Sedona から約3時間ほど北上すると、ナバホ族保留地のわずか外側に位置するPage という小さな町に着く。この町はアンテロープキャニオンで有名だ。Sedona 同様、観光客が世界中からやって来る。
ここでは2泊の予定だったので、溜まった汗まみれの服の洗濯をすることにした。
Marriott ホテルの洗濯室に入ると、すでにヨーロッパ人でいっぱいだった。
私がコイン入れに戸惑っていると、フランス語なまりの英語で横にいた人が説明してくれた。
それから話がはずみ、他の国の人たちも会話に加わる。
旅はこんな所が面白い。洗濯室でもいろいろな国の人と会話ができて、いろいろな発見があるんだね。
町は静かなのに、キャニオンの中は観光客でぎっしりだ。
しかも、キャニオンはガイドなしでは入れない。
そんなことを見越して、一日プランの写真家パッケージのガイドを選んでいた。
「朝9時に98号線のマイルマーカー302に来る事。」
これだけの指示をもらっていた。
そして、私たちは二つの疑問に突き当たる。
- 朝8時・・・Page はユタ州に限りなく近い。だから、時差の混乱が携帯にもGPSにも あった。
- マイルマーカー302・・・って、何?どこ?
地図に載ってないし、GPSだって探し出してくれない。
それまで知らなかったこの用語、どうやらすべてのハイウェイに1マイル毎に表記がされているらしい。
うひゃ、あった!
この写真は、集合場所だから大きいサインだけど、普通は小さい。
それぞれの州ごとに、西、もしくは南からマーカー表示がされているんだって。
ハイウェイの出口の番号も、実はこのマーカーと同じらしい。
へ~、なるほど、ザ、ワールド!(ふるい。。。)
ところで、時間になっても、ツアーオフィスには牛さんしかいませんでした・・・
パラパラと人が集まり始め、ガイドのジョッシュ君と3人で出発したのは1時間後。
彼は誰も行かないキャニオンに連れて行ってくれて、本当にラッキー。
有名な光線が入るキャニオンにたどり着いた時は、観光客でぎっしりで、写真どころじゃない。
ジョッシュ君に、また感謝。
静けさの中、私たちのシャッターを切る音だけが聞こえていた。
そこに彼のナバホフルートの音色が響いた。
雰囲気でますね~。
そういえば、尺八も試してみたことがあるって言ってたっけ。
キャニオン内の美しさに、ただ絶句したことは言うまでもない。