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コンポジション、どれがいい?


モッキングバードが裏庭にまた来てました。で、このショット。
実際のサイズはもっと大きいですが、クロップして小さくしました。
鳥の位置、どう思いますか?20160228-_MG_0036-2
鳥が向いている方向にスペースがある方が、落ち着くはずですよね。だから、今までそんな風に、スペースを取ってきました、が・・・どうも腑に落ちない。

鳥の位置を右に移動してみました。落ち着かない雰囲気、出てるかな。20160228-_MG_0036-3

ただ、左にスペースがある必要性があるのかどうかです。二本の枝がある意味があるのか。
左の二本と鳥と平行にある枝で、”V”の字を描いてみましたが、面白くないかしら。
ちなみに、最初の写真では、”W”を描いたつもり。

少々不安なんで、じゃあ、これはどうだ〜?
20160228-_MG_0036-4
鳥を中央に、そして、正方形にしちゃいました。むむむ・・・

問題は、取り除けない物がある場合、ここでは枝、それをどう対処するかです。勿論、Photoshopを使わないことが前提ね。鳥の右に平行に走る枝を取り除けたら、どんなにいいことでしょう。それが閉塞感を作っている気がします。でも、できない場合、それを活用するしかないですね。それで、あーだ、こーだ、と迷ってしまったわけです。
皆さんなら、どちらを選びますか?いえいえ、どう処理しますか?

もっと大きくして、こんなのもありかしら。鳥が止ってる枝が”S”字状になっているのが見えたらいいかなと思いました。20160228-_MG_0036

ますます深みにはまっていく、写真の編集でした。

ゲシュタルト


20160228-_MG_3680写真のクラスの講義は時にとても面白い。
この前は基本の基本、色の3要素を習いました。
1666年にアイザックニュートンが言った言葉
「光は色であり、色は光である。」

450年の昔、プリズムを通過した光がいろいろな色になって壁に映っている現象に興味深く見入っているニュートンの様子、目に見えるようです。

絵の具の世界の色の3要素とはちょっと違うRGBはコンピュータの世界でお馴染みです。
赤、緑、青。そしてこの三つを組み合わせると白くなり、その逆の色、シアン、マジェンタ、黄色を合わせると黒くなる。ここまではたいていの人は知ってますよね。そして、このコンセプトはそのまま写真を撮る時に使えるんですね。
この日のもう一つの金文句、
「フィルターは同色の光は通過させ、反対色の光は取り入れる。」20160228-_MG_3680-2

例えば、撮ってみた写真が何かの反射で緑色っぽくなってしまったら、どうするか。反対色マジェンタのフィルターを使えば緑色を抑えることができます。いちいちフィルターを交換してる人はあまりいませんが、プロの写真家はささっと、必要に応じてつけたりしてるんですね。

さて、前置きが長くなってしまいました。今日のテーマはゲシュタルトです。
ゲシュタルトという概念について、先生の言葉が格好良かったので、ノートに書き残した英語をそのまま書きます。
“Whole is always greater than the sum of it’s parts.”

ゲシュタルトとはドイツ語で、人がとらえる全体の形だと理解しました。有名な概念なので、詳しいことはゲシュタルト心理学の説明に任せるとして、写真を撮る上で大切なことを書きます。

20160228-_MG_3672写真を撮る時は気がつかなかったのに、撮った後に見てみると、変な電信柱が誰かの頭の上から生えてるみたいな写真を撮ったことは何回もあります。3次元世界に住む私たちの見るものと、2次元の世界に入った後に見えるイメージは違うんです。だから、私たちがシャッターを押す前にちょっと気をつけるだけで質の高い写真になり得る・・・ということなんですね。

例えば、色の研究者、イートンが実験したようなこと、同じ黄色い丸を緑、赤、青、などなど、いろいろな色の中に入れてみると、黄色い丸が大きく見えたり、小さく見えたりする現象。黄色い丸の直径をもう一度測り直してみても、やっぱり同じ。周りの色が違うだけで大きさが違って見える。これがゲシュタルトです。そして、この人間の脳が自動分析処理してしまうゲシュタルト現象を逆に使うことによって、写真のイメージをコントロールし、見る人をもコントロールし得る。それが私たち、写真家の目指すところです。ま、絵を描く人、様々なアーティストたちは当然知っていることですね。

類似性、方向性、未完成性、などなど、私たちの脳は、私たちの意識とは切り離れたところで情報制御しているってこと、すごくないですか?だから、ある物が見えたとしても、私たちの目に映っているもの以上のものが、必ず存在する事はほとんどの場合、事実なんです。20160228-_MG_3672-2

ウへ〜、自分の目を信じるなって事?
常にそういう意識を持っていれば間違いないですね。
ほほ〜、ここまでくると、昔からそんな事を言う賢者がいような、いないような。深いな、写真のクラス。

3番目のプロジェクト、試行錯誤、苦戦してます。その一環でビーツを薄くスライスしたものをグラスに入れて、ビーツビール風にアレンジしてみました。

96 点だった


先週の中間試験の結果です。
1ガロンが何オンスか知っていたら満点でした。他の生徒にはボーナス得点なのに、アメリカの測量単位を未だに修得してないがために減点。チイと悔しいぞ。ま、これでレベルが分かったというものです。学期末試験は100点取るぞ〜!ちなみに、答えは128オンスね。デベロッパー液は16オンスを112オンスの水で薄めるのじゃ!そして、ストップバスは6オンスの28%醋酸を128オンスの水で薄める。よーく覚えておきなはれ。20160215-_MG_3426

昨日は光のソース、光の扱い方の講義でした。

例えば上の写真。3日前、Henry W. Coe 州立公園で撮りました。強い光が前と後ろの花の間に差し込んでいましたが、他にオプションがなかったので、そのままパチリ。でもね、こんな時は、フラッシュを使うと良いらしいです。そうすることによって、前の花がよりハイライトされて、後ろの花と光が暗くなるそうです。フィルライトと言います。今度試してみよう!

講義の後はラボ。第一プロジェクト(胸から上のポートレートと、その人物を説明する写真の2枚)の提出日だったので、ホホー、みんな目つきが違ってましたねー。私も先々週から繰り返しプリントしていた同じ写真に再挑戦です。いくらやってもキリがないので、自己満足度80%で線引きして提出しちゃいました。他の生徒より2倍は上手く撮れてる自信はあったし、暗室の密度が100%で、息苦しさにグッタリだったんで。

昨日の覚書。フラッシュを使うとどうしても画像がシャープになりがちです。だからあまり使いたくないんですが、使い方によっては、とても良い結果が出ます。その一つは、フラッシュをなるべく被写体に近づけると(例えば30cm以内とか)イメージがマイルドになるということ。へ〜!!!逆だと思ってた。今度試してみよう!

Photoshop 修正ツールテスト


このイメージ、無難に1月の風景です。20160123-IMG_0208-Editよく見ると、何これ〜?上の方に電線が。。。目障りー。せっかくの清々しい風景が、一気に白けてしまいます。

さらに、期待に反することになりますが、実は何を隠そう、この写真、元々はこんなんだったんですよ。20160123-IMG_0208最初の写真、パッと見ただけでは、 Photoshop修正した事に気付きませんよね。でも、言われると、わかるんですよ。ザクザクっと電線をなぞっただけなので、なぞった後がわかります。ただ、そうだと思ってみないとわからない程度によく修正できてるんですね。

電線の他にワイヤーフェンスと杭や邪魔なものをザクザクっと消しました。5分もかかりません。

それなら上の方の電線も消しちゃえばいいのにと思いますよね。でも、それは断念しました。何度も挑戦したんですが、劣悪になる一方だったんで。

結論:多分、良い方法はもっと他にあるはずです。なんたって天下のPhotoshopですもん。不可能などないはずです。でも、単純に修正ツール一つで処理するとなると、できない事が結構あるんです。小さいものなら、一発で修正できちゃいます。雲ひとつない青空なら、電線だって何だって、サクッと修正可能です。でも、明るくて、複雑なイメージがバックグラウンドにある場合は、難しい。

昔のPhotoshopと比べると、かなり充実してきていると思います。でも、使い方を知らないと、猫に小判ですにゃん。使い方がわからないから、さらに使わなくなって、宝の持ち腐れ。くさ〜。

Adobeのマーケット戦略で毎月$10払っていることを思い出して、急に「元を取らなきゃ!」と思ったのでした。次のクウォーターでは、ぜひPhotoshopのクラスを取って、ガンガン編集できるようになろう!

ボケのからくり


フィルムを現像する


遅刻ギリギリの朝。バタバタと車に乗り込み、信号待ちをしている時に気付いた。Fitbit を付け忘れた。。。!先週もチャージした後、付け忘れたばかりだというのに、また〜ぁ?!

二つ目の信号待ち。今日のクラスでする事を思い描く。今日はフィルム現像を習う予定だ。カメラは一応持ってきた。先週撮り終わったフィルムは?カバンに入っているはず。よしよし。でも、えっと、えっと。。。

あっ!ネガを入れるNegative Preservers を忘れた!!!

てなことで始まった昨日でしたが、無事終了。

ラボの入り口でキットを借り出して、スタート直前。ドライダークルームの電気を消す前に記念ショット。フィルムを出して、リールに巻きつけるという、普通にしても難しい事を漆黒の中で手探りでするという離れ業。20160121-20160121_124955

4人一組で入った部屋で私だけがキチンとできたってのも面白いです。先週から一緒の私のバディの手伝いをして、次はちょっと生意気そうな、賢そうな男の子、そして、口から生まれてきたの?の女の子。

フィルムを出した後の残骸。Amarilis-2

 

この大学には十分に予算があるのか、このフィルムもNegative Preserversも支給してもらえます。カメラも全員分用意されてるので、忘れても借りればいいだけです。

細かい工程を書くつもりはありませんが、個人で現像作業するのは、ちょっと危険そうです。なぜなら4種類の薬品のうち、一つ、Fixer と呼ばれている液体には銀が含まれているからです。そのまま下水道に流すことは禁止されています。学校ではどんな風に処理するのでしょうか。

さて、来週はいよいよプリントです。暗室でイメージが浮き上がってくるところを目撃できるんです。待ち遠しいなー。20090101-20160122_154015

そうそう、大切なことを書いておきましょう。最初のプロジェクト、ポートレート写真の説明の時、Rembrandt lighting の話題が出ました。

かの「光の魔術師」として有名な画家のレンブラントの名前が付いているように、彼が好んで使った光の当て方と言えばいいのでしょうか。その技法を使った写真は今でもとてもポピュラーであること。

窓から入ってくる光を真横から受けると、顔半分に光が当たり、もう一方の顔は暗くなる (split light)。西洋人の顔は特にそうですよね。でも、レンブラントの真似をすると、光が鼻の頂点をほんの少し過ぎたところ、暗い方の頬に三角形の光が差し込んだところを捉えるというものです。また、光のソースは上から来るものとする。

バンちゃんを使っていろいろ試してみます。楽しい〜!

光は色だ!


かの有名なアイザックニュートンが光の秘密を解き明かしてから300年以上が過ぎています。カメラの歴史、写真の歴史は大きく変化しましたが、それでも変わらないものが光。光は色。

今日は写真のクラスの初日、そんなことをつくづく考えさせられた日でした。
4時間以上も初っ端から、10分だけの休憩2回。飲食する時間もなく過ぎて行きました。フュ〜。20160107_101327
駐車場から教室に向かう時のショット。
ソーラーパネルで覆われている駐車場。雨上がりの太陽の光にキラキラしていたところが撮れてなくて残念。

ところで、教室の机椅子、25年ぶりに座ったら驚きです。背もたれが動くんです。20160107_102145バネが埋め込まれているんでしょうか。映画館の椅子みたい。いろいろなものが進化してるんですね。

20人ぐらいのこじんまりしたクラスです。う〜ん、年寄りは私と先生だけ。あとはみんな若僧たち。ま、いいや。
来週はフィルムをカメラに入れて、写真を撮り始める。今日習ったカメラの歴史、復習しておきましょ。中間、期末試験がありますからね。プロジェクトは3つ。12週間でこれ全部するんです。暗室での作業は未知の世界。
光は色。でもこのクラスの写真は白黒のみ。7色の光をどうやって白黒に取り込んだらいいんだろう。ゾクゾクするネ!

ヘアカット


年末年始に向けて多くの女性はヘアドレッサーに会いに行きますよね。私もハイライトとヘアカットをしてもらってきました。アクセントに赤いピカブーハイライトも入れて。

その日の帰宅後、以前から気になっていた事を決行しました。何かというと、この玄関脇に置いてあったボストンファーン。元気に育っているんですが、どうもモコモコしすぎなんです。これから冬に向けてどうなるかも気になるところ。20151206-IMG_9596

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いろいろ調べた結果、ヘアカットしちゃえばいいという結論に達しました。

もう暗くなっていたのであまりよく見えませんでしたが、ザクザク目一杯カット。

翌朝チョビチョビ調整して、こんなにスッキリしました。20151207-IMG_9598驚いたことに、すでに新しい芽がたくさん生えてきてました。ほら〜!20151207-IMG_9605何でも新陳代謝が大切なんですね。
私も過去にはこだわらないで、さっさか未来に向かって新陳代謝していこう。

ちなみに、来年1月4日から写真メジャーでDe Anza College に行く事にしました。途中で挫折する可能性90%。ディプロマ取得は今の所考えてません。興味のあるクラスを取った後に決めればいいだけのこと。

まずは基本中の基本のクラス、フィルム写真のクラスから。暗室で現像なんかもするらしいです。今更面倒臭そうですが、このクラスを取らないと他のクラスが取れないんです。まいったー。でも、もう始まっちゃたんだから。やるっきゃない。

さーさ、大ちゃんよりずーっと若い子供達に混じって(この辺、かなり気になりますが)、勉強開始じゃ〜!

新橋界隈2


引き続き体調のおもわしくないばんちゃんです。日光行きをとりやめて、とりあえず若者の町、原宿に行ってみることにしました。まずは明治神宮へ。

いたいた、庭掃除のおじさん!なぜ興奮するかというと、長いほうきを円の弧を描くように左から右へと大きく掃いていくからです。かなり腹筋必要だと思うんです。ホコリをあまりたてないように、丁寧に。
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また、神宮付属の庭園では思いもかけず、あまり怖がらないヤマガラと出会い、楽しい一時です。私の方が怖がってるし・・・
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そして、ジャーン! 人で埋め尽くされている竹下通り。
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こちらは表参道の東急プラザ。
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ここで私はなんと4枚も服を購入します。そこの美人店員さんに「ご贈答ですかか?」と聞かれたほど派手な服。まさかおばさんの私が着るとは想像もできなかったようです。彼女のネイルを記念にパチリさせてもらいました。
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日本の高層ビルはどれも曲線やフォルムが美しい。でも、その中でこのAudiのビルは独特でした。金髪の門番のお兄ちゃんに頼み込んで潜入。そこでも、パチリパチリ。
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それなりに楽しんだので、そんじゃあついでに秋葉原、行っちゃおう~!
こちらはそれほどにぎやかではなかったみたい。実はそのはず、丁度その頃幕張メッセで「おたくコンベンション」が開催されていた・・・ということを後で知りました。
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「ビルの町にガオー」
こんな姿にされてる鉄人28号。もう知っている人も少ないに違いない。。。
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夜はホテルでイタリアン。
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翌日、ばんちゃんは本格的に寝込みます。そこで私はカメラ持参で一人散策です。ぐるりと回って築地市場、浜離宮など。
以下の写真は、その時の収穫。忙しい市場を車や人が行き来する中、突然登場したのは、腰の曲がったおばあちゃん。お買い物ですか?荷物、お持ちしましょうか・・・?
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お昼頃ホテルに帰り報告。「お金がなかったから浜離宮に入れなかったよ」と私。
「じゃあ、起きてみるから一緒に行こう。」・・・ということに。
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私達は浜離宮で夕暮れ時まで過ごします。何をしたかって?菜の花畑の研究と鳥の観察です。
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サラリーマンもおかあさんも、みんな会心作を撮ろうとしているようです。私も頑張りましたが・・・20150326-IMG_3363
鳥を追いかけていたら、いつの間にか閉館時間です。月も登り、カラスも鳴いていたので帰ることにしました。
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この写真、いいでしょ? 孤高の人、写真家は一人旅行く・・・って感じ。20150327-IMG_3477

翌日、日本滞在最後の日。寝込んでいるばんちゃんに福田幸広の写真展に行きたいと告げたらムクムク起きてきました。彼の写真は目下、写真雑誌の表紙にもなっている注目の人です。
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会場でご本人とも直接お話をすることができ、サインもいただいて刺激ビンビンです。また彼のパートナーの温和な雰囲気の女性ともお話できたことは新しい発見となりました。サポートする側のご意見などなど。

その後はCanonのマーケ展示場へ。ここではまだ発売されてない、例の50.6MG ピクセルの(6月発売予定)5DS 5DSRの展示があり、それを触ってわいわい、きゃあきゃあの私達でした。20150327-IMG_3485
うはっ!もう時間。
先を急がなければいけません。友人宅への訪問が待っています。巣鴨駅に降り立つと、ものすごい人だかり。丁度パレード真っ最中で身動きできない状態です。生憎携帯も持ってないから電話連絡もできません。。。人だかりの真ん中にようやく見つけた公衆電話ボックスが一つ。勿論誰も使ってないから即使えましたが、人ごみの中で真空ポケットに入ったような面白い現象でした。
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友人のお子さんに会いに行ってよかった。かわいらしいのなんのって。彼女の成長を見に、また訪れたいです。その後、再び父に会いに施設へ。今回最後のさようならのご挨拶をしてきました。
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そして、締めは有楽町。日比谷シャンテの B threeでストレッチパンツをゲット、そして夕食。こうして最後の夜が過ぎていきました。
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ばんちゃんとの二人旅。
2週間、24時間一緒の旅はこれが4回目でしょうか。1回目はキャニオンランド、2回目はイエローストーンで3回目はハワイかな。どの旅でも喧嘩をしています。今回もちょっとした衝突がありましたがたいしたこともなく落ち着きました。いやはや、一緒に旅に出ると、お互いの価値観が見えてきていいような、悪いような。今回も生き残れたんで、楽しい旅だった~と締めくくれそうです。めでたしめでたし。
2015年日本旅行記、オシマイ。

flickr: Tokyo2015 もよかったら見てください。

Don Edwards SF Bay Wildlife Refuge


20150131-_MG_0362週末は写真漬け。

土曜日は近場で一番好きな場所、Don Edwards SF Bay National Wildlife Refugeに行きました。

特に曇り空の日は最高です。生憎お天気最高に良くていいショットがあまり撮れませんでした。写真を撮り始めるまでは快晴が一番いいんじゃないの?って思ってましたが、ちがうんですねー。20150131-_MG_1006

なぜなら、フラッシュをたいて写真を撮ったことがある方ならおわかりですよね。強い光が一点から発射されるとシャープな光と影が作り出されます。シャープな影は使い方でよくなったり悪くなったりします。でも、一般的に扱いが難しいので、特に女性のポートレート写真を撮る時は気をつけたほうがいいんですね。シワが強く出ちゃうから。20150131-_MG_0774

そこで、ポートレート写真はスタジオでストロボをいくつもたいて撮るんですね。回りが全部光のソースなら影はできないから、シワも見えなくなるという仕組みです。20150131-_MG_0874

快晴の日の太陽はフラッシュと同じ。強力な光が一方向から照らすので影ができるんです。でも、曇りの日は、フラッシュにディフューザーを付けた時のような効果になります。一方向からではなく空全体が光のソースになるんですね。しかもソフトな光。20150131-_MG_0438

おっとっと、話を土曜日に戻して。。。ばんちゃんはCanonの最新のカメラ7D Mark II と400mmレンズ、そしてエクステンダーをもって気合もバッチリ入っています。7Dはフルフレームではないので、遠くの物を撮る時にすごくいいんです。400mmレンズでもエクステンダーとのコンビネーションで使うとなんと800mmレンズと同じ効果があるんですよ。これって、すごい事ですよね。私も一度500mmレンズを借りて使ってみましたが気が遠くなるほど重くて大きい。Canonから800mmレンズも出ていますが、重さ4.5kg、お値段も目が飛び出るほど、そして、気軽に持ち歩いて三脚なしに使えるものではありません。800mmの世界とはそういうもの、プロの世界の物なんですね。ところが、そんな世界の再現がこのコンビネーションだと400mmのレンズで可能になるわけです。勿論、Fストップが犠牲になりますけどね。彼の収穫は・・・当然、見るのもいやになるくらいいいショットが沢山ありました。

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かたや私。200mmと彼からのおさがりの7D。これもフルフレームではないので少し距離を稼ぐことができました。どうしてもマクロが捨て切れなくて5D Marc IIに100mmのマクロレンズをつけてカメラを2台といういでたち。結局マクロはまったく収穫なしでしたが、200mmの方はいいショットが撮れたと思ってます。20150131-_MG_064720150131-_MG_0656
公園を追い出され、カモ達も家路につくころ、私達も名残惜しみつつ帰ってきました。20150131-_MG_1038
そして、日曜日、Keeble & Suchat でのワークショップが11時から5時までびっしりありました。カメラの使い方、中級コースです。ほとんど知っていたことばかりでしたが、中にはなるほど~とためになる情報もあり、やはり行って良かったです。