セスおじさんは、パワー満開の人だった。
その為に時折エネルギー補給をしなければいけない。
だから、その為の時間調整をしてみんなに宣言をする。
自分の限界を知って、それを周りの人にも知ってもらうのだ。
賢いやり方だ。これなら、突然彼がいなくなってもあまり心配しない。
そんなおじさんを訪ねて、アリゾナに飛んだ。
原因不明の難病にかかり、お試しとして半年間、一人で住み始めた。
ニュージャージーの家はそのまま残してある。乾燥した土地の方が彼の病気にはいいらしい。
彼の家に着いた時には、すでに七面鳥も感謝祭定番の料理も、全部準備されていた。
食事の前は興奮していて、写真を撮るのを忘れた。
だから、食後の残骸のイメージしかない。。。
話したいことがたくさんありすぎて、時間があっという間に過ぎていった。こんな感謝祭は過去にあったかな?
ありがとう、セスおじさん!
翌日、翌々日は近場の名所を少し見て回った。
4厘駆動のジープのレンタルに、ばんちゃんは大喜び。
Casa Grande 国立モニュメントは古代アメリカインディアンの遺跡の一つ。いつものごとく、パークレンジャーがたくさん説明してくれたが、一つのことを抜かして全部忘れた・・・
遺跡保護の為、1932 年に建物の上に屋根がかけられた。ただのシンプルな屋根なのだが、維持費がすごいらしい。前回のペンキ代だけで10万ドルもかかったんだって。へ~
遺跡とはいえ、例えば日本の遺跡と比べたら、断然近代のことで、アメリカの歴史の浅さに逆に驚かされる。
Saguaro 国立公園はサボテンで有名だ。
ばんちゃんが抱きしめているサボテンはSaguaroという。
手前にあるのはバレルサボテン。
今ならまだサボテンの名前を6つぐらい言えるぞ。
1週間後には消失してしまう記憶ですけどね~。
ここでもレンジャーがたくさん説明してくれた。
覚えていることは・・・ 怒られたこと。
写真を撮るのに夢中で、8人ぐらいのグループから遅れてしまい、グループを待たせてしまったからだ。
そうだ、Saguaroは鳥の巣にもなっているらしいよ。
コットン畑のコットンも、スタインベックのような話が書けそうな、ノスタルジックな風景だった。
というわけで、私達のプチ旅行は無事に終了したのでした。