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京都2


今日のメインイベントは、ロケフォト。着物を着て写真を撮られる側になる体験です。夢館に朝9時の予約でした。

いやはや、ここでもてんやわんや状態。着物を選んで、メイクとヘア、そして着付け。すでに観光客で満杯なのに、京都近辺の大学の卒業式が拍車をかけます。ほとんどが10代、20代の若者だからその熱気たるや大変なものです。そう、私達がダントツで年寄りでしたが。そんなの気にしません。

面白い光景があちこちにあって、カメラを持っていないことが悔やまれました。若者はおもしろい。

2時間後、一階の待合室に下りていくと・・・ 着物を着た男性軍が手持ち無沙汰にボーっと座っています。ばんちゃんは私を見つけると救世主でも発見したような目で「よかったー」とホッとした表情。他の男性軍も同じような不安を抱いていたんでしょう。彼らのうらやましそうな視線に見送られて外へ出て行きます。

カメラマンはまだ経験3ヶ月の若い女性。彼女の緊張がかわいそうなくらいわかります。そのおかげで、実にたくさんの事を学びました。20150321-0085_original

出来てきた写真は200枚強ですが、実質45枚程度の違うポーズです。私が気に入ったショットは10枚程度でしょうか。木屋町、祇園近辺で着物を着て撮っていただく事。それが何よりの目的でしたから、期待通りの結果で満足です。

今一番人気の加加阿に立ち寄った時の写真です。つい先日朝日新聞に掲載されてましたね。ついでに幾つかお土産を購入しました。もっとたくさん買ってくればよかった~!と、後悔。20150321-0232_original

午後2時過ぎ、着物を脱ぎ捨てホテルへ一旦帰ります。そして、知恩院、平安神宮を通り過ぎ、哲学の道を通って銀閣寺へハイキング。実のところ、この散策が一番疲れたけど、一番良かったように思います。20150321-IMG_2307

とりわけ哲学の道では三脚を出して写真を撮っているセミプロの写真家と話をしたり、道沿いのお店のオーナーと歴史を話しこみ、お店の中の地下室まで見せてもらったりと、私達のペースが戻ってきた感じ。

西田幾太郎の碑、「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」。当然じゃ~と言いたいんですが、有名な哲学者のセリフだと石碑となるんですね。ばんちゃんは笑ってました。20150321-IMG_2303

この花はミツマタ。和紙の材料になります。20150321-IMG_2289

おかげで銀閣寺にたどり着いた時はすでに閉館時間を過ぎていたので中に入れず。でも、充実していました。20150321-IMG_2316

京都最後の夜は、再び祇園。20150321-IMG_2336

観光客がいない舞妓さんの住む場所をちょっと覗いてみたりした後は、湯豆腐夕食で締めくくりです。20150321-IMG_2341

こうして京都の旅が終わり、翌朝、東京へ向かいました。
Flickr: Kyoto2015 の写真も良かったら見てください。

京都1


熊野から戻り、再び京都へ。
八坂神社のとなりのサンライン京都祇園四条ホテルに3泊しました。泊まりたいホテルがすべて予約済みだったので第5希望ホテルでしたが、ぜんぜん悪くなかったです。夜の祇園を歩き回るのにも最適でした。20150319-IMG_1964

まずは夕日を見に産寧坂を通って清水寺へ散策に出ます。懐かしい風景です。昔訪れた美濃幸もそのまま。

20150319-IMG_1980日本3七味めぐりで訪れた七味屋もあいかわらずの盛況ぶり。記憶をたどりながら坂を上りますが、壮絶を極めるほどの人だかり。しかも、聞こえてくるのは殆どが中国語です。清水寺では修復工事がおこなわれていて、大きな覆いで経堂とか轟門が覆われているしで、残念。寺内放送もあって、日本語、英語、中国語、韓国語なんかでアナウンスがあるんですよ。え~?こんなんだったけ~?昔の記憶と照らし合わせてがっくりくることばかり。20150319-IMG_1966

帰りも二寧坂の混雑を見送り、石塀小路も右に見送りホテルに帰還。やれやれ。

夕食は満足なお食事ができていなかったばんちゃんのために、ホテルフロントのステキお姉さん達に相談します。あれこれと協議をした結果、祇園にある最近できたイタリアンスパニッシュのお店、RIGOLETTO Smoke grill & Bar に行くことにしました。20150319-IMG_1981知らなかったら絶対にわからない表のかまえ。祇園らしいです。ここでようやく食べられる食事にありつけてばんちゃんは満足、私も胸をなでおろしました。

20150319-IMG_1983翌日はタクシーで一日観光です。ただでさえ観光客でごった返している京都なのに、ミッシェルオバマまで来ていると聞いて「まいったー」でした。なるべく彼女が行かないような所を選びます。二条城を見た後すぐ嵐山方面へ向かいます。かの有名な吉兆を横目で見て、スルスルっとお寺をいくつも通り過ぎます。20150319-IMG_1986

竹林を歩いて、そして落柿舎へ。向井去来の住んでいた家です。その裏の方には彼のお墓があり、そのお墓を囲むようにして立てられた無数の俳句の碑。いいですねー。俳句人らしい雰囲気わびしい感じがいっぱいでした。20150319-IMG_2050

化野、この地は埋葬の地として古くから知られていました。無数の無縁仏を供養する為に石仏が立ち並んでいます。面白くないよとタクシードライバーに言われていたばんちゃんは、スキップされるところを私が行きたいと言ったので付いてきたんですが、入り口を入って想像外の光景に驚愕。20150319-IMG_2095

ドライバーの「見てもつまらないよ」は、桜や花のシーズンではないからだということが一日の終わりの頃になってわかりました。タクシーの中から外を見るだけの観光なんて私達は望んでませんからね。もう今年限りで引退するという年老いたドライバーさんだからしょうがないかーと、ばんちゃんと理解してあげました。20150319-IMG_2099

もう一つ書いておきたいことは、金閣寺。5回目の訪問となりました。金箔も張り替えられて美しい外観でした。ただ、今回本当の美しさに気がついてしまったんですね。しかも、ばんちゃんに先を越されてました。20150319-IMG_2180

太陽の光を受けて輝く外壁。目がくらむほどです。そんな外壁の反射を受けた部分、天井とか、普通は暗い部分が黄金色に輝いていたんです。反射された光はとても温かくいい色になるというのは、実は写真家なら知っていることでしょう。私も写真を撮り始めていたからこそ気付けたんだなと思いました。20150319-IMG_2178

拝観時間は5時までの京都の仏閣ですので、私達もここで時間切れとなりました。帰路の長かったこと。歩いた方が速いかな?と思えるほどの渋滞で、ホテルに着いた時はすでに夕食時。そのまま一気にシャブシャブ屋さん。そして、翌日のハイライト行事に備えてさっさとホテルに帰ったのでした。

東京から京都へ


どうやらインフルエンザ菌を日本か飛行機の中でもらってきたようで、この5日間ダウンしてました。なんとか立ち直ってきました。

さて、旅の続きです。時間を旅の始めに戻して・・・サンフランシスコ空港。

6時間も遅れて出発した飛行機は当然ですが、6時間遅れて成田に到着しました。遅れるなら、ドーンと6時間後に出発と言ってくれたらいいものを、30分毎にあと30分と言われていたので何もできず、その場にへばりついたまま。待つだけなのに、すでにヘトヘトの私達でした。

ついに出発。機内でのばんちゃんのコメント。
「フライトアテンダントの平均年齢、まずくない?40歳以上だね。きっと通常勤務の人が帰っちゃったから、臨時の控えの人ばかりなんだよ。」
「いや~、ユナイテッドは結構ユニオンが強いからみんな辞めないで働きつづけるでしょ。それがこの結果じゃない?」と私。

そして日本、夜10時過ぎの成田空港。レンタルの携帯屋さんも店じまい。仕方なくそのまま空港を後にメトロポリタン丸の内ホテルへと向かいます。20150316-IMG_1684部屋のドアを開けた時はすでに夜中。とりあえず寝て、とりあえず起きて、そのまま京都に出発したのでホテルの記憶はあまりありません。

携帯のレンタルも空港に行かないとないことが判明。携帯なしの生活・・・不便さをさんざん思い知らされる旅となりました。初っ端から予定がくるった旅。もう、ユナイテッドは絶対に使わないぞ~!やさしいANAのお姉さんがいい~!

新幹線のホーム。20150316-IMG_1686

疲れた体を引きずってきたものの、このホームに立つと突然ばんちゃんの顔が輝きます。ス~ッと入ってきたのぞみ号を見て、カメラ撮影の開始。一気にテンションがあがり、本格的な旅の始まりです。20150316-IMG_1696

私はもっぱら食べ物探し。20150316-IMG_1693

乗車してからも「のぞみん」の事、女性車掌さん、車内販売のお姉さんの事、などなど興奮しまくりです。私の方は、東海道新幹線限定の箱に入ったプリングルで興奮です。20150316-IMG_1699

そして、あっという間についてしまった京都。ホテルに荷物を預けてとりあえず伏見稲荷へ。20150316-IMG_1704

着物姿の若者が多いこと!流行なんですね。20150316-IMG_1705

観光客が多いのは毎度の事ですが、中国と韓国からのお客様が圧倒的で驚きました。20150316-IMG_1709

ここは朱色の鳥居が並ぶことで有名です。実は山の上の方まで続く鳥居の道を歩いたのは初めてでした。

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光の反射で朱色が映えます。きれいなトンネルを歩いているようです。20150316-IMG_1723

若いな~転ばないでね~と、ヒールの高いプラットフォームの靴を履いたお嬢さんに感心したり、20150316-IMG_1729

犬を散歩させているおじさんと話をしたり、楽しい一時でした。20150316-IMG_1745

さて、そこから私達は泉涌寺へと向かいます。私にとっても初めてのお寺です。20150317-IMG_1770

時間がなかったので仏殿と楊貴妃観音堂ぐらいしか拝観しませんでした。ここは駅から遠く15分ぐらい歩く場所にあるためか、観光客は私達ぐらいなもの。静寂の美しさです。20150317-IMG_1768

後から考えると、京都ではそれがどれほど貴重なことであることか想像もしていなかったことを付け加えておきましょう。そして、私のお気に入り、お掃除のおじさんの詰め所。生憎、丁度掃除が終わったばかりで、彼の掃除風景を撮ることはできませんでしたが、整然と並べられた掃除道具、いいでしょ?20150317-IMG_1765

新都ホテルに戻った私達はホテルのポーターが女性だということに感心、しかもみなさん美人で英語もそこそこできることにも感心。マッスルウーマンとばんちゃんは呼んでいましたが、キチンと訓練をうけていて気持ちのいい出会いでした。

これは、せんとくん。奈良県の観光マスコットキャラだそうです。平安遷都1300年を記念して作られたとか。いろいろ問題があったようですが、そのせんとくんがなぜこのホテルの玄関口に立っているのかは不明。20150317-IMG_1772

他の写真flickr: from Tokyo to Kyoto もぜひご覧ください。