、木の上を走るんじゃなくて、飛び立つんじゃなかったけ?20160928-_ma_3422

コンコンコン、「僕のことも忘れないでね。Golden-fronted と間違えられやすいんだ。」と、登場したのは Ladder-backed Woodpecker
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「了解です。しっかり9番目の鳥として登録しておきますね。」

そうそう、Pyrrhuloxia(俗にdesert cardinalと言われている)もいたことを書いておかなければ。嘴が赤くないので、カーディナルのメスということはないと思うんです。10番目の鳥。20160928-_ma_2748

ということで、1日が過ぎて行きました。ロッジに帰り、早めの夕食をとり、近場を散策します。20160928-_ma_3595日が暮れて、暗くなり夜道を歩いていると、懐中電灯がなにかを照らし出しました。
手のひらより少し大きいものが動いている。Walking Stick 日本語ではナナフシと言われているらしい。20160930-img_0541いろんな物に会えるんだなーと、満足しながら見上げた夜空にはすでに天の川が見えています。
そこで勿論、カメラの登場となりますが、あまりいいショットはありません。20160928-_ma_3600
旅から帰ってきてからですが、夜空の写真は全部削除しようと思っていました。念のためもう一度見直すと、なんと、驚いたことに星雲が写ってました!
なんていう星雲なんでしょう?
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ISO10,000, F2.8, 24mm, 20秒 で撮りました。
今となっては、多分わからない。でも、すごく幸せな気分です。
私のカメラ、Mark IV、気に入ってます。