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まあまあ


お勧め本。「自分の壁」 養老孟司
彼の視点であらゆる事に触れ、彼のユニークな考え方が満載で非常に面白いです。本の全体像はとりあえず据え置きにして(まだ第6章を読んでる最中なので)、面白いくだりがあったので、書きとめておきます。
20110507-IMG_0526第5章に「それはまずいでしょう」という言葉が言及されています。
日本では良く使われる言葉で。過去に言われた時の光景も思い起こせます。
以下、彼の言葉を引用します。

どういう理由で、どの辺がとう、まずいか。その理屈はいちいち言語化されない。誰も説明しない。でも、「まずい」のは「当たり前」なのです。それは無意識で共有されている。

あー、日本だなーと頷いてしまいます。6章には「まあまあ」という言葉も出てきます。
「まあまあ、良いじゃないですか、仲間なんだから。」みたいに使われ、怒っている人をなだめる時に使われますよね。
同じ文化を共有しているという基盤の元、あやふやに、まあまあの線で納得しましょうよ。ね!みたいに、暗黙の了解を求めているんですね。

この暗黙の了解は、日本の言語そのものです。主語もなくていい、目的語なんかもなくていい、動詞もなくていい時もあったり。それでもわかっちゃう。主語があるとかえってわずらわしい文章になる。それに比べると、英語ではありえないですよね。勿論、FBの書き込みなんて別ですよ。日本の随筆などは「つれづれなるままに・・・」書かれるから、結論だってどうでもいいみたいなところあるでしょ?必ず起承転結がある英文とは正反対です。

そんな事いったら、日本企業の会議って(最近起業した会社は違うかも)ものすごく長くて、結論に達することが目的なのかどうかわからない時がありませんか。実際に日本の会社で働いたことがないので本当の事はわかりません。でも、出張先の日本の会社での会議の時に、いつもじゃないけど、よく感じたことでした。

裏には共通の社会、理解が存在しているからそんなに説明しなくてもいいんですね、きっと。
じゃあ、例えば会議は何の為に開くの?とりわけ「根回し」した後の会議。時間の無駄~と、思えますよね。
多分、想像ですが、共通の足場を確認し合い、信頼関係を再確認するのが目的なんじゃないかな。だから、email なんかで片付けられない。

その点、この国の文化は違います。会社でも家でも、ずっしり感じます。
ばんちゃんと話をしていても、
「あっちの方が良くない?」と、私。
「何が?どう良いの?もっとはっきり説明して。」と、ばんちゃん。

きちんと理由を列挙して、何がどんな物に比べて優れているのか説明しなくちゃいけないのって、ときどき疲れます。時々うっかり感情的にポロリ言ってしまうと突っ込まれます。

いわんや会社においておや、です。契約の更新、めんどくさーい。弁護士との交渉、考えただけで疲れる~。
20110507-IMG_0533これからの日本。外国人が増えている中、「それはまずいでしょ」「まあまあ」だけでは片付けられない機会が増えていくんでしょうね。健闘を祈ります。

おまけ:日本で出会った鳥


観察をするつもりはなかったのに、結構いろいろな野鳥と出会うことができました。今まで気がつきもしなかった鳥、東京の真っ只中にもいるんですね。

望遠レンズなしだったので、画像は悪いんですが、まとめておきます。すべてCanon EF 24-70mm f/2.8L USM で撮りました。

オナガ 汐留、浜離宮にて

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メジロ 銀座、朝日新聞ビル前にて

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 京都、鴨川にて

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白鳥 皇居、和田倉門横のお堀にて

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キンクロハジロ 皇居、和田倉門前お堀にて

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アオサギ 和歌山県、新宮町、川湯温泉にて

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ダイサギ 京都、鴨川にて

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コゲラだと思いましたが、多分ツグミ。 汐留、浜離宮にて

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多分、ヒヨドリ。京都、落柿舎にて。椿の花粉がくちばしについてます。20150319-IMG_2064

ヤマガラ 明治神宮庭園にて

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シジュウガラ 明治神宮庭園にて20150325-IMG_3027

ハクセキレイ 皇居、桜田門の中、内堀沿いにて

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ムクドリ 汐留、浜離宮にて

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最後にお馴染み、マガモ いたる所で見かけましたが、竜安寺の池のマガモ。

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おっと、もう一枚。名前がわからない鴨。メスの頭の後ろが白いのって、わからないなー。

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新橋界隈2


引き続き体調のおもわしくないばんちゃんです。日光行きをとりやめて、とりあえず若者の町、原宿に行ってみることにしました。まずは明治神宮へ。

いたいた、庭掃除のおじさん!なぜ興奮するかというと、長いほうきを円の弧を描くように左から右へと大きく掃いていくからです。かなり腹筋必要だと思うんです。ホコリをあまりたてないように、丁寧に。
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また、神宮付属の庭園では思いもかけず、あまり怖がらないヤマガラと出会い、楽しい一時です。私の方が怖がってるし・・・
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そして、ジャーン! 人で埋め尽くされている竹下通り。
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こちらは表参道の東急プラザ。
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ここで私はなんと4枚も服を購入します。そこの美人店員さんに「ご贈答ですかか?」と聞かれたほど派手な服。まさかおばさんの私が着るとは想像もできなかったようです。彼女のネイルを記念にパチリさせてもらいました。
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日本の高層ビルはどれも曲線やフォルムが美しい。でも、その中でこのAudiのビルは独特でした。金髪の門番のお兄ちゃんに頼み込んで潜入。そこでも、パチリパチリ。
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それなりに楽しんだので、そんじゃあついでに秋葉原、行っちゃおう~!
こちらはそれほどにぎやかではなかったみたい。実はそのはず、丁度その頃幕張メッセで「おたくコンベンション」が開催されていた・・・ということを後で知りました。
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「ビルの町にガオー」
こんな姿にされてる鉄人28号。もう知っている人も少ないに違いない。。。
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夜はホテルでイタリアン。
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翌日、ばんちゃんは本格的に寝込みます。そこで私はカメラ持参で一人散策です。ぐるりと回って築地市場、浜離宮など。
以下の写真は、その時の収穫。忙しい市場を車や人が行き来する中、突然登場したのは、腰の曲がったおばあちゃん。お買い物ですか?荷物、お持ちしましょうか・・・?
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お昼頃ホテルに帰り報告。「お金がなかったから浜離宮に入れなかったよ」と私。
「じゃあ、起きてみるから一緒に行こう。」・・・ということに。
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私達は浜離宮で夕暮れ時まで過ごします。何をしたかって?菜の花畑の研究と鳥の観察です。
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サラリーマンもおかあさんも、みんな会心作を撮ろうとしているようです。私も頑張りましたが・・・20150326-IMG_3363
鳥を追いかけていたら、いつの間にか閉館時間です。月も登り、カラスも鳴いていたので帰ることにしました。
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この写真、いいでしょ? 孤高の人、写真家は一人旅行く・・・って感じ。20150327-IMG_3477

翌日、日本滞在最後の日。寝込んでいるばんちゃんに福田幸広の写真展に行きたいと告げたらムクムク起きてきました。彼の写真は目下、写真雑誌の表紙にもなっている注目の人です。
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会場でご本人とも直接お話をすることができ、サインもいただいて刺激ビンビンです。また彼のパートナーの温和な雰囲気の女性ともお話できたことは新しい発見となりました。サポートする側のご意見などなど。

その後はCanonのマーケ展示場へ。ここではまだ発売されてない、例の50.6MG ピクセルの(6月発売予定)5DS 5DSRの展示があり、それを触ってわいわい、きゃあきゃあの私達でした。20150327-IMG_3485
うはっ!もう時間。
先を急がなければいけません。友人宅への訪問が待っています。巣鴨駅に降り立つと、ものすごい人だかり。丁度パレード真っ最中で身動きできない状態です。生憎携帯も持ってないから電話連絡もできません。。。人だかりの真ん中にようやく見つけた公衆電話ボックスが一つ。勿論誰も使ってないから即使えましたが、人ごみの中で真空ポケットに入ったような面白い現象でした。
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友人のお子さんに会いに行ってよかった。かわいらしいのなんのって。彼女の成長を見に、また訪れたいです。その後、再び父に会いに施設へ。今回最後のさようならのご挨拶をしてきました。
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そして、締めは有楽町。日比谷シャンテの B threeでストレッチパンツをゲット、そして夕食。こうして最後の夜が過ぎていきました。
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ばんちゃんとの二人旅。
2週間、24時間一緒の旅はこれが4回目でしょうか。1回目はキャニオンランド、2回目はイエローストーンで3回目はハワイかな。どの旅でも喧嘩をしています。今回もちょっとした衝突がありましたがたいしたこともなく落ち着きました。いやはや、一緒に旅に出ると、お互いの価値観が見えてきていいような、悪いような。今回も生き残れたんで、楽しい旅だった~と締めくくれそうです。めでたしめでたし。
2015年日本旅行記、オシマイ。

flickr: Tokyo2015 もよかったら見てください。

家族の住む東京


京都の後は父の住んでいる東京へ再び。20150324-IMG_2610

当然ですが、家族との再会は母の他界から少しずつ変化しています。家族全員が年老いて、次の世代が成長していっているんですね。
年老いた父とも、もう少し時間をかけて話したいのですが、ますます難しくなっていくようです。20150322-IMG_2397

母のお墓参りもさせていただきました。初体験のばんちゃんは、これらの出会いをどう受け止めたでしょうか。父との別れ際に涙ぐんでいたようです。20150322-IMG_2404

あまり深い話はできなくなってしまった家族ですが、不思議なつながりが保たれてます。きっと時をシェアすることが理解に繋がりえるのでしょうね。次回はお酒でも飲みながら、ばんちゃんなし、子供なしでのんびり話し合える時間を作りたいです。20150322-IMG_2412

姉の娘のご主人のお母さんのだんな様・・・奇妙な言い方ですが、う~ん、この関係は何と言えばいいのでしょうか。姪のご主人にとっても義理の父親ということになるなる方です。その方が鳥の餌台を作ってくださったとの事で、拝見しに福生までお伺いしました。20150322-IMG_2409

こんなに素晴らしい作品、鳥の餌台としてはもったいなくて使えません。裏庭のどこに設置しようかしら・・・とまだ決めかねています。飛行機で運べるサイズではないので、船便で送ってくださるとの事です。届くころまでにじっくり考えておきましょう。輸送代、高いんだろうな。

ところで、この福生、近くに酒造があり、前回おじゃました時も感激した外装です。神道風の凛とした静寂さ。ばんちゃんも気に入ったようです。20150322-IMG_2413

人の縁、もしかしたらもう二度と会えないかもしれないのに繋がっている目に見えないもの。やさしさと同じように大切にしましょう。そんな事を再確認したのでした。

さて、東京の最初の二日間は池袋のCenturion Hotelに泊まりました。近くにビキニ姿のマッサージサービスの看板があったりで、突然心配になりましたが、しっかりしたホテルで何事もなく過ごせました。池袋駅東口から徒歩2分、便利です。20150322-IMG_2387

このホテルで指圧マッサージをしていただきました。若くてきれいなAKB48風のお嬢さんの登場です。
「まさか彼女・・・?やっぱ、男性対象?これじゃ期待できないな。ま、いいか。しないよりマシかなと。」などなど、頭の中で一人会話。
スタートしてみると、ところがどっこいです。私の人生の中で第一位、飛びぬけの怪力マッサージでした。しかも、花粉症で散々苦しんでいた鼻水ズルズルも、その旨を伝えたら、「了解しました。」とラベンダーオイルをタオルに含ませてくれました。そのおかげで、驚くことにズルズルはうつ伏せ状態でもピタリと止まり、実に快適。こんな事、あるんですね。彼女はあと半年したら麻布店に移動してしまうそうです。。。今度は麻布にホテルを予約しようかしら、と思ったほどでした。

熊野古道2


熊野本宮大社
天皇家の人々は今でも御参りなさるし、お墓もあるので当然、御紋は菊花・・・でしょうか。三つ巴でしょうか。きっと両方とも使える許可が下りているんでしょう。
どうもこの辺の御紋の扱い方はわからないなーと思いつつ、スーッと忘れて次へいきます。
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現皇太子様もいらっしゃったようで、記念樹も植えてあります。
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雨の中を参拝される方はほんのわずかです。京都の人混みからは想像もつきません。
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雨が本格的に降っていたのでたいした事はできませんでした。それでも頑張ってパチリパチリ。

20150318-IMG_1839実はここでばんちゃんはカメラを落としてしまいます。レンズを換えようとしていたんですね。彼の顔が10秒ほど凍りつきます。私もギェ~と叫びたいほどの衝撃でした。
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でも、両側コンクリートの間の幅20cmぐらいの砂利に奇跡的に落ちてくれたおかげで、多分大丈夫だったのでしょう。もしもコンクリート上だったらここでアウトでした。

さて、このバンダナに書かれている言葉、面白いです。
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神仏習合なんですね。こうしてはっきりと書かれているのを見るのは初めてです。

この長い階段を下りていくと正面の大鳥居があります。
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バスの時間を気にしながら、先を急ぎます。次のバスを逃すと宿にはたどり着けませんからね。宿は川湯温泉の富士屋。
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まずは温泉につかり、お夕食。旅館の定番、懐石風料理は後から後からどんどん出てきます。私は美味しくいただきましたが、ばんちゃんは苦戦したようです。
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翌日も雨。
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朝食もあまり食べられなかったばんちゃん。
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そこで付き合ってホテルのカフェでコーヒーへ。実はこのコーヒー、衝撃の美味しさで、おかわりをいただきました。人里離れたこの地で予想外の出会いです。そして、共に出てきた炭のマドラーも気に入ったのでお土産用に買ってきました。
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さて、雨もやまないので予定していた山道コースをキャンセル。どこへも寄らず京都へ帰ることにしました。
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ばんちゃんはホッとしていたようでした。忙しく移動するのはやはり大変ですね。
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ホテル前でバスを待っていた時の事。
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雨に煙る山のかなたからやってきたサギ。さすがに大きな鳥は雨でも平気なんですね。優雅に別れを告げにきてくれました。
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特急「くろしお」のマスコットの椅子に座って結構ご機嫌な私達。
こうして熊野の旅が終わったのでした。他の写真もflickr: Kumano Kodo にアップしました。

明日からは京都編に移ります。