母の羽織を解体して再認識したこと、着物は手縫いで仕立て上げられるということ。
だからでしょうか。こんなに長い年月の後も、しっとりと、しっかりと形を保っていられる理由。
シルクの糸もツルツルとしていて抜糸もラクラク。要所要所で縫い方も違っているんですね。今回、初めてこんなことをして、初めて知りました。和裁ってすごいんです。いくつものピースが複雑に交差、縫い合わされていて、こんな羽織ですら、芸術品。寄木のヒミツカラクリ箱を連想させてくれます。涙が出てきそうなほどの驚愕よ。母から少しでも和裁の心得を伝授してもら得ていればよかったと、後悔しきり。
さて、洗おうかどうしようか迷ってます。そういえば、着物を洗うときは解体するって聞いたけど、それもすごいですよね。いやはや、高価なわけです。昔はそれぞの家庭でそんな作業がされていたとか。どうりで昔の主婦は忙しかったわけです。
シルクの洗い方・・・このサイトを参考に、試してみましょうか。
今日のなーるほど: Meme
比較的新しい概念です。”文化を形成する上での伝達される基本ユニット” みたいな感じかな。どうやら定義の幅は大きいらしく、少々難しいです。昨日から一生懸命読んでいるんだけど、なかなか自分のものにならないの。でも、一応、こんな概念が 1976 年にドーキンス博士によって提唱されたことは覚えておいてもいいかな。以下、ウィキピディアの日本語版のページの引用。
ドーキンスは進化における自然選択(自然淘汰とも言う)の働きを説明するために、遺伝子以外にも存在しうる理論上の自己複製子の例としてミームを提案した。ドーキンスの視点によれば、自然選択に基づく進化が起きるためには、複製され、伝達(遺伝)される情報が必要である。またその情報はまれに変異を起こさなければならない。これは生物学的進化では遺伝子である。この複製、伝達、変異という三つの条件を満たしていれば遺伝子以外の何かであっても同様に「進化」するはずである。
この記事を見て思い出しました。私は自分の七五三のときの着物をアメリカで、洗濯機で洗って、台無しにしてしまったこと。さすがにデリケートサイクルでやったので生地は大丈夫でしたが、一緒に洗った何かから色が落ちて、クリーム色の地がオレンジに染まってしまいました。
それから、私はあなたに引き合わせたい人がいること。源氏物語絵巻西陣織でググルか、「山口伊太郎」さんをWIKIしてみてください。
その方の娘さん(といっても70歳台ですが)がアルマデンに住んでいます。彼女自身着物は縫えるし、なにしろ国宝級の西陣帯作家のお父様が作った帯を何本も持ってらっしゃいますよ。私は彼女の持つ帯を鑑賞させていただいたことがありますし、日本でお父様の作品展にも行きましたが、あなたも見たくない?それに彼女は編み物もすっごく上手よ。
山口伊太郎
ググッてみました。すごい方ですね。そんな方のお嬢様にお会いできる機会があるのなら、ぜひお願いします。今年も俄然面白くなってきましたね~!