今日のメインイベントは、ロケフォト。着物を着て写真を撮られる側になる体験です。夢館に朝9時の予約でした。
いやはや、ここでもてんやわんや状態。着物を選んで、メイクとヘア、そして着付け。すでに観光客で満杯なのに、京都近辺の大学の卒業式が拍車をかけます。ほとんどが10代、20代の若者だからその熱気たるや大変なものです。そう、私達がダントツで年寄りでしたが。そんなの気にしません。
面白い光景があちこちにあって、カメラを持っていないことが悔やまれました。若者はおもしろい。
2時間後、一階の待合室に下りていくと・・・ 着物を着た男性軍が手持ち無沙汰にボーっと座っています。ばんちゃんは私を見つけると救世主でも発見したような目で「よかったー」とホッとした表情。他の男性軍も同じような不安を抱いていたんでしょう。彼らのうらやましそうな視線に見送られて外へ出て行きます。
カメラマンはまだ経験3ヶ月の若い女性。彼女の緊張がかわいそうなくらいわかります。そのおかげで、実にたくさんの事を学びました。
出来てきた写真は200枚強ですが、実質45枚程度の違うポーズです。私が気に入ったショットは10枚程度でしょうか。木屋町、祇園近辺で着物を着て撮っていただく事。それが何よりの目的でしたから、期待通りの結果で満足です。
今一番人気の加加阿に立ち寄った時の写真です。つい先日朝日新聞に掲載されてましたね。ついでに幾つかお土産を購入しました。もっとたくさん買ってくればよかった~!と、後悔。
午後2時過ぎ、着物を脱ぎ捨てホテルへ一旦帰ります。そして、知恩院、平安神宮を通り過ぎ、哲学の道を通って銀閣寺へハイキング。実のところ、この散策が一番疲れたけど、一番良かったように思います。
とりわけ哲学の道では三脚を出して写真を撮っているセミプロの写真家と話をしたり、道沿いのお店のオーナーと歴史を話しこみ、お店の中の地下室まで見せてもらったりと、私達のペースが戻ってきた感じ。
西田幾太郎の碑、「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」。当然じゃ~と言いたいんですが、有名な哲学者のセリフだと石碑となるんですね。ばんちゃんは笑ってました。
おかげで銀閣寺にたどり着いた時はすでに閉館時間を過ぎていたので中に入れず。でも、充実していました。
観光客がいない舞妓さんの住む場所をちょっと覗いてみたりした後は、湯豆腐夕食で締めくくりです。
こうして京都の旅が終わり、翌朝、東京へ向かいました。
Flickr: Kyoto2015 の写真も良かったら見てください。