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バスルームプライオリティー


リモデルするにあたって、何が大切なのか二人で絞り込んでいきました。
– 単に築43年物の更新
– 収納スペースの拡大
– 大きなバスタブ
これだけです。そして、バスタブに関しては最初っからコントラクターとの話し合いで却下。とにかくスペースの拡大余地があまりにもないこと。
また、レイアウトを変えるのも2階であることから、非常なコスト高になる割にはえるものが少ないという理由でボツ。
結局、そのままのレイアウトで物をアップグレードするという所に落ち着いたわけです。

色、デザイン、素材、すべてにおいて好みが違う私達がそれぞれ歩み寄るまで時間がかかりました。
サンプル写真を A, B, C, D 段階で分けていき、自分の好みもばんちゃんの好みもだんだんわかってきました。
シークなコンテンポラリーデザインに落ち着けてよかった。
シャワーのタイルの決定が、その他のデザイン決定に大きく影響したともいえます。シャワータイルの色とスタイルに合わせてキャビネットを変えて、色も変えて、シンクやシャワーヘッドも変えたんですから。
ということで、タイルさん、ご登場・・・!
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まだ工事中の段階でグラウトが入ってません。
下の写真はシャワーフロアのタイルです。このタイルが一気に汚れてしまった件は一昨日書きました。あぁ~~ ヒクヒク~
でも、昨日、今日と頑張って一枚ずつ磨いた結果、まあまあのレベルまで回復しました。やれやれ。

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このグレイのような茶色のような、ラベンダーのような微妙な色は何色なんでしょうか。それとこの白。気に入ってます。

その色と同じ色に壁の色も合わせました。暗くなってしまうのが心配だったので、壁一面しかグレイラベンダーは塗りませんでしたが、シークに決まりました。

洗礼の儀式


さあ、美しいキッチン。これからドンドン使ってあげましょう。

大枚はたいてリモデルしたんですものねー。
ということで、完成してからほどなく経ったある夜、思い立ってスパゲッティだ~!と、料理し始めました。

せっせと物の整頓してましたからね。調味料類もアルファベット順に並べたり、油類は油のコーナーへ収納したり。ただ、きっちり並べ過ぎたんでしょうか。油類は5-6本もあるし、ビネガー類も3-4本もあるの。だから、隙間なく並べざるをえなかったのね。

ガーリックを炒めるのにオリーブオイルが欲しかったんです。オイル瓶の群れの中から一本引き抜いて・・・っと。 ここからすべてが一瞬のうちに起こりました。背の高いバルザミックビネガーの鬢が倒れかかり、それを止めようとしたら他の瓶が倒れて、スローモーション映像のようにオリーブオイルとごま油が落下して、タイルの上ではじけて粉々に散らばりました。声も出せないうちに油の海がどんどん広がっていきます。

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この辺り一面、油の海となりました。

もう~!まっさらのトラバティーンタイルなのよー。まだ2日目よー!タイルのシーリングまだしてないんよー!うウェ~、ばんちゃんに殺されるかなー?

昔、まだ小学校1年か2年の頃。兄弟と応接間で遊んでいて、何かの拍子に応接セットの椅子の足がポキッと折れちゃったのね。丁度私が肘掛に座っていた時。兄弟は「シーらないよ、知らないよー!」なんて言っていて、もう私は泣きじゃくり。父に殺される。。。

ふと、そんな遠い記憶がよみがえりました。

かくして、キッチンの洗礼儀式は無事終了。
みなさん、タイルのシーリングはさっさとしておきましょう。いつ、何が起こるかわかりませんからね。

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コンクリートを入れる前、網がひかれました。

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コンクリートをひき終わったところ。

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タイルが隅から並べられていきます。

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タイル完了!

Rojo Alicante にこだわる


Rojo Alicante とは大理石の名前です。
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メダリオンの一番赤い色がそれです。
この赤い色で「玄関からキッチンまで、しつこくない程度にまとめてみよう!」というアイディアから始まりました。20141015-IMG_7733
写真で見たときはとても赤かったので、すごく心配してたんですね。だから、なるべくコントラストもデザインもおとなしくしました。
実際には、自然の石なのでぜんぜん派手じゃなくいい色にまとまったと思います。20141015-IMG_7757
ちなみに、タイルはPhiladelphia という名のついたtravertine です。

20141016-IMG_7834-2なーんて、サラッと説明してますけど、最初はぜんぜんタイルの種類もわからず、タイル屋でめげてました。そこへじゃじゃ~ん。KとBが助っ人として登場。あれがこーで、これはあーで・・・と説明してくれたおかげで、アプローチの入り口が見つかった思いでした。

ところで、このRojo Alicante,もう採掘されていないんです。だからスペインまで行かないと見つからないの~?なんて話していたら、タイル屋さんの努力の甲斐あって、テキサスで発見。なんと、タイル張りの3日前、ギリギリセーフで見つかったんでした。勿論、超特急の特別空輸便で配達され、大切に使われました。

ペンダントライトも Rojo にあわせたつもり。