Zion 国立公園の特徴は?
ちょっと答えに戸惑ってしまうんですが、
「ヨセミテ国立公園に似ているところがある」
が、私の答えです。それにもう少し付け加えると、ヨセミテの巨大な岩は花崗岩ですが、ザイオンはナバホサンドストーンと言われる赤い砂岩です。両者とも、浸食作用によって渓谷が形成されましたが、ヨセミテは雪渓により、ザイオンはNorthfork Vergin 川によって侵食されました。
フムフム、だんだんイメージが湧いてきましたね。で、これが西側の入り口入ってすぐにある、ビジターセンターの近くからの景色。
公園内にはザイオンロッジしか宿泊できる場所がないので、キャンプ生活をしない人は大抵、西口近くの公園外に宿をとります。また、園内はシャトルバスのみの移動になるのでビジターセンターに止めて、始発と終発の時刻チェックは必須です。また、Flash Flood (突然の激流)などを警戒するために、ビジターセンターのレンジャーと話をすることお勧めします。
加えて言うなら、「夜写真を撮りたい時はどうしたらいいの?」と思ったら、レンジャーに聞いてみることです。最終バスが7時ごろですから、当然園内に入れないわけです。また、当然宣伝もしていないので聞くしかないんです。で、10分ぐらいの雑談の後、特別許可証がもらえるんですねー。一晩限りです。チョビッと秘密にしておきましょうね。
さて、私たちは東口の外、30分ぐらい走ったところに宿をとったので、というか、夏休みを過ぎても宿が取れなかったので渋々とった宿に向かって公園内をスルッと通過します。いつものように、私の写真は80%が車の中からのショット。
だから、ISOをグッとあげて手ブレを防ぐしかないんですね。半分以上はロクでもない結果となるので半分は即捨てます。このショットはサイドビューミラーショットの中でもいい方です。
トンネルを抜けて西側の出口が近くなってきた頃、おやおや?車を止めて景色を撮っていたら路上に車が止まってるぞ。。。
うはっ、zionのシンボル的な存在のビッグホーンシープが路肩の上から見守っているではありませんか。初っ端からお出迎え?ウレシや。
このショット、実は遥か彼方から撮ってます。そろりそろりと歩いて行ったら、ぴょんぴょん〜っと崖の陰に消えていってしまいました。
ささ、私たちは先を急がなければいけません。まずは宿にチェックインしなければ。
夕食をとり、夜間入園許可証を持って再び戻ってこなければ。夜空の写真を撮るためです。
あたりは谷間で真っ暗。あいにく月が出てきて崖の斜面を照らし出す。何はともあれ闇の中で1、2、3、4、と数え始める。露出時間を計るためだ。
22秒数え終わりそうな頃、流れ星がすっーっと流れた。天の川は見えなかったけど、ビッグホーンに流れ星、初日から嬉しいお出迎え。