あっという間にもう9月も半ばすぎ。なんやかんやと落ち着かず過ぎて行ったこの数週間。そんな中、私の日本語のクラスもスタートしています。いつものことながら、生徒さんたちはとても優秀で、私の方が学ぶことばかりです。
ところで、写真の中のフォルダー、「いろはにほへと・・・」と書いてありますよね。「あいうえお」が制定される前に使われていた、手習い歌。最近、生徒に教えたくてよくよく調べてみたんですが、そうだったの〜?!という発見がありました。
そもそもこれは75調の歌です。それで7、5が繰り返されるってこと、知ってました?だからなのね。区切る場所が違っていたから意味がわからなかった。。。漢字で書くと、
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日超えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
うひゃ〜、初めて知りました。詳しくはこのウェブサイト、面白いです。
さて本題。9月13日、2018年の何でもかんでも良いとされる日。縁起担ぎはしないんですが、今回はこの日を選び、オファーレターを出しました。そして、今だから公表できます。
じゃ、じゃ、ジャ〜ン、受理されました!さあ、さあ、さあ、これから何が起こるのか。
- オファーレターが受理されるまで:これは自分で時間設定できます。1日から3日ぐらいまでが相場のようです。私たちは3日間の猶予をあげました。でも、カウンターオファーが半日ぐらいで来まして、私たちも、それに対するカウンター、カウンターオファーを出して、受理されるまで2日間ほどかかりました。
- 保証金 Earnest Money Deposit:オファーレターを出す時に用意します。オファーが本当に真剣なものだという証です。勝手にキャンセルしたらお金が帰ってこなくなります。家の価格の1%ぐらいが相場だそうです。これがですね〜、今時どうなの?と思うんですが、昔ながらのチェックなんですね。お金の送信なんて銀行間で瞬時にできる時代なんですが、避けたいとのことです。なぜなら、このチェックはリアルターが受け取った後、エスクロー会社に渡されて完全に売買成立まで保管されるからです。エスクロー会社とは、第3者として売買が完了するまで中立を保つことのできる仲介役をする会社のことです。仕方なく、郵便局でCeritified Letter という、配達確認付きの手紙で送ったのがオファーを出す1週間前です。結局8日間もかかって届くという信じられない遅さとなりましたが、無事に届いてよかったです。この辺、遠距離からの購入には大変さが伴うという一例ですね。
- 家の不具合がないかどうか調査する Inspection:買う側のDue Diligence と呼ばれるもので、自分の責任で調査しなさいという事です。調査結果次第では購入キャンセルともなり、売る側も文句は言えないことになっています。9月いっぱいで完了予定です。
- お金を貸してくれる銀行が家の価値を見積もるAppraisal:Morgan Stanley からの融資を五ヶ月間だけ受けるので、彼らも保身のために家の価値を評価する調査をします。私としては、銀行に利子4%も払うのは嫌ですが、彼らも認める家という、2重の保証があるので安心かなと思います。10月半ばには完了しているはずです。
これらを経て正式な売買契約書手続きに入ります。予定では10月31日。ただ、何らかの不都合があってコンティンジェンシーを満たす事ができなかったら、交渉するか、契約破棄ということにもなります。まだまだ目が離せません。