んなことできるわけないっしょ。想像の域をはるかに超えてますね~。
40億から6億年まえまでを先カンブリア時代と呼ぶようです。
まだ地球はマグマの海で覆われていた頃。それがやがて様々な過程を経て海になった頃。初めての生物が生息し始めた頃。
そして、花崗岩はそんな頃に生成されたんですね。
日本では御影石と呼ばれているこの石、アメリカのキッチンカウンタートップ用として根強く人気ナンバーワンに君臨しています。私達もトレンドと共に豪勢に2枚も。キャビネットの次に高い買い物となりました。このスラブにはNetuno Bordeuxという名前がついています。
工場で最終確認です。ああでもない、こうでもないと、カウンターのテンプレートを置き換えて、ベストフィットを探します。40億年前に作られた模様をどう料理しましょうか。
結局、こんな感じに落ち着きました。
カウンターの縁の模様もいろいろあるんですね。
突然聞かれても迷ってしまいます。
で、結局この一番面倒くさそうな模様を選びました。
さて、このカウンターに関しても、苦いエピソードがあります。
作業はものすごいスピードで進行して行ったんですが、カウンターに板をのせた時に、
「これでいい?」
と聞かれた記憶があります。当然いいよっていってしまったんですが、その質問の意図は、
「デザインとは違うけど、これでいい?」
という意味だったんですね。そんなのぜんぜん気にしなかった私。出来上がってからばんちゃんが
「このカウンターの幅、広過ぎない?なんか不自然じゃない?」とコメント。
それからスッタモンダです。もう一度やり直すにはどうしたらいいのか、やり直しには2000ドルかかる、などなど。
あ~も~、さすがの私もまいった~。
結局、2000ドル出してやり直す価値無しとみて、そのまま。
私としてはその方がよかったんですよ。
だって、広~いカウンター、きもちいい~。
まだまだたくさん残ってる花崗岩。
窓の桟にも使ってみました。いけますね。